誰もが知りたがる 風の噺(はなし) シリーズ3

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ISBN978-4-8190-3110-3

誰もが知りたがる 風の噺(はなし) シリーズ3

販売価格/
1,980 円(税込)

~建物の風圧解剖図鑑~


建築構造、風工学を専門とし、45年の長きに渡り大学で教鞭をとった著者が、Web上で”風にかかわる話”を「夏期講座」と銘打って開設し、その講座を3部作にまとめた完結編です。第三部は、建物に作用する風圧や風力に特化させております。中身は、第1章は風圧係数や風力係数を導き出した技術の歴史的背景、第2章は風圧係数や風力係数を読み解く鍵としての意味と使い道、第3章は風圧係数と風力係数に影響する因子などの基礎知識、第4章は屋根の形や平面の形にかかわる多彩な建築形状の違いによる風圧係数分布と特性、第5章は複数の建物配置が及ぼす風圧係数分布への影響、第6章はスタジアム屋根や開閉式ドームなど特殊建物の作用風圧、そして第7章は仮設建築など多岐にわたる内容です。最後に、APPENDIXとして本文では掲載できない容量の風圧係数分布の風洞実験例を掲載するという、情報満載の、まさに「建物の風圧解剖図鑑」です。建築家を問わず、建物と風圧の係わりに興味を持たれた方々にも読み疲れのないように極力数式を省いた読み物です。

丸田 榮藏 著

B5判 本文266ページ
2019.4.3

◆目次◆
はじめに

1章.風圧と戦ってきた歴史

1.1 偉人たちの足跡を探る
1.2 自分の足跡
1.3 風洞の進化と共に半世紀
1.4 測定技術の変わり様
1.5 最新の風圧測定法

2章.風力係数と風圧係数を読み解く鍵
2.1 本性を探る
2.1.1 風力係数の定義
2.1.2 風圧係数の定義
2.2 使われ方

3章.基礎知識-空気力学との繋がり
3.1 相似πナンバーを探る
3.1.1 空気流れに関する古典的相似πナンバー
3.1.2 乱流理論による相似πナンバー
3.1.3 乱流境界層を形成するπナンバー
3.1.4 相似πナンバーのまとめ
3.1.5 相似性の検証
3.2 はく離と再付着
3.2.1 はく離
3.2.2 物体に作用する風圧
3.2.3 再付着
3.3 乱れの仕業
3.4 凹凸の働き

4章.屋根の容姿(かたち)と風圧分布
4.1 陸屋根(Flat Roof)
4.1.1 長方形平面(Rectangular)
4.1.1.1 建物高さ変化による影響
4.1.1.2 建物幅変化による影響
4.1.1.3 建物奥行き変化による影響
4.1.1.4 風向変化による影響
4.1.2 異形平面(Irregular plan)
4.1.2.1 O型平面の建物
4.1.2.2 L・V・Y・X型平面の建物
4.1.2.3 C・H型平面の建物
4.1.3 楔(くさび)形平面(Wedge plan)
4.2 片流れ屋根(Monopitch Roof)
4.3 切妻屋根(Duopitch Roof)
4.4 寄棟屋根(Hipped Roof)
4.5 入母屋(Halfhipped Roof)
4.6 谷型屋根(Troughed Duopitch Roof)
4.6.1 バタフライ屋根(Butterfly Roof)
4.6.2 のこぎり屋根(Sawtooth Roof)
4.7 円弧屋根(Arched Roof)
4.8 ドーム屋根(Domed Roof)
4.9 軒の影響(Effect of Eave)

5章.相互作用と風圧分布
5.1 影と日向の効能
5.2 平行配置(Parallel Arrangement)
5.2.1 離れ離れの影響
5.2.2 すれ違いの影響
5.3 垂直配置(Perpendicular Arrangement)
5.4 傾斜配置(Inclination Arrangement)
5.5 戸建て住宅の複数配列(Malty Arrangement of Dwelling House)
5.5.1 2棟のズレ配置の影響
5.5.2 風上2棟のスリット変化による影響
5.5.3 群配列による影響

6章.大スパン構造
6.1 大スパンという相手
6.2 スタジアム屋根(Stadium Roof)
6.3 開閉式ドーム屋根
6.4 開放型アトリューム
6.5 空気膜ドーム(Pneumatic Dome;Air Dome)

7章.網状構造物
7.1 ネットとフェンス(Net and Fence)
7.2 仮設足場(Temporary Scaffolding)

APPENDIX~風圧係数分布図~
1~9  長方形平面の外圧分布15―風向変化による影響
10~15 特殊平面の外圧分布―風向変化による影響
16~19 片流れ屋根の外圧分布―屋根勾配と風向変化による影響
20~22 切妻屋根の外圧分布――屋根勾配と風向変化による影響
23~24 寄棟屋根の外圧分布(曲家平面:屋根勾配18.9°)-風向変化による影響
25~27 バタフライ屋根の外圧分布―屋根勾配と風向変化による影響
28~29 鋸屋根の外圧分布―屋根形状と屋根勾配変化による影響
30~33 アーチ屋根の外圧分布―ライズと平面形状変化による影響
34    球形ドーム屋根の外圧分布―ライズと軒高さ変化による影響
35    平行配置の影効果―風向変化による影響
36~38 戸建て住宅群配置の影効果―配置方法による影響

あとがき

参考文献

著者紹介


著者紹介
丸田 榮藏(まるた えいぞう)
◆ 出身地 石川県七尾市 千葉県佐倉市在住
◆ 1968年 日本大学理工学部建築学科 卒業
  1990年~ 2014年 日本大学生産工学部教授
◆ 専門 風工学・建築構造、ビル風の予測対策、建物壁面の作用風圧評価、建築構造物の耐風設計並びに風災害など
◆ 主な著書
「わかる建築学4 建築構造力学(学芸出版社, 2009 年)」、
「わかる建築学5 建築構法(学芸出版社, 2011 年)」など

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