建築設備と配管工事 2026年8月号

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建築設備と配管工事 2026年8月号

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■特集:サーキュラーエコノミー②
○脱炭素化・GXがもたらす経済成長と安全保障
/京都大学 諸富徹
ホルムズ海峡閉鎖で明らかになった課題(日本の中東依存度/化石燃料依存度の高さ)を受け、日本は脱化石燃料への歩み、具体的にはGXをさらに強化する必要がある。GXは脱炭素化の手段とされてきたが、今回の事態はそれが、経済安全保障にも資することが明らかとなったからである。

○塩化ビニル管のマテリアルリサイクル
/塩化ビニル管・継手協会 井上雅昭
塩化ビニル管の「パイプからパイプへのマテリアルリサイクル」は、いつ、どこが、どのような理由で取り組みはじめ、どのように進められ現在に至るのか。また、それを踏まえ、当事者である当協会が現在取り組んでいる活動内容、今後の課題について紹介する。

○建築設備分野における複合材料リサイクル
/塩ビライニング鋼管リサイクル協会 宮原勉
建築設備分野で広く使用される硬質塩化ビニルライニング鋼管について、加熱分離法による再資源化技術と全国回収ネットワークを活用した資源循環システムを紹介する。20年以上継続運用されている実践事例として、その仕組みと環境的意義を紹介する。

○サーキュラエコノミーを実現するダクタイル鉄管へ
/(株)栗本鐵工所 太田慧・中本光二
本稿では、キュポラ溶解工程におけるCO₂排出削減と資源循環の高度化を目的に、バイオ燃料活用や上下水道廃棄物再資源化、撤去管リサイクルの取り組みを紹介し、循環型社会実現に向けた技術的有効性と実用化可能性を示す。


■技術情報
○貯水槽更新と延命対策の考え方
/(株)秀 佐藤秀太
貯水槽の劣化リスクや更新工事が抱える課題を整理し、既存設備を活かした長寿命化対策について考察する。外部保護工法「サスコーティング」と内部補修工法 「ポリウレコート」の特徴と活用方法を紹介する。

○誘引機構と吹出口とを一体化した、新たな空調用誘引ユニットの開発
/(株)大林組 加藤弘樹・和田一・中山和樹・加藤隆矢
/協立エアテック(株) 重松拓也・木場隆之・南部健太
誘引機構を活用した空調用ユニット「in-DUCT」吹出口タイプを開発した。誘引効果により大風量供給と結露抑制を両立するとともに、空調機直付けやダクト末端への設置を可能とし、設置の柔軟性を向上させている。さらに、省エネルギーやLCC低減にも寄与する性能を確認した。

○トータル保全ソリューション
/三菱電機(株) 増田芳樹
当社のトータル保全ソリューションは、工場の安定稼働と保全業務の効率化を両立させるための総合的な仕組みである。特に、予知・予防・事後といった保全における各フェーズの課題に対し、AI技術やIoTを活用したデータ駆動型の保全を提案する。

○ハイブリッド給湯システムによる脱炭素化
/(株)日本サーモエナー 正野孝幸
熱需要の脱炭素化が求められているが、すべてを電力に置き換えることは難しい。熱源機の高効率化・脱炭素化を推進する一つの方法として、小容量の電気式ヒートポンプ熱源機と大容量の燃焼式温水機を組み合わせたハイブリッド熱供給システムを紹介する。


■解説
○都市の熱環境「温熱シミュレータ実施手順説明書」
/(国研)建築研究所 足永靖信
気候変動に伴う様々な影響の中で、都市の暑熱化問題が深刻化している。当研究所では、都市熱環境を高解像度で分析可能なツールとして、「温熱シミュレータ」をホームページに公開したところである。本稿では、温熱シミュレータの全体像を紹介する。


■竣工事例
○泉大津急性期メディカルセンター
/戸田建設(株) 太田裕司
泉大津急性期メディカルセンターは2病院を再編統合して誕生した、公設民営の病院である。特に災害時の医療継続性を重視し、非常用電源、3日分の上下水確保などを計画している。また、災害時のインフラ状況を可視化するスマートフォンアプリも導入している。

○福島県企業局いわき事業所 既存建築物の「ZEB化改修」について
/福島県企業局 田中剛 AAAA
福島県企業局いわき事業所は、建設から32年経過しており、老朽化による事務室の照明設備のLED化や高効率空調設備への更新を随時実施してきた。令和6年度には、空調換気設備、共用部などのLED化、及び太陽光発電設備 (32kW)の設置によりZEB化改修(Nearly ZEB)を実現した。


■シリーズ 
○地震による建築・設備の被害調査と概要
令和6年能登半島地震による建築設備等の被害調査結果の紹介
/(国研)建築研究所 渡邊秀和
2024年1月1日、石川県能登地方にて地震が発生した。建築物に設置されている設備機器を主たる対象として、本地震による被害の概要、地震後継続使用性の実態及び地震後継続使用性確保のための提言を紹介する。


■連載
建築設備の先にある世界 ~次世代を担う技術者へ伝えたいこと~
○第2回 社会的使命
/MOE佐藤事務所 佐藤信孝
連載第2回は筆者の建築設計事務所での仕事と学びについて、社会動向と比較しながら紹介する。日本設計へ入社したのはオイルショックの1973年。筆者のキャリアは2度のオイルショックの間に携わった国家プロジェクトで設備設計を担当したところから始まる。


■News & Products


■Le petit pouce ペットと暮らす
美の聖堂
/畑建築デザイン 畑由起子
Grinding Technology Japan 2027 先進パワー半導体ウエハ加工技術展2027
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