油空圧技術 2026年7月号

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Y2607

油空圧技術 2026年7月号

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■特集:流体の力で運ぶ①
○エアキャスターによる重量物の移動・搬送
/㈱コーテック 長尾宗一
本稿では、エアキャスターの概要を解説し、移動対象重量/移動内容/環境条件等に合わせた5つの移動・搬送方法ついて、それらの実施例を含めて紹介する。

○エアーキャスター工法
/SMCプレコンクリート㈱ 太田智子
エアーキャスター工法は、空気圧でプレキャスト製品を浮上させ、低摩擦(3/1,000)で水平に移動し据付する工法。狭隘地や高架下等クレーン施工が困難な現場で2~30tの搬送に適用。工法の概要とプレキャスト製品の搬送方法、工事例を参考に紹介する。


■特集:生活を豊かにする空気を利用した技術②
○液化空気エネルギー貯蔵(LAES)の商用実証とLNG冷熱利用による効率向上の取り組み
/住友重機械工業㈱ 秋元慎介
液化空気エネルギー貯蔵(LAES)は、再生可能エネルギーの変動する発電量を補完し、電力系統の安定化に寄与する技術。本稿では、LAESの技術説明、商用実証プラントの状況、商用プラントの開発状況について報告する。

○圧縮空気エネルギー貯蔵(CAES)システムの国内外の開発動向
/(一財)エネルギー総合工学研究所 川村太郎
本稿では、圧縮空気エネルギー貯蔵(CAES)について、原理、技術分類および国内外の開発動向を整理した。近年は非燃焼型A-CAESの大規模化が進展し、中国を中心に商用化が進みつつある。国内では多様な方式の技術検証が進められている。

○高周波振動によるスクイーズ膜を利用した無線浮揚装置
/横浜国立大学 渕脇大海
半導体製造等で求められる高速・クリーンな非接触搬送を実現する「無線浮揚装置」を紹介する。従来の接触式の課題である摩耗を克服し、外部配管なしに内蔵圧電アクチュエータの高周波振動で空気層(スクイーズ膜)を生成し、浮揚・超高速移動を可能にする。


■解説
○供給空気タンクの内圧制約を考慮した最適傾斜パターンの生成
/日本大学 安藝雅彦
空気ばね式車体傾斜装置の連続曲線区間の運用における圧縮空気枯渇問題に対し、動的計画法を用いた最適傾斜パターンの生成手法を解説する。将来の圧力低下を先読みしてタンク内圧の制約を守ることで、空気切れによるシステムダウンを回避し、運用継続と乗り心地を両立する。

○高速鉄道用空力ブレーキの数値流体力学研究
/横浜国立大学 北村圭一
高速鉄道の空力ブレーキに対し、性能評価および周囲流れの理解に数値流体力学(CFD)を活用した。具体的には直立平板6枚を、鉄道車両屋根を模擬した広い平面壁上に設置した。その結果、直立平板間の速い流れが、平板間距離と抗力の関係を非線形にする事を明らかにした。

○新幹線用空気抵抗ブレーキ装置
/(公財)鉄道総合技術研究所 高見創
新幹線向けの空気抵抗ブレーキ装置を開発した。過去の開発品では困難だった小型・軽量化と高速応答性を実現し、風洞試験・流体解析・実車試験を通じてその有効性が確認された。


■製品と技術
○バッテリー駆動で変わる産業用ボルト締結作業
/HYTORCユネックス(同) 日比野嘉一
本稿では、バッテリー駆動油圧ポンプの開発に至った背景、データ記録機能やIP65規格対応などの製品の特長について解説する。


■連載
○イチから学ぶ油圧のメカニズム 第54回
/西海孝夫


■H&P情報
○油空圧機器出荷統計

○建設機械出荷金額統計


■製品ガイド
○コンプレッサ/コンプレッサ関連機器
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