計測技術 2026年8月号

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計測技術 2026年8月号

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■特集:PID制御とAI活用
○AI-PIDによる既存PID制御を活かしたデータ駆動型制御補償
/(株)エイシング 添田琢人
AI-PIDは、既存PIDに予測器と補正器を加え、将来出力を見越して操作量を補正する制御技術である。本稿では、ウェブ搬送・蛇行制御を例に、むだ時間や突発外乱への効果、計測データ設計、導入時の評価観点を整理する。

○プロセス応答データからのモデリングとPIDパラメータ調整
/(株)TMEIC 久保田馨・根岸靖典 小池建郎
/電気通信大学 重政隆
本稿では、ニコラス・ハンセン氏が提唱した正規乱数探索評価から最適値に徐々に接近する進化戦略メカニズムのCMA-ESという最適化アルゴリズムを活用し、PID制御バラメータを調整する方法を構築したので紹介する。

○リアルタイムAIによる蒸気温度制御の高度化
/(株)日立ハイテクソリューションズ 松島陽平
ブラントにおける蒸気温度制御では、外乱や時間遅れの影響によりPID制御のみでは安定運転が困難となる場合がある。本稿ではAI制御の適用事例を通じて、その有効性を示す。

○モデル予測制御と機械学習の融合
/(株)Proxima Technology 深津卓弥
製造業、空調、モビリティ、ロボット、航空宇宙。これらの現場に共通しているのは、「機械をいかに安定して、効率よく、狙い通りに動かすか」という制御の課題である。当社の 「Smart MPC」は、この課題にモデル予測制御と機械学習を組み合わせることで挑む独自のPhysical AI、すなわち最適制御AIである。

○強化学習ベースの自律制御AIソリューション
/横河電機(株) 小渕恵一郎
AI技術の変遷について簡単に触れたのち、強化学習ベースの自律制御AIに焦点を当て、AI技術の実世界(製造業)への適用における事例とその過程を紹介するとともに、多種多様に存在するAI技術を整理し、AI技術による持続的な価値創出に向けた実践的な視点を探る。

■解説
○定期旅客便による大気成分等の遠隔観測
/(国研)宇宙航空研究開発機構 須藤洋志
当所およびANAが開始した定期旅客便からの大気成分等の観測について、技術開発の歴史と今、観測でみえたもの、そして最新の取り組みについて紹介する。

○温度センサ付きRFIDタグによるコンクリートの強度推定
/太平洋セメント(株) 野中潔
温度に基づくコンクリートの強度推定は施工管理に有効である。非破壊・配線不要の長所を有する温度センサ付きRFIDタグを用いて、標準材齢・初期材齢の強度推定式の作成とその精度評価を行った。目的強度に合わせたデータで予測式を構築することが精度向上に有効であった。


■製品と技術
○既存設備に対応する後付け漏水検知システム
/旭光電機(株) 奥村昌平
既存施設における漏水検知の課題を踏まえ、電池駆動・無線通信(LTE-M) を用いた後付け可能なIoT漏水検知システムを開発。配線不要で設置を容易にし、クラウド上での可視化とメール通知により継続監視と迅速対応を実現する。


■連載
○ガスセンサを学ぶ 第8回
/千葉大学 椎名達雄
分光型ガスセンサは連続光スペクトルを使えること、また、紫外線から赤外線に至る広い波長範囲で対象ガスを扱えることから汎用性の高い計測手法である。その分光型ガスセンサについて歴史的背景と原理、特徴について解説する。

○食品のトレーサビリティ 第98回
/食品トレーサビリティシステム標準化推進協議会 大野耕太郎
NHKの番組『映像の世紀バタフライエフェクト』における「バタフライエフェクト」とは、「蝶の羽ばたきのような、ひとりひとりのささやかな行動や小さな出来事が連鎖し、巡り巡って時代を超えて世界を大きく動かす現象」という意味で使われている。今ホルムズ海峡封鎖で起こりつつある余波を考えてみたい。


■コラム
○第121回 ブームの第3波は来なかった
/東京大学名誉教授 山崎弘郎


■製品ガイド
○製品ガイド: 圧力計
Grinding Technology Japan 2027 先進パワー半導体ウエハ加工技術展2027
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