建築設備と配管工事 2026年6月号

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K2606

建築設備と配管工事 2026年6月号

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■新連載
○建築設備の先にある世界
〜次世代を担う技術者へ伝えたいこと〜
第1回 進路の選択
/MOE佐藤事務所 佐藤信孝
当誌編集委員長でもある筆者の建築設備設計という仕事の出発点、進路選択、大学での学びと設計事務所に入社した経緯について紹介する。


■特集:猛暑対策とこれから
○極端高温等が暑熱健康に及ぼす影響
/(国研)国立環境研究所 岡和孝
近年、日本における夏の気温が極めて厳しくなっている。それに伴い熱中症による健康への影響も深刻となっている。このような状況に対して、政府はさまざまな熱中症対策を講じている。本稿では、このような熱中症の現状と政府による主要な熱中症対策等を紹介する。

○猛暑下での多様な働き方の支援
/前)国土交通省 大臣官房技術調査課 谷口雄一郎
国土交通省では、施工者の自主性を尊重しつつ、地域の実情や現場の状況等に応じて、受注者が施工の時期、時間や方法を柔軟に選択できるよう、工期の設定、新技術の導入や熱中症対策に係る費用等について支援する取り組みを「建設工事における猛暑対策サポートパッケージ」としてとりまとめた。

○酷暑現場を守る本気の熱中症対策
/㈱チクマ 渡邉愛奈
「氷点下ベスト」Ⓡはドライアイスを冷媒とし、防爆・粉塵等の酷暑現場で高い冷却効果を発揮する。専用装置での冷媒の自給自足により、効率的な運用を可能にし、安全性と環境配慮を両立した次世代の熱中症対策システムである。

○ペルチェ式冷水循環服
/日本シグマックス㈱ 宮地早紀
近年深刻化する職場の熱中症対策として、ペルチェ式冷水循環服「メディエイド アイシングギア ベスト2」を紹介する。ペルチェ水冷の独自方式より、酷暑下でも外気温に左右されない安定した冷却と高い作業性を実現し、他冷却ウェアとの比較からその有効性と適用場面を整理した。

○センシングデータと熱中症対策
/㈱インターネットイニシアティブ 寺井優太
当社は、センサー機器によって取得したセンシングデータを活用して企業の業務改善および品質向上を支援する「IIJセンシングデータマネジメントサービス」を提供している。本稿では、WBGTと心拍数のデータ組み合わせて現場作業者の熱中症リスクを予測する機能を中心に紹介する。

○深部体温を把握し熱中症を予防するデバイス
/鉄建建設㈱ 細谷浩昭
建設現場で高まる熱中症リスクに対し、当社は環境・運用・教育の三層対策を推進。課題である個人差把握のため、深部体温を推定するウェアラブルデバイス「熱防」を2026年度から導入し、早期検知と初動迅速化で熱中症ゼロを目指す。

○深部体温変化の可視化による建設現場の「健康経営」と「生産性向上」
/ミツフジ㈱ 三寺歩
本稿では、産業医科大学と共同で開発した「深部体温変化を推定する特許アルゴリズム」を搭載したウェアラブルデバイスによる、データに基づく安全管理と生産性向上の取り組みを紹介する。

○隣の現場では熱中症発生、導入現場ではゼロ
/㈱Momo 大津真人
本稿では、法改正の要点を整理したうえで、当社のバイタルデータ一元管理システム「バイタルPalette」が現場の熱中症対策をどう変えるのかを紹介する。


■技術情報
○ガラスとアルミサッシで作る耐震壁
/㈱竹中工務店 髙山秀俊
ガラスとアルミサッシにより新築木造建築物の地震等の揺れを低減させる「透明耐震壁」を開発した。合板壁や筋交いのような耐震要素を「透明耐震壁」に置換することにより、透明で開放的な付加価値の高い空間を実現することが可能。

○パテ充てん不要の区画貫通措置部材
/積水化学工業㈱ 栗山英祐
防火区画は火災時の延焼防止に不可欠で、配管等貫通部も適切な耐火処理が求められる一方、施工ミスや検査の難しさが課題となっている。今回、易施工でかつ品質を均一化した目視検査も容易な新しい工法を提案する。


■解説
○伝統建築物を火災から守る自動火災検知放水システム
/清水建設㈱ 重盛洸
江東区潮見に移築された旧渋沢邸に自動火災検知放水システム「慈雨」を導入した。本稿では、この自動火災検知放水システムの概要について紹介する。

○大阪駅(うめきたエリア)における設備工事の概要
/西日本旅客鉄道㈱ 石本陽一
2023年3月に開業した大阪駅(うめきた地下口)の設備工事(空調設備・昇降設備・出改札設備・通信設備・フルスクリーンホームドア・技術ビジョン設備)についての概要を紹介する。

○森林育成活動:ダイダンの森
/ダイダン㈱ 柴田稚菜
当社は全国9ヶ所の自治体と協定し「ダイダンの森」活動を推進している。年に1~2回ほど活動を行い、植樹・下草刈り・間伐等を実施し、CO2吸収量も開示。ボランティア休暇で社員参加を促し、今後もカーボンニュートラルの実現に貢献していく。

○床近傍の温熱環境と創造的作業のパフォーマンス
/慶應義塾大学 川久保俊
/(一社)日本ガス協会 菅沼智浩・宅和雄也
高度な多変量解析手法により、床近傍の暖かさが、生理的状態、心理的状態の改善を介して創造的作業の成績に影響を及ぼすことが明らかになった。これにより、床近傍の暖房効果に優れる床暖房が、より快適で生産的な在宅勤務の実現に貢献できる可能性が示唆された。


■シリーズ
○いま知っておきたいIoT・AI関連情報
第45回 宇宙ビジネスの今(最終回)
/TMES㈱ 倉田昌典
今後進展が拡大する宇宙ビジネスについて調査した内容を紹介する。衛星利用から宇宙ビジネスへ。いま衛星関連技術の向上により、衛星の利用が官需から民需へ移行しつつある。衛星直結のスマホや衛星光通信など新技術の社会実装が進んでおり、衛星ビジネスは「通信」「観測」「測位」に加えて、データ利活用(DaaS)が成長の中心的領域になっている。


■News & Products


■Le petit pouce ペットと暮らす
放生会(ほうじょうえ)
/畑建築デザイン 畑由起子
Grinding Technology Japan 2027 先進パワー半導体ウエハ加工技術展2027
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