計測技術 2026年9月号

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計測技術 2026年9月号

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■特集:老朽化設備の延命化に関わるモニタリング技術
○老朽化設備におけるON-OFF弁スマート化技術と運用変革
/アズビル㈱ 山﨑史明
老朽化設備のON-OFF弁を対象に、後付け可能なスマート化技術による不調検知手法を紹介する。化学プラントでの適用事例を通じて、予兆保全の実現と運用変革への有効性を示す。

○老朽化設備の延命化を支える計測・診断・モニタリング技術
/エンドレスハウザー ジャパン㈱ 柳澤時彦
国内プラントの老朽化や人員不足を背景に、計測機器の診断情報を活用した状態基準保全により、劣化兆候の早期把握、保全最適化、作業標準化、履歴管理を支援する考え方を示す。

○回転機の予兆監視技術
/横河電機㈱ 杉崎隆之
老朽化設備の延命を目的に、4ch無線振動センサによる多点同時監視技術を提案する。本技術によりベアリング異常の早期検知と故障要因の特定に加え、従来設置が困難であった箇所を含めた監視対象の拡張が可能となり、設備故障の未然防止、および保全効率の向上に寄与する。


■解説
○作業負担の原因を正しく捉える計測技術
/法政大学 山田泰之
大規模プラントや工場に残る手作業の負担について、設備・工具・作業者・運用の関係から原因を捉え直す。属性や導入技術への先入観を排し、計測に基づいて工具改良、人員配置、DX、ロボット化を適切に選択する人間中心の改善のあり方を論じる。

○振動センサの動的校正とその計測技術
/(国研)産業技術総合研究所 穀山渉
振動センサの計測信頼性確保には、周波数応答に基づく動的校正が必要となる。本稿では、振動センサ校正の考え方や技術的ポイントを解説する。さらに、産総研が開発・運用している振動加速度標準と、広帯域地震計の校正や微小振動校正などの最近の研究成果について紹介する。

○次世代通信・レーダーセンシングを支えるミリ波〜テラヘルツ波吸収材料
/東京大学 生井飛鳥・大越慎一・吉清まりえ
ミリ波からテラヘルツ波領域の電磁波は、自動車レーダー、Beyond 5G/6G無線通信、非接触センシング、セキュリティ、天文観測などの次世代技術を支える基盤である。一方で、これらの高周波電磁波を有効に活用するためには、不要反射、ノイズ、クロストーク、情報漏洩、電磁干渉を抑制する吸収体材料の開発が重要である。特に、デバイスの小型化・軽量化・屋外利用を考えると、薄膜化、広帯域化、耐環境性、低コスト化を同時に満たす材料設計が求められる。本稿では、筆者らが近年開発したミリ波〜テラヘルツ波吸収体を紹介する。

○地熱二相流量計測システム
/富士電機㈱ 武田直希・山田茂登
当社は、地熱発電における生産井ごとの二相流流量の連続計測に向けて、複数センサを組み合わせた二相流量計測システムを開発した。従来は困難であった二相流流量のリアルタイム監視が実現し、実証試験にて長期トレンド監視に対する当システムの有効性を紹介する。


■連載
○ガスセンサを学ぶ 第9回
/千葉大学 椎名達雄
噴煙中のSO2柱密度、ないしNOxやSOx、O3などの大気汚染物質の柱密度の測定原理としてDOAS法(Differential Optical Absorption Spectroscopy:差分光吸収分光法)について、その歴史と手法、応用を述べる。

○マスフロー千夜一夜物語 第120回
/(一社)セーフテクノロジー 黒田誠
流体を測定する重要なツールである流量計。その中でも「質量流量計」に分類される熱式流量計であるマスフローメータ(MFM)、マスフローコントローラ(MFC)に生じた不思議な不具合とそれに直面した“マスフロー探偵”の筆者の対応を解説する。


■コラム
○東京は大火に二度襲われた 第122回
/東京大学名誉教授 山﨑弘郎


■製品ガイド
○電力量計/電力計
Grinding Technology Japan 2027 先進パワー半導体ウエハ加工技術展2027
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