プラスチックス 2026年7月号

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S2607

プラスチックス 2026年7月号

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2,000 円(税込)
■特集:次世代プラスチック複合材料の最前線
部品の樹脂化に伴い複合材料のアプリケーションは拡大を続け、目的に応じ素材の組み合わせおよび成形方法も多様化しています。本特集では複合材料と適用事例のトピックスについて紹介して頂きました。

○竹を採用した複合材料の特徴と事例
/YTC America Inc. 鳥越昭彦
矢崎グループでは2050年のカーボンニュートラル実現と、自動車分野でのサーキュラーエコノミー(循環型経済)を推進するため、従来のポリプロピレン/タルク複合材料の代替品として、植物性フィラー(竹)を用いたポリプロピレン/竹複合材料を開発した。

○木材・プラスチック再生複合材の特徴とエクステリアへの展開
/文化シヤッター㈱ 勝間田実
当社では、2008年に木材・プラスチック再生複合材「テクモク」を本格的に販売開始し、エクステリアを中心に展開している。本稿では、材料の特徴と適用事例を紹介する。

○車載外装用ABS代替に向けたPP-CNF複合材の開発
/三恵技研工業㈱ 杉山直輝・榎本貴允・類地大介・小林笑美加・柿本裕司・古林宏之
自動車産業では車載材料の資源循環が求められている。本稿ではPPとセルロースナノファイバーを含むセルロースとの複合材(PP-CNF)について、リサイクル性およびめっき性を評価し、カーボンニュートラルへの貢献が期待されるPP-CNFの用途の一つとして、ABS代替によるモノマテリアル化の可能性を示した。

○リサイクル炭素繊維/ポリプロピレン複合材料の課題解決
/㈱SUNAOYA 水野直紀
/ソブエクレー㈱ 野村一樹
/㈱いおう化学研究所 森克仁
本稿では、フィラーとして分子接合処理を施したリサイクル炭素繊維(rCF)を用い、難接着材料であるPP(ホモポリマー)と不織布形態での成形プロセスで複合化し、界面接着性向上について検討した結果を紹介する。

○革の風合いや質感を持つ新素材の特徴と事例
/㈱松井製作所 松下健二郎
革端材を利用した樹脂コンパウンドKOLLAMATは革特有の風合いを保持しつつ射出成形による自由形状を実現する。本稿では、KOLLAMATの特徴と成形性を解説し、他材料との比較や適用事例を通じて設計とデザイン上の有用性を示す。

○含浸型複合材料による熱×絶縁両立の可能性
/アドバンスコンポジット㈱ 北村仁
プリフォーム含浸型の樹脂/セラミック複合材料により、放熱性と電気絶縁性を両立する一体構造部材を提案。従来材料のトレードオフを克服し、高出力パワー半導体向けに加工性・信頼性・コスト性を兼ね備えた新たな適用可能性を示す。

○超微細チタン酸カリウム繊維を配合した複合材料の特徴と事例
/大塚化学㈱ 丸岡俊和
平均繊維径0.3~0.6µmの超微細チタン酸カリウム繊維ティスモの物性特性、およびそれを配合した複合材料ポチコンの摺動性能評価、そして素材販売からソリューション提供へと進化するKATACHI Businessの具体的な適用事例を紹介する。

○熱可塑性ハイブリッド材料による機能性向上
/東洋紡㈱ 神谷岳児
/㈱ユウホウ 前田拓樹
/東洋紡エムシー㈱ 丹下章男
東洋紡グループが有する連続繊維複合材料と不連続繊維複合材料を組み合わせた「熱可塑性ハイブリッド複合材料」を開発した。開発品では、不連続繊維複合材料および連続複合材料がそれぞれ有する課題を相補的に解消し、高い形状自由度と優れた強度・剛性を両立できる。

○超薄板ガラス/樹脂積層体の特徴と適用事例
/日本電気硝子㈱ 森弘樹
超薄板ガラスと樹脂フィルムを貼り合わせた複合材料「Lamion」は、超薄板ガラスの優れた特性と樹脂フィルムのような優れたハンドリング性を併せ持っている。本稿では、Lamionの基本的な構成と特徴および適用事例について紹介する。

○プラネタリーローラー押出機による複合材料製造プロセスの革新と効率化
/㈱湘南貿易 野中秀記
1960年初頭から主に軟質塩ビ製シート/フィルム成形用カレンダーへのフィード、及び粉体塗料製造用途として実用化されてきたプラネタリーローラー押出機。本稿では、プラネタリーローラー押出機による生産性の高効率化、及び新たな用途展開について紹介する。

○マルチモーダルAIを用いたプラスチック複合材料開発のDX
/コニカミノルタ㈱ 大澤耕・奥山倫弘・荒木勇介・髙友香子・小島茂・成毛章容
/(国研)産業技術総合研究所 木村大輔・畠賢治・室賀駿
材料化学分野のマルチモーダルAIを活用したプラスチック複合材料開発のDXについて紹介する。材料化学分野のマルチモーダルAIの基本的な考え方を説明し、構築したAIを用いて材料条件と製造プロセス条件の最適化を行った二つの研究を説明する。


■一般記事
○〈解説〉現場発泡ウレタンで災害に備え、施工しやすく安全な工法の提案
/㈱イノアック住環境 遠藤大輔


■連載
○我々は宇宙の子 第20回
/青野哲士

○SPE日本支部の連載講座 現場で活きるプラスチック技術 第7回
/(地独)京都市産業技術研究所 仙波健

○プラスチックと賢く生きる<プラスチック・スマートにみる取組事例> 第12回
/雪印メグミルク㈱ 須田崇

○復活せよ! ニッポン製造業の底力 第12回
/㈱H&A designers 鈴木英夫

○バイオ由来プラスチックとサーキュラーエコノミー:グローバル素材革命の現状 第9回
/ITIコンサルタント事務所 猪股勲


■プラ工連便り


■ISO/IEC/JIS Plastics 事務局便り
Grinding Technology Japan 2027 先進パワー半導体ウエハ加工技術展2027
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