油空圧技術 2026年8月号

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油空圧技術 2026年8月号

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■特集:昭和100年 油空圧技術の進歩①
○昭和100年における油圧制御技術の進化と将来展望
/法政大学 田中豊
昭和100年という節目に、我が国のものづくりを支えてきた基盤技術の一つである油圧技術について、その発展の軌跡と今後の方向性を整理することは意義深い。昭和・平成・令和の三時代に分け、油圧制御技術の変遷を整理し、その本質的な進化を考察するとともに、今後の展望と技術的方向性について述べる。

○カーボンニュートラリティへの取り組み 
/室蘭工業大学 風間俊治
地球温暖化は、これまでの自然の摂理と人間の介入によるバランスの崩れによるものといえる。本解説では、脱炭素に関する国内外における交渉や枠組みなどを概観しつつ、フルードパワー分野における省エネルギーや効率化などの取り組みの歩みを外観する。

○油圧ベーンポンプ 国産化への第一歩 
/油研工業㈱ 日野武彦
本稿では、昭和100年を機に、油圧ベーンポンプ国産化への課題と克服の歴史を振り返りながら、高圧化・低騒音化技術への取り組みについて解説し、昭和15年(1940年)の国産第1号機完成から最高40MPa仕様の高圧化、さらに低騒音化に至る技術進化の歩みを紹介する。

○ブルドーザの走行・操向系油圧システム 
/コマツ 矢津田修・古畑謙・中島明
ブルドーザで活用される油圧システムのうち、走行・操向系について、小型機に採用されるHSTおよび中大型機向けHSSの特徴と進化を紹介する。あわせて、省燃費化技術や市場要求への対応について述べる。

○空気圧用フィルタ・レギュレータの変遷 
/SMC㈱ 花田倫宏
本稿は、空気圧フィルタとレギュレータの技術進化を四時代で整理し、機器保護から品質・衛生・省エネを統合管理する中核技術への発展を概観した。


■特集:流体の力で運ぶ②
○電界共役流体を用いたチップ上での液滴の生成とソーティング 
/慶應義塾大学 竹村研治郎
電界共役流体(ECF)による流体駆動を用い、「流体で運ぶ」技術としてチップ上での液滴生成およびソーティング手法を概説した。電圧印加により生じる流動を利用し、T字接合部での液滴生成と分岐流路での進行制御を実現した。本手法はμTASの高機能化・小型化に資する要素技術として有望である。

○対向液滴アレイの接触・分離による物質輸送
/立命館大学 坊野慎治・小西聡
対向液滴アレイの接触・分離における物質輸送について紹介する。はじめに融合・分離における液滴体積の定量評価法及び体積保持法を示す。また、重力や磁界を利用した液滴内における物質輸送を紹介し、液滴をベースとした輸送技術の生化学分野への展開を示す。

○圧送式空気輸送における単段スクリュコンプレッサソリューション 
/アトラスコプコ㈱ 深海祐輝
用途により要求する空気仕様が様々な圧送式空気輸送において、幅広いレンジに対応した省エネ性の高い当社の低圧オイルフリースクリュコンプレッサを紹介する。

○油圧門型リフタと重量物据付装置 
/エナパック㈱ 佐藤大介
当社はグローバルに展開する総合油圧機器メーカである。本稿では、当社が扱う製品のうち、国内外で非常に高い評価を受けている重量物据付装置、特に日本国内でも評価の高い油圧門型リフタについて紹介する。


■解説
○ばね・減衰特性調整可能な動吸振器の開発 
/名城大学 富岡隆弘
/元 秋田県立大学 内藤学哉
空気ばねの数値解析モデルをもとにばね定数と減衰特性を独立に調整可能なパラメータを検討し、空気ばねとコイルばねを併用するとともに、空気ばねのオリフィス径を変更可能な機構を持つ動吸振器を試作した。これを用いて実構造物の弾性振動に対する有効性を確認したので紹介する。


■連載
○進化する情報処理、通信技術 第8回 
/TMES㈱ 倉田昌典

○イチから学ぶ油圧のメカニズム 第55回
/西海孝夫


■H&P情報
○油空圧機器出荷統計 

○建設機械出荷金額統計 


■製品ガイド
○圧力・差圧・真空スイッチ 
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