この講座では、流量計測の応用編として蒸気流量の計測方法について実用的な情報を提供します。蒸気の流れと流量計測について、プロセスの蒸気として多く扱われている飽和蒸気を中心として湿り蒸気の流れ、ウオーターハンマー、飽和蒸気の流量計測などについて解説します。
特に、飽和蒸気を流量計測する上で注意すべきこととして、流れが2相流で、かつ高温流体なので、温度、圧力が変わると密度および流動状態が変化するので流量を正しく測定するためには、測定時に密度補正すること、また流動状態を安定にするために、蒸気中の凝縮水となった液相を除去する必要があります。
なお、この講座では参考として動画を活用して、ボイラー内部の様子や配管内の蒸気の流動状態によって、どのように流量計測に影響を受けるかを理解していただきます。
本講座では、
(1) 蒸気の基礎知識
(2) 蒸気の流れと流量計測する上で考慮すべきこと
(3) 蒸気用流量計の種類と使用方法
(4) 関連するエンジニアリング事項、およびアプリケーション事例
(5) 演習問題と解答
などを解説します。
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サンプル動画
講師:
大木眞一 (流量計コンサルタント・元横河電機株式会社)
DVD85分+テキスト
※テキストの追加販売(1部3,300円)もいたします。
お問合せください。
netsale@nikko-pb.co.jp
※ご注意:windows10以降のPCで再生する場合、再生ソフトが必要な場合がございます。
◆ 講義目次
1. 蒸気とは?
・蒸気流量計測の目的
・蒸気の種類
・蒸気流量に関わる単位
・飽和蒸気と過熱蒸気
・蒸気表
2. 蒸気の流れと流量計測
・湿り蒸気の流れ
・ウォーターハンマー
・飽和蒸気の流量計測
・蒸気流量計測のポイント
3. 蒸気用の流量計、計測方法
・蒸気用流量計の種類と特長
・差圧式 オリフィス
・渦式
・差圧式 Vコーン他
・タービン式
・超音波式
・面積式
4. 流量計の設置方法
・流量計の設置方法
・蒸気流量の演算方法
・配管設計例、ドレンの除去他
5. 演習問題と回答(付録)
■講師略歴
大木眞一(おおき しんいち)
日本工業大学、特別研究員
日本工業出版 月刊「計測技術」誌 企画委員
元横河電機㈱ 流量計の技術開発、流量設備設計・計画、および製品企画業務に携わる
日本機械学会・計測自動制御学会 正会員
主な著書類
渦流量計の創造 共著 2015 日本工業出版
計装メーカが書いたフィールド機器・虎の巻 共著 2001工業技術社
渦による変動揚力を利用した質量流量計 共著 計測自動制御学会論文集 Vol.22, No.11
応力による渦の検出方法とその特性解析 共著 計測自動制御学会論文集 Vol.21, No.10
渦式質量流量計 共著 横河技報 Vol.38, No.4
新型渦流量計 YEWFLO STYLE D 共著 横河技報 Vol.34, No.1
コリオリ式質量流量計ROTAMASSの特長 計測技術2014.11
コリオリ式質量流量計ROTAMASSの特長と化学プラントでのアプリケーション事例 計装 2012.5
渦流量計の規格、アプリケーションに関するトピックス 配管技術 2008
Q&Aで学ぶ渦流量計 原理から使用上の注意点まで 計装増刊 2002
ほか多数
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