建築設備と配管工事 2026年9月号

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K2609

建築設備と配管工事 2026年9月号

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■特集:大阪・関西万博の脱炭素・環境配慮技術と今後 
○大阪・関西万博の帯水層蓄熱による省エネルギーと人工排熱削減効果
/大阪公立大学 小林陽一・中尾正喜・鍋島美奈子
帯水層蓄熱システムは省エネルギーと人工排熱削減を狙って万博に導入された。本稿では、設備構築前のシミュレーションによる効果の目論見を紹介する。さらに、設備構築後の冬期の地中を冷却する運用実績と、万博開催期間の省エネ効果と人工排熱低減効果を紹介する。

○スペイン館の設備設計
/㈱フランク・ラ・リヴィエレ・アーキテクツ一級建築士事務所 Frank la Rivière
/㈱森村設計 袖川政憲
過去の万博を含めて日本の政府系や企業および企業グループ館などが紹介されることが多く、外国パビリオンを取り上げる機会は少なかった。ここでは外国パビリオンでの設計体制や設計期間、設計時に留意したポイントを含めて設備設計の実態を紹介する。

○e–メタン製造(メタネーション)実証設備
/大阪ガス㈱ 横山晃太
当社では、環境省委託事業にて大阪・関西万博会場内で「生ごみを主原料とした e–メタンの製造・利用実証」を実施した。本稿では「化けるLABO」と名付けた本実証設備の内容や稼働状況を紹介する。


■特集:データセンター向け設備の最新情報
月刊「建築設備と配管工事」
月刊「クリーンテクノロジー」合同企画
○データセンター向け消音器の適用と設計の考え方
/㈱栗本鐵工所 鹿倉潤二
データセンターの連続稼働化・大容量化に伴い、空調・換気系の騒音対策が重要となる。本稿では代表的な騒音源を整理し、プラントやデータセンターのような大規模な施設に適用しやすいスプリッタ型サイレンサの性能と設計上の留意点を紹介する。

○データセンターに新たな選択肢を
/日本キヤリア㈱ 坪田譲
データセンター需要の拡大を背景に省エネ・高効率化が求められる中、当社は Carrierグローバルで展開中のフリークーリングチラーや、日本独自の最高峰技術を駆使した高性能モジュールチラーにより、多様な運用要件に対応する柔軟な熱源ソリューションを提案する。

○発電用新型高速V型ディーゼルエンジンの紹介
/ヤンマーパワーソリューション㈱ 大西圭
データセンターの急増に伴い、非常用発電エンジンに対する要求が高度化していることを受けて、新型高速ディーゼルエンジン12GY175を開発した。本エンジンは「高出力・コンパクト・低燃費」を設計コンセプトに掲げており、高い負荷投入性能、低排気エミッション性能、及び燃費向上を実機にて確認した。


■技術情報
○省人化対応を目的とした消防用設備の機械化
/ホーチキ㈱ 井手康弘・増田誠良・贄田康宏・濱武秀光・伊藤正彦
IP-KVM方式により消防用設備の総合操作盤を遠隔監視・操作する仕組みを提案し、省人化と防火安全性の両立を図るもの。従来方式の課題を解決し、低コストかつ高信頼な運用の実現可能性を示した。

○浅型構造と省エネ性能で施工負担を軽減し、低炭素社会に貢献する小型浄化槽
/フジクリーン㈱ 伊藤紘介
浅型構造とシンプル設計、省エネブロワを特長とする小型浄化槽「フジクリーンCB型」は、掘削深さの低減による施工性向上、維持管理の簡素化、電力削減を実現する。施工負担と運用コストの低減を通じて、低炭素社会への貢献ができる製品である。


■解説
○温故創新の森 NOVARE
/清水建設㈱ 重盛洸
イノベーション施設「温故創新の森NOVARE」において、多棟連携のエネルギーマネジメントを実証した。街区熱融通や水素利用技術をDXで最適制御し、運用2年目でエネルギー消費量を10%削減した。BEI=0.09を達成し、実績に基づく継続的な運用の有効性を示した。


■竣工事例
○既存ビルの環境改修モデルの構築
/㈱日建設計総合研究所 稲本佳奈
/㈱日建設計 藤井拓郎
日本政策投資銀行、DBJアセットマネジメント、日建設計の3者は既存ビル改修でCO2削減と不動産価値向上を両立する「ゼノベ」を開始。築古ストック増加と脱炭素要請を背景に、技術・金融の課題を乗り越え普及モデル構築を目指す。

○日建設計北海道オフィス
/㈱日建設計 辻圭輔・畑中壮大
積雪寒冷地における環境性と地域性の両立を目指した小規模オフィス。高断熱・高気密といった建物の基本性能に加え、緩衝空間、自然換気、井水熱・地中熱・日射熱などの自然エネルギー利用を組み合わせ、創エネに頼ることなく、省エネルギー設計のみでNearly ZEBを実現した。


■シリーズ
○第24回 環境・設備デザイン賞  
空間とデータをつなぐ次世代型デジタルツイン設備管理
/NSW㈱ 小林宏充
担い手不足と施設の高経年化が同時に進む設備管理の現場に対し、空間とデータを接続する3Dデジタルツインを基盤として、IoT情報の可視化と遠隔把握を実現し、巡回点検の省力化、状況判断の迅速化、多拠点運用の効率化を図ることで、限られた人員でも持続可能な施設管理手法を紹介する。

○無動力雨水純水化システム
/㈱エコファクトリー 村上尊由・村上尊哉
ecowinウォーターは、雨水を無動力で純水化し、省エネ、防災、流域治水、資源循環を同時に実現する多機能型グリーンインフラである。平常時は空調省エネや洗浄用途に活用し、非常時には生活用水を確保する「使いながら備える」新たな建築設備を提案する。

○「BIOCHAR」環境再生建築の新たな試み
/㈱ASEI建築設計事務所 鈴木亜生
静岡県浜松市の佐鳴湖公園に隣接する住宅「BIOCHAR」は、未利用資源であるみかんの枝木をバイオ炭として建材化し、雨水を浄化して湖へ還す環境再生建築である。本稿ではその空間構成と技術的特徴を紹介する。


■News & Products 


■Le petit pouce ペットと暮らす
一即一切(いっそくいっさい)
/畑建築デザイン 畑由起子 
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