L&A Network 2026年7月号

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L&A Network 2026年7月号

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■特集:医療の低温物流
○低温医療物流の全体像について
/㈱スギヤマゲン 霜島正浩
低温医療物流(医療コールドチェーン)は、これからの医療の発展に直結する“基盤インフラ”となるが、バイオ医薬品・細胞治療・mRNA技術の普及により、従来の物流の延長では対応できなくなっている。ここでは、現状の課題、そして今後の展望を含めた低温医療物流の全体像を紹介する。

○医薬品物流の「品質」を設計する
/三和建設㈱ 松本孝文
医薬品物流における倉庫の役割を「品質維持装置」と再定義し、GMP・GDP対応の低温倉庫設計に不可欠な要件定義の重要性を解説。生薬原料倉庫および医薬品向け危険物倉庫の実例を通じ、温度管理・法規制対応・BCPまでを網羅した建設実践の要諦を示す。

○燃料、電源、ドライアイスなしで本格的冷蔵冷凍輸送
/㈱NBコールドチェーン 日野弘
物流業界では2024年問題など社会課題がある。しかし冷蔵冷凍輸送に関しては、ほとんど話題にされない。一方で普段の生活は、医薬品/ワクチン、生鮮食品等々、冷蔵冷凍輸送が必要なものに囲まれている。冷蔵冷凍輸送が発達した現代でも、冷蔵冷凍輸送ができない、又はコストや手間等で冷蔵冷凍輸送を諦めざるを得ない輸送手段が存在する。当社では冷却剤のみで燃料や電力は一切使用しない方式を開発した。低コストで信頼性があり、小規模から大規模まで、きめ細かく拡張できる。

○室温保存が拓く検体採取の未来
/㈱協同インターナショナル 下木原隆史
室温保存技術により検体採取の常識を変えたDNA Genotek製品の技術的進化のプロセスを紹介。唾液DNAからRNA、マイクロバイオーム、メタボローム、血中タンパクへと広がり、ライフサイエンス業界への影響と今後の可能性を示す。

○血液搬送から医薬品、そして再生医療等製品のサポートについて
/東邦ホールディングス㈱ 鈴木竜太
定温搬送装置サルムの事業は2021年に東邦薬品に事業継承された。冷却エンジンとしてベルチェ技術を採用し、血液搬送用の機器として完成し定番化している。その後管理温度帯を広げ、医薬品の搬送・保管に活躍しているが、今後は再生医療等製品の搬送に対する期待が高まっている。

○在宅輸血の実装を支える温度管理ソリューション
/㈱スギヤマゲン 内海夕香
在宅輸血に求められる血液製剤の厳密な2~6℃管理に対し、高精度な温度保持構造と均質化技術を備え、簡便な運用が可能な定温輸送容器が、在宅医療下における血液製剤輸送の信頼性向上と温度管理体制の強化に寄与し、在宅輸血の実施を支援する。


■Auto-ID Solution
○高精度認識コードで変わる物流現場
/ワム・システム・デザイン㈱ 永岡章好
「2024年問題」や労働力不足により、物流現場の効率化と品質確保は急務である。本稿では、独自開発コード「ArU-code」を活用した誤配送防止システム『ArU-cana』の導入により、目視検品からの脱却、誤配送の削減、データ駆動型経営への転換を実現した事例と今後の展望を解説する。


■特別レポート
○フィジカルインターネット学会の取り組み
/(一社)フィジカルインターネット学会 荒木勉
当学会は、究極のオープンな共同物流を構築するための知恵を集結するために設立された。環境に優しいエシカル・ロジスティクスを実現するための研究会、セミナー、懇話会、見学会などを実施し、新しい異次元の物流の仕組み作りに取り組んでいる。

○物流法改正の要点とDXの重要性
/ハコベル㈱ 渡辺健太
物流業界が直面する法改正(物効法、トラック法等)の全体像と意図を解説し、場当たり的な対応ではなく「業務効率化と法対応を両立」するDXの重要性を論じる。バース管理システム・配車管理システムを活用した、実態把握と書面交付の自動化事例を紹介。

○WMSからWESへの進化
/Tongtianxiao Japan㈱ 湯敏
近年の物流環境の劇的な変化や、属人化・人手不足への対応として、自動化設備の導入が増え、同時に設備制御を行うWESが注目されている。従来物流センターシステムの中心であったWMSの限界やWESの役割・ポイント、及びWESが単なる接続ツールではなく、全体最適を実現するシステムであり、企業の競争力を左右するものであることを解説する。

○化粧品物流に関する現状の取り組みと課題について
/JPトナミグループ㈱ 田中敦
物流事業者の化粧品物流への取り組み強化の動き。韓国コスメの市場拡大と物流ニーズの変化。新しい物流ソリューションと適正倉庫の需要。輸入化粧品と品質確認等における流通加工。化粧品物流の取り組みに対するEC事業者と物流事業者。化粧品物流の将来展望と成長戦略等について紹介する。

○物流の新しい未来を実現するデジタル化の推進
/(一社)運輸デジタルビジネス協議会 小島薫
/(一社)サスティナビリティ・DX推進協議会 藤田祐介・岩﨑陽治郎
物流の2024年問題と新物流2法への対応には、荷主と運送事業者間のデータ連携が不可欠となっている。紙・FAX・電話に依存する超アナログな物流現場の実態と生成AIを活用した「データ化.com」によるデジタル化の取り組みを紹介する。


■連載
○在庫起点経営を考えるヒント 第70回
 重要性を増すサプライチェーンマネジメント
/シーコムス㈱ 関口壽一

○IT機器の支援で利用者に笑顔を 第62回
 ETA・AALの普及を目指して62 
/(一社)ETA・AAL推進協議会 寄本義一

○NFCで始める実践RFID 第162回
 ICタグが語る、失われた一日⑤
/㈱ハヤト・インフォメーション 大坂泰弘
Grinding Technology Japan 2027 先進パワー半導体ウエハ加工技術展2027
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