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■特集:SICE 産業応用部門2025-2026
○動的ペネトレーションテスト
/慶應義塾大学 甲斐賢
OT/ITハイブリッド環境の構成だけを切り替え、同一攻撃を反復する動的ペネトレーションテストを示す。攻撃・状態ログから抵抗力と復旧力を算出し、フラット構成と分離構成の差から、ネットワーク分離の効果と限界を定量評価した。
○OTにおけるサイバーレジリエンスのベストプラクティス
/キャップジェミニ㈱ 藤原政浩
DXによりITと接続されたOTシステムへのサイバー脅威が増大している。本稿ではCRA要求事項とIEC 62443を活用したOT製品開発のリスクベースアプローチを解説する。
○制御システムへのAPN適用検証
/㈱東芝 田代太一・植松千喜
/NTT㈱ 村上祐介・鈴木光輝
産業向け制御システムにおいて、運用保守のリモート化やアセットライト化が求められている。これらの要求に応えるため、PLCの演算機能をクラウドに配置し、現場機器を遠隔からリアルタイム制御するクラウド型制御システムを開発している。インターネット経由の遠隔制御では通信遅延やセキュリティリスクが課題となる。そこで、クラウド型制御システムで開発したセキュアな通信方式を光APN技術であるIOWN® に適用し、遅延性能の検証を実施した結果を紹介する。
○AIにおける安全とセキュリティ
/三菱電機㈱ 神余浩夫
AIのフィジカル空間への適用拡大に伴い、性能だけでなく包括的な「信頼性」の確保が重要となっている。本稿では、AIの信頼性に関する国際標準化動向や各国の法規制をはじめ、機能安全・セキュリティとの関係性、さらにAIロボットの安全実証ガイドについて紹介する。
○化学産業系デジタルツイン
/㈱レゾナック 峰村今朝明
Industrie4.0に代表されるように、工場設備やエンジニアリングチェーンといった製品の創出フェーズが繋がるようになってきている。デジタルツインとして、“トータルシステム”として考える方向に進んでいる。本稿では、化学産業系デジタルツインについて、エンジニアリングチェーンを中心として、ISO標準化との対応、化学産業系の自律実験について紹介する。
■特集:広がる『粘度計測』の最前線①
○超音波を用いた非接触局所粘度イメージング
/千葉大学 吉田憲司・平田慎之介・山口匡
/富山大学 大村眞朗
マイクロバブルを粘度評価用プローブとして利用し、音響放射力による移動から周囲液体の粘度を推定する手法を開発した。本稿では、評価法の基本原理、超音波送受信条件の設計指針、応用例としての血液粘度イメージング、適用限界について解説する。
○広がる音叉振動式粘度計の可能性
/㈱エー・アンド・デイ 仲本拓
近年、粘度計測は品質管理や工程管理に加え、研究開発を支援する評価技術として活用範囲を広げている。本稿では、音叉振動式粘度計の技術的特長と応用事例を紹介し、粘度計測が新たな製品価値や研究開発成果の創出に果たす役割について述べる。
○粘度と粘弾性の複合測定技術
/㈱大菜技研 菜嶋健司
粘度測定の発展形として、弾性的な性質を併せ持つ複雑な性質の試料特性を明らかにする、新たな複合粘度測定技術を紹介する。流動による弾性率の変化が分かることで、粘度・レオロジー評価の可能性が広がる。
○球回転型EMS粘度計の展開
/京都電子工業㈱ 保田正範
球回転型EMS粘度計は、導電性球状プローブを電磁誘導で非接触駆動し、密閉・使い捨てセルを用いて微量サンプルを高精度に評価可能な技術である。本稿では、EMS-1000Sを例に原理と応用を解説する。
■製品と技術
○気象レーダー観測による局地的大雨・降雹の予測技術と事例解析
/㈱東芝 古田哲朗・塩川教次・青木朝海・和田卓久・小澤優太
気象レーダー観測とAI解析を活用した現況降雨量、降雨予測、降雹予測サービスの技術を概説し、局地的大雨及び降雹事例への適用結果を示す。強雨域や降雹領域の面的把握が可能であり、防災減災と社会インフラ運用の意思決定支援に有効である。
■連載
○ガスセンサを学ぶ 第11回
/千葉大学 椎名達雄
ラマンライダー、レイリーライダーによる大気計測の原理と計測の実際について解説する。黄砂や大気汚染物質の越境をライダーネットワークや衛星ライダーによって継続的に観測している状況について述べる。
○マスフロー千夜一夜物語 第121回
/(一社)セーフテクノロジー 黒田誠
「質量流量計」に分類される熱式流量センサーを積むマスフローコントローラーの応答性能に関して、それを構成する“アクチュエーター”、“流量センサー”、“調整計”に分類して再度解説を行い、その特異な性格を浮き彫りにする。
■コラム 第124回 次世代地熱発電技術に注目
/東京大学名誉教授 山﨑弘郎
■製品ガイド
○面積流量計
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