地中熱を中心とした再生可能エネルギー熱の動向

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地中熱を中心とした再生可能エネルギー熱の動向

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建築設備と配管工事 2025年2月増刊号
日本では現在、地中熱等の再生可能エネルギー熱利用が各所で積極的に行われています。2050年カーボンニュートラルに向けて民生部門の電力消費に伴うCO2排出実質ゼロを実現する地域を脱炭素先行地域とし地中熱等の熱利用が採用され、また、並行して中小規模の建物や多様性のある施設等の地中熱等の導入も進んでいます。このような地中熱を中心とした再生可能エネルギー熱の動向や導入事例を紹介いたします。

B5判 本文110ページ
2025.2.10

◆目次◆

■特集:地中熱を中心とした再生可能エネルギー熱の動向
○【巻頭言】地中熱を中心とした再生可能エネルギー熱の動向 特集第2弾にあたって/東北文化学園大学(元・福島大学) 赤井仁志

巻頭言として、まず特集第2弾の経緯と過去の本誌での特集号の概要を記した。また、ヒートアイランド現象とゲリラ豪雨対策としての地中熱の有効性を解説した。全体構成とバランスの関係で、本号で取り上げられなかった学協会と企業の地中熱事始めを書いた。最後に文部科学省著作教科書『設備計画』に触れた。

○地中熱利用促進協会20年間の活動/(特非)地中熱利用促進協会 赤木誠司
20周年を迎えた当協会では、これまで様々な活動を行ってきた。当初はシンポジウムや展示会出展など認知度向上の活動が中心であったが、普及が進むにつれて技術者の育成や技術基準の整備など、地中熱導入に向けた環境整備にも力を入れている。20年間にわたる協会の普及促進活動について紹介する。

○土と基礎の建設コンサルタントからエコ企業への歩み/ミサワ環境技術㈱ 森山和馬
当社は地中熱事業への取り組みを始めてから35年近くが経過する。広島県北部に拠点を持ち、主に土木に関する地質調査・土質試験を生業としていた当社が、なぜ地中熱事業を始め、これまで事業を継続してこれたのか、もう一度原点に立ち戻り、思い起こしてみたい。

○北の大地での次世代エネルギーを探して/㈱日伸テクノ 柴田和夫
異業種の世界から興味を持ってチャレンジしていくと、そこには深く面白い新しい世界が広がっていた。既得の概念に囚われず、日常の視点を変えてみると身近なところに次世代のエネルギーがあり、これは地球の環境問題を解決する手立てになるかもしれない。

○再生可能エネルギー熱とヒートポンプ
省エネルギー・ヒートポンプの歴史と再生可能エネルギー熱を補完するヒートポンプ/ゼネラルヒートポンプ工業㈱ 柴芳郎

日本のエネルギー自給率の低さや地球温暖化の問題の解決方法として再生可能エネルギーの活用や省エネルギーが期待されているが、それらを実現するためにはヒートポンプは必要な技術である。本稿では歴史的背景と主要な再エネ熱とヒートポンプとの関連について概説する。

○「デンマークの再エネ熱による農山村部での地域熱供給」現状と将来展望/(特非)環境エネルギー政策研究所 田島誠
デンマークは長い歴史を持つ地域熱供給で世界をリードしており、地域所有モデルと太陽熱供給や季節間蓄熱の技術革新によってエネルギー効率向上と持続可能性を向上している。日本も技術的・制度的な課題を克服して未来の課題に挑戦することが期待される。

○再生可能エネルギー先駆けの地“ふくしま”での再エネ熱の取り組み
地中熱利用を中心とした県内の取り組みと支援制度/福島県 商工労働部 佐藤照智

福島県では再生可能エネルギー先駆けの地の実現と2050年カーボンニュートラルの実現を目指し、関係機関と連携しながら各施策に基づく取り組みを進めている。地中熱利用を中心に、当県で展開されている再エネ熱に関する取り組みについて、支援制度等を含めて紹介する。

○地中熱利用の普及に係る青森県の取り組み/青森県 環境エネルギー部 櫻庭賢一
積雪寒冷地の本県では、冬期間の暖房や融雪等への熱需要がとりわけ高く、早くから地中熱の重要性に着目してきた。本稿では、地中熱の利用拡大及び普及促進を目的として、人材育成など県がこれまで実施してきた独自の様々な取り組み事例について紹介する。

○カーボンニュートラルの実現に向けた取り組み
カーボンニュートラル実現に向けた佐賀県の考え方や取り組み内容の紹介/佐賀県 産業労働部 大野伸寛

カーボンニュートラル実現のために必要な取り組みの 考え方や、ダックカーブの発生を前提とした取り組みの重要性を指摘し、ダックカーブ対策として地中熱など低位熱導入の重要性が高まるとの考えを示した上で、カーボンニュートラル実現に向けた佐賀県の取り組みを紹介する。

○太陽熱利用の現状と今後の展開/(一社)ソーラーシステム振興協会 原人志
太陽熱利用における現状と今後の課題について述べる。国内外における販売状況の推移、改正省エネ法における太陽熱の役割、さらにはWEBプログラムを用いた他の省エネ機器との比較について説明する。また、狭小地住宅における太陽熱利用機器とPVとの役割分担の可能性についても検討する。

○温泉熱利用の現状と将来展望/㈱総合設備コンサルタント 三毛正仁
温泉熱は、大きなポテンシャルを有している再エネ熱の一つである。しかし、利用技術や導入効果等の理解が進んでおらず、普及が遅れている。本報ではこの温泉熱について、利用方法や個別検討事例、将来展望として温泉地における面的な活用可能性を紹介する。

○今後のバイオマス利用の方向性
地中熱等他の再エネ熱とのすみ分けと組み合わせ/(特非)バイオマス産業社会ネットワーク 泊みゆき

さまざまな用途に使えるバイオマスだが、持続可能な利用可能量には限りがある。地中熱など他の再生可能エネルーとすみ分けしつつ、今後バイオマスは、産業用熱など他の再生可能エネルギーで供給が困難な用途に振り向けていくことが望ましいと考えられる。

○再生可能エネルギー(地中熱)対応小型分散型水熱源ヒートポンプシステム
地中熱を利用可能にした小型分散型水熱源ヒートポンプシステムの開発と省エネルギーの検証/日本ピーマック㈱ 三角一生

再生エネルギーの利用(地中熱・井水・下水)を可能にするため、水熱源ヒートポンプの運転可能範囲を拡大し、省エネルギー及びCO2排出量を抑制する機器の開発と検証を実施した結果である。

○塚田電気工事社屋の地中熱を伴うZEB社屋/㈱北洲 佐藤琢彦
地中熱は、空調だけでなく冬季の融雪にも効果的に活用できる、持続可能なエネルギーソリューションである。本稿では塚田電気工事社屋が採用した地中熱技術やZEBのメリット、そして環境へもたらす効果について深掘りし、これからの建築の未来を考察する。

○島根電機新棟の環境デザインと地中熱利用/㈲環境設備計画 児玉一哉
島根県大田市の島根電機㈱新棟建設で地域特性や周辺環境から得られるエネルギーを活かした環境・設備計画の事例を紹介する。デシカント外調機の再生側に工場で使用するコンプレッサー排熱の利用や地中熱を有効利用した空調システムの実例となっている。

○地中熱利用空調システムにおける新型熱交換パイプの開発
小径削孔に対応する新型熱交換パイプ「扁平U-ポリパイ」/㈱イノアック住環境 小野雅敏

地中熱利用空調システムは海外に比べてまだ国内の普及率は低いが、その課題の一つである初期導入コストの低減対策として、熱交換器の設置方法や熱交換性の向上などを目的とした開発を進めてきた。この熱交換器の最新の情報を紹介する。

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