画像ラボ 2026年10月号

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画像ラボ 2026年10月号

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■解説
〔外観検査〕〔認識・検出〕
○ドローン計測による建物外壁のひび割れ検出のための画像処理技術の開発
/広島大学 三浦弘之
ドローン計測によるRC造建物外壁に対するひび割れ検出のための画像処理技術を開発した。幅0.1mm程度のひび割れを検出するための計測条件および起伏のある外壁材に適用可能な手法を提案し、実建物に対する適用性を検証した。

〔自動車〕〔認識・検出〕
○視覚的注意に着目した運転者の認知的注意散漫検出
/静岡大学 鎌田拓・田代知範・大橋剛介
近年、交通安全性を向上させる手法として、注意散漫検出システムが注目されている。中でも、認知的注意散漫は外見上の変化が小さいため検出が困難である。本稿では、運転者の注視領域に着目した認知的注意散漫の検出手法を紹介する。

〔鉄道〕〔認識・検出〕
○新幹線土木構造物の凍害変状抽出と連続画像取得に関する研究開発
/東日本旅客鉄道㈱ 草開俊介・栗林健一・中村大輔・佐藤保大
新幹線土木構造物の効率的な変状把握に向け、凍害変状を抽出する画像認識用のAIモデルと新幹線専用の連続画像撮影機器を開発した。両手法により変状抽出の自動化と画像取得の効率化は実現でき、検査省力化に対する有効性を示した。

〔インフラ整備〕〔認識・検出〕
○コンクリート中の弾性波伝搬の可視化と音速分布の画像化
/愛媛大学 中畑和之
レーザを試験体表面に照射し、超音波探触子等で受信することで、コンクリート中の弾性波伝搬を可視化する。この可視化データを解析して見かけの波動速度を画像化し、内部状態評価に向けた基礎的検討を紹介する。

〔メディカル(診断支援)〕〔認識・検出〕
○う蝕検知のための画像認識
/九州情報大学 荒平高章・坂本裕亮
本稿では、口腔内画像におけるう蝕領域の自動検出を目的として、物体検出モデルを用いた検出手法を提案した。

〔AI開発〕〔認識・検出〕
○深層学習を用いた画像認識による魚類の判別
/長崎総合科学大学 田中雅晴・山下武流
漁業の現場では水揚げされた魚の選別作業の自動化が求められている。そこで本研究では、画像認識による自動選別の実用化をめざして深層学習を用いた魚種の画像分類の基礎的な実験を行う。

〔生活支援〕〔ディスプレイ〕
○OLEDディスプレイの寿命に関わる評価技術と実際の検証結果
/シャープディスプレイテクノロジー㈱ 水崎真伸
OLED (Organic Light Emitting Diode) ディスプレイはスマートフォンやテレビ用途に加え、ノートPC、タブレット、車載、さらにAR/VR (Augmented/Virtual Reality) 用途に向け開発が加速している。これら幅広い用途で活用されるため、今後さらなる長寿命化が必要である。本稿では、青色OLED素子の駆動寿命に影響するキャリア挙動評価例を紹介する。

〔スポーツ〕〔画像処理〕
○映像解析によるバレーボールレシーブのパフォーマンス自動評価手法
/愛知工業大学 澤野弘明・森富稀
本稿では、ビデオ解析と機械学習を用いたバレーボールのレシーブ動作自動評価手法を紹介する。コート検出やボール追跡によるプレー判別と、セッターの位置特定を組み合わせることで、レシーブの評価を自動判定する。


■特集1:溶接の品質向上を実現する画像技術・カメラシステム②
○溶接モニタリングシステム
/川田工業㈱ 石川達也・津山忠久
/川田テクノロジーズ㈱ 北川悟・林篤史・岡本勇也
本システムは、溶接士が「遮光ガラス越しに見る明暗に近い視野」を独自の画像合成技術で再現し、リアルタイムで共有できる。共有される熟練溶接士の「視野」と「溶接中データ」によって、溶接訓練・実習の教育効果と安全性を飛躍的に向上させるソリューションとなっている。

○画像処理による溶接スパッタの可視化・評価システムの開発
/日本酸素㈱ 松田俊大・和田勝則
当社が開発したスパッタ計数システム 「サンアーク スパッタカウンター」にサイズ分類機能を追加した。ワークに付着しやすい大径スパッタに着目し、サイズ別発生数および平均サイズを表示することで、スパッタ発生傾向や生産性への影響を評価できるシステムへ進化した。


■特集2:物流の自動化・省人化に貢献する画像&ロボット技術②
○ロボットピッキングを“使えるシステム”にするための設計論
/ヤマハ発動機㈱ 駒池国宗・齊藤嵩
ロボットピッキングは把持成功率だけでなく、誤品・誤数といった品質、さらにストッカ連携や人との役割分担を含めた全体設計が重要である。本稿では、現場で“使える”システムを実現するための指針と課題を整理する。

○高機能より「現場で使いやすい3Dビジョン」という選択
/㈱YOODS 原田寛
本稿では、当社が開発した3Dデバレタイジングシステムを取り上げ、AI (2D画像認識) と3D点群処理を組み合わせた認識手法、現場での運用を意識したGUI設計、そしてビジョンが苦手な光沢・黒色ワークへの対応技術について紹介する。


■シリーズ
○人類が初めて手にする、先進の照射光で、定量的な微分イメージングを実現する⑦
/マシンビジョンライティング㈱ 増村茂樹
本シリーズの7回目では、全ての撮像技術の基(もとい)となるV-ISA Methodの基礎の4回目として、立体角要素に関して更に解説を加え、その定量性が画像情報としてのベースを支えていることを解説する。

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