画像ラボ 2026年7月号

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Ga2607

画像ラボ 2026年7月号

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■解説
〔外観検査〕〔認識・検出〕
○判断根拠可視化によるひび割れ領域の自動抽出
/山口大学 藤田悠介・岡田龍磨
深層学習を用いたひび割れ抽出では、画素単位のアノテーションが大きな負担となる。本稿では、CBAMを組み込んだResNet-50に対してScore-CAMを適用し、領域単位のひび割れ有無ラベルのみを用いた学習によりひび割れ領域を推定する手法を解説する。

〔インフラ整備〕〔画像処理〕
○有限要素法とGANを用いたコンクリート表面における超音波伝搬画像の作成
/東京都市大学 斎藤隆泰
/東京科学大学 廣瀬壮一
インフラ整備分野では、機械学習の応用が進んでいるが、どのように必要となる学習データを集めるかが課題となっている。本稿では有限要素法とGANを使った人工的な学習データ作成方法を紹介する。

〔スポーツ〕〔画像処理〕
○卓球分析のための画像処理と音声処理を統合したラリー回数計測
/愛知工業大学 加藤祥真・澤野弘明
卓球映像を対象とした自動分析はプレー分析の効率化に有用であり、特に戦術評価に用いるラリー回数の自動計測は重要な課題である。本稿では画像・音声処理を統合したラリー回数計測手法を提案し、評価実験により有用性を述べる。

〔エンタテインメント〕〔解析・計測〕
○顔の向きと目のサイズが顔魅力に及ぼす影響
/同志社大学 竹原卓真
顔の向き(正面・横顔)と目のサイズ(大・オリジナル・小)が顔魅力に及ぼす影響を実験的に検討した。高魅力顔ではオリジナルサイズの目が最も魅力的であり、低魅力顔では横顔の魅力が相対的に高く評価された。

〔その他〕〔認識・検出〕
○風景画像のための背景領域の特徴に着目した電線検出手法
/工学院大学 雨車和憲・齋藤刀万
既に撮影された1枚の風景画像から電線を自然に除去することを目的とした、深層学習に基づいた電線検出手法に関する説明を行う。数値実験によって、手法の有効性を示す。


■特集1:エンベデッドビジョン最前線:MIPIカメラモジュールが拓く産業応用①
○屋内物流向けコンピュータビジョン:FPD-Link III/GMSL2の導入と活用
/Allied Vision Technologies Chris Zou・亀田健太郎
本稿では、FPD-Link IIIとGMSL2の特徴や違いを比較しながら、用途に応じた適切なインターフェース選定およびケーブル選択について解説する。

○GMSL2カメラ活用技術
/㈱アルゴ 西田祐矢
MIPI CSI-2カメラを産業機器で使う場合は、距離や防水・防塵、配線性が課題になる。The Imaging Source社のAcuva GMSL2カメラを用いれば、MIPI信号を同軸ケーブルで長距離伝送し、エッジAI機器へ組み込むことができる。

○MIPI CSI-2によるエンベデッドビジョンの最適解
/Vision Components GmbH Jan-Erik-Schmitt
Renesas RZ/V2H対応VC MIPIカメラ、オールインワン型EvoCam、最大2450万画素の新モジュールなど最新技術を紹介する。MIPI CSI-2はエンベデッドビジョンにおける汎用かつ高効率なインターフェースとして、産業用途からモバイル分野まで幅広く適用可能である。

○組込みビジョン向けソニーセンサ搭載光学センサーモジュール
/FRAMOS GmbH
/㈱レスター 丹治栄二郎
FSM:GOはソニー製Starvis 2センサーと精密調整レンズを統合した光学モジュールで、組み込みビジョン開発の期間短縮と高画質化を実現する。


■特集2:高速・高周波・微小現象を捉えるイベントベースカメラ最前線①
○イベントカメラで見る粘弾性流体のせん断波
/千葉大学 三神史彦
高時間分解能と広いダイナミックレンジをもつイベントカメラにより、突発的な応力変化と減衰するせん断波を捉えた。本稿では、円偏光クロスニコル法と組み合わせた粘弾性流体計測への応用例を紹介する。

○特殊カメラを用いた画像認識技術のスポーツCGへの応用
/日本テレビ放送網㈱ 鈴鹿聖之介・鳥谷周太朗
導入ハードルの高かったゴルフの打球軌跡表示を、低コストかつ容易に実現するシステムを開発。自局での運用では、悪天候下でも安定した軌跡表示を実現した。導入のしやすさを武器に、他局への展開と中継の発展に貢献する。

○イベントベースカメラの原理と応用に向けた最新情報
/㈱センチュリーアークス 岡好信
イベントベースビジョンニングセンサーを搭載したカメラが認知され、その特性を利用したシステム開発、応用機器開発へと展開が進んでいる。弊社では、イベントセンサーとフレームセンサーを一体化したフュージョンモデルの機能追加、複数カメラの同期、超小型センサーの評価、応用を容易とするユニット化、IoT Boxの開発などを協業各社と進めてきた。その紹介と応用展開の一部を紹介する。

○従来ビジョンを補完するイベントベース撮像技術
/㈱ティー・イー・エム 高橋智俊
フレーム型カメラの課題を背景に、イベントベースカメラの原理と特長を紹介する。IDS社製産業用カメラと解析ツールを例に、高速・低遅延が求められる分野での有効性と適用条件を示し、従来ビジョンを補完する位置付けを明らかにする。


■シリーズ
○人類が初めて手にする、先進の照射光で、定量的な微分イメージングを実現する⑤
/マシンビジョンライティング㈱ 増村茂樹
本シリーズの5回目では、先回に続き、あらゆる撮像技術の基(もとい)となるV-ISA Methodの基礎の2回目として、立体角要素に関してその本質部分から解説する。まさに、これは照明技術におけるパラダイムとなる。
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