住まいとでんき 2026年6月号

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住まいとでんき 2026年6月号

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■特集:動き出す森林循環
○持続可能な木材供給に向けて
林業・木材産業における適正取引推進ガイドラインの策定
/林野庁 木材産業課 高橋秀夫
林業・木材産業は、再造林経費を含む必要なコストを価格に転嫁しにくい状況にある。各種コストの上昇が続く中、木材の持続的・安定的な供給に向けて、価格転嫁・取引適正化を推進するため林野庁が昨年11月に策定したガイドラインについて、紹介・解説する。

○木材利用の拡大に向けた取組
/高知県 林業振興・環境部 木材産業振興課 寺岡安夫・曽我康
高知県は豊富な森林資源を生かして、木材利用拡大のため二つの施策を推進。一つは木造・木質化した建築物を認定し優遇する「高知県環境不動産認定制度」。もう一つは県産材を活用した木造ビルの標準設計「高知モデル」の普及。これらにより非住宅分野での木材利用促進と脱炭素社会の実現を目指している。

○地域の森林・林業を支える人材育成の場
みえ森林・林業アカデミー棟の紹介
/三重県林業研究所 普及・森林教育課
「ウッドデザイン賞2025」において、優秀賞(林野庁長官賞)を受賞した林業人材育成の場「みえ森林・林業アカデミー棟(三重県津市)」における積極的な県産木材の利用、さまざまな環境配慮や幅広い世代を対象とした森林教育による地域貢献の取組の紹介。

○「この木はどこから来たのか」から始まった
木材利用促進協定
大館市・北鹿地域林業成長産業化協議会と三菱地所レジデンス
/三菱地所レジデンス 石川博明
住宅事業における木材活用を、「この木はどこから来たのか」という問いから再考する。再造林や人権など見えにくい課題を踏まえ、木材の確からしさを確認し共有するプロセスの重要性と、大館市・北鹿地域林業成長産業化協議会との連携協定に至った背景を整理した。

○持続可能な地域社会の実現を目指す
戸田建設オフィス「TODA CREATIVE LAB」
/戸田建設 中川康弘
持続可能な地域社会を体現する次世代オフィスとして、木材の流通過程を可視化する“森を忘れないプロジェクト”の実装やFSCⓇプロジェクト認証取得など、様々な木材の高付加価値化を実践し、川上から川下までの連携を活かした「木の記憶をたどる」空間を目指した。

○ストーリーのあるサプライチェーンによる家つくりの試行
半径5km圏内の木のプレーヤーを紡ぐ地域活性化のロールモデル
―カラマツの家@厚真
/MADE BY LOCAL 藤田純也
かつての里山のような木をめぐる地域産業が川上から川下までを繋がるサプライチェーンによるものつくりへの挑戦。伐採から乾燥まで地域産材を結び、そこに関わる人々の連携を深め、ストーリーと共にそこにある生活を紡ぐ、地域活性化の先駆的なロールモデルの試行である。

○山をはぐくみ、谷をひらく
林業を継承し、この地で生き続けるために
/井上林業(創林) 井上峻太郎
江戸時代から続く西川林業の伝統を守る井上林業。木材価格の低迷や過疎化という逆境の中、使い手を山に招いたり、新プロジェクト「西川谷」を始動した。林業を核に、持続可能な暮らしと地域の未来を切り拓く挑戦をしている。

○絶滅危惧種イヌワシを保全するために伐採した木材 
「ネイチャーポジティブ」を実現する森林生態系の管理と利用
/日本自然保護協会 出島誠一
人と自然の共生を目指す新しいキーワード「ネイチャーポジティブ」の実現に向けた実践事例として、森林生態系の指標であるイヌワシの生息環境を再生するとともに、木材を活用した地域経済循環や脱炭素、地域教育活動などの多面的な効果を重視した取組を紹介。


■Product Navi
○スマホアプリに対応した「オート」「給湯専用」タイプを含む、
補助金対象エコキュート11機種を8月発売
年間給湯保温効率(JIS)3.7、フルオートタイプ「アドバンス」を新たに追加
/コロナ
コロナは、省エネ性能に優れた家庭用ヒートポンプ給湯機「エコキュート」の2026年度モデルとして、年間給湯保温効率(JIS)3.7となる新型「フルオート」タイプの「アドバンス」など、補助金制度の対象となる11機種を2026年8月より発売予定。新製品のポイントを紹介する。

○EV充電のスマート化を推進する新たな取り組み
「Nature EV Switch」の個人向け販売と設置サービスを開始
/Nature
Natureは、電気自動車の充電用コンセントをIoT化するスマートEV充電コントローラー「Nature EV Switch」を、公式サイトにて個人ユーザー向けに販売を開始。設置前の現地調査、見積もりの提示、設置工事までを一貫してサポートする「Nature EV Switch設置サービス」も同時に開始した。

○スマートメーターの力で水道も“つながる”時代へ!
東京電力のネットワークを活用した共同検針の実証スタート!
/横浜市水道局経営企画課・東京電力パワーグリッド
横浜市水道局と東京電力パワーグリッドは、2025年10月から一部の住宅等に水道スマートメーターを設置し、東京電力パワーグリッドの通信ネットワークを活用した共同検針の実証をスタートした。その概要を紹介する。

○「エコ・省エネチャレンジ機器制御オプション」の対象機器にエコキュートを追加
ご家庭のお客さま向けDRサービス
/東京電力エナジーパートナー
東京電力エナジーパートナーは、2024年6月より提供しているご家庭のお客さま向けDRサービス「エコ・省エネチャレンジ 機器制御オプション」において、2025年11月より、本サービスの対象機器として、新たにダイキン工業製、パナソニック製、三菱電機製のエコキュートを追加した。


■連載
○常識?非常識?学びのなんでも研究室 第134回
生成AIとお友達になろう!(GeminiのCanvas機能)
/わらっく 室龍二
最近、私が最も満足しているGeminiの活用ポイントを紹介します。Geminiのすごいところは「対話しながら考えを深められる」点。今回は「企画書の壁打ち」をテーマに、「住宅設備の展示会での自社ブースの新しい集客アイデア」を、Geminiと対話しながらステップを踏んで掘り下げます。

○社会包摂とデザイン 第65回
歯止めとクレームの設計論
/九州大学 尾方義人
クレーム対策は、歯止めの構造として社会活動を停止させることがあります。包摂とは、声を消すことなく、声によって社会が止まらない構造を持つこと。その両立を可能にするのが歯止めの設計です。個々の声を守りながら社会を止めない歯止めの設計について考えていきます。

○介護が理由で仕事を「辞めない」「辞めさせない」!第13回
仕事と介護の両立のための究極の武器
/バリオン 金沢善智
通所リハビリテーションは、医師の指示のもと専門職が心身機能の回復および維持を支援する通いのサービスです。退院直後や専門的なリハビリテーションを受けたい人に適しています。まずは担当のケアマネさんに相談して、主治医の指示書を書いてもらいましょう。

○子育て真っ最中!団塊Jr.の住まい考 第233回
営巣期の終わり
/藤原千秋
ついに三姉妹の末娘が高校に入学した筆者一家。入学式に向かう雨上がりの道すがら、ふくふくと咲くタンポポを見て保育園へ送迎していた遠い日を思い出す。幼い人たちで賑やかだった日々は日に日に遠ざかっていくのを実感する、4月の思惟を静かに追った小文。

○ソトでもウチでも好奇心 ~わくわく教授のあれこれ 第24回
もう好きにしてもいいんじゃない?
/静岡県立大学 内海佐和子
60歳も目前となり、もはや人生も後半戦。さすがに、子供の頃から他人の目や評価を意識してきた自分をもう解放してもいいのでは?そんな風に考えていた矢先、福井へ出張しました。そこで自分を解放するのにうってつけな、福井っぽいグッズに出会いました。
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