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■特集:病院のZEB化とCO2排出削減①
○我が国のZEB普及状況と公共ZEBについて
/㈱ベーシックユニット 宮川昌己
我が国でZEBの定義が示されてから10年を迎えた。本稿では、この10年を振り返ると共に、BELS認証取得実績から見た「現在のZEBの普及状況」、そして「公共建築物のZEB普及に向けた課題」について紹介する。
○医療施設のZEBとカーボンニュートラルを実現する設計手法に関する考察
/㈱久米設計 横山大毅
医療施設はZEBの実現例が少ない用途であるが、多くのエネルギーを消費する用途であり、今後は医療施設のZEB水準の設計が求められる。本稿はZEB水準となった医療施設の設計内容への考察と、運用時のCO2排出量が重要であるという観点での未評価技術でのCO2排出抑制効果も考察する。
○人道支援団体における気候変動への取り組み及び医療施設での省エネ等の推進
/日本赤十字社
気候変動は人道の危機であるとして、日本赤十字社は従前から行ってきた適応策のみならず、緩和策にも力を入れている。その中でも特に、医療施設での省エネ対策やZEB Ready病院の実現など、温室効果ガス削減に取り組む事例を紹介する。
○病院経営を取り巻く環境とグリーン社会の実現に向けた取り組み
/(福)恩賜財団済生会 旗手厚太郎
当会はソーシャルインクルージョンの根付いた社会=誰一人取り残さない社会の実現を目指し、全国で病院事業を中心に活動している。病院経営を取り巻く環境は、かつてない困難に直面しているが、中期事業計画のもと推進するSDGsやグリーン社会の実現に向けた取り組みについて、現状と課題を整理しながら紹介する。
○東京都キャップ&トレード制度について
/東京都環境局 椿野貴文
本稿では、都が大規模事業所を対象に温室効果ガス排出量の削減を義務付けている「温室効果ガス排出総量削減義務と排出量取引制度(キャップ&トレード制度)」の概要と実績、
2030年に向けた制度の強化について紹介する。
■技術情報
○排水配管の芯ずれの微調整に最適な耐火Sソケット新発売
/積水化学工業㈱ 田中知大
業界初で発売してから18年が経過。建築用耐火性硬質塩化ビニル管・継手「耐火VPパイプ」において、排水配管の芯ずれの微調整に最適な『耐火Sソケット』を新発売。口径は40Aから100Aの5サイズ、ノーマルと透明色の2色。施工性の向上に貢献する。
○冷媒分野へのチャレンジ
/㈱ベンカン 田中利憲
2023年10月に発売した、冷媒配管用銅管対応プレス式継手冷媒ダブルプレスの概要、製品戦略を解説している。製品戦略は製品自体の特長にとどまらず、締め付け工具(BPN型)による施工性、施工管理を紹介する。
○生産施設クリーンルーム向け天井カセット形ファンコイルユニットの開発
/㈱竹中工務店 石那田将
生産施設クリーンルーム向けに、床面積最大化・天井内省スペース化・メンテナンス性向上の三つの課題を同時解決する天井カセット形ファンコイルユニットを開発した。機器上部への点検口設置により天井内メンテナンスを実現し、コスト削減と工期短縮も達成した。
○エアコン室外機フロン自動回収システムの開発
/パナソニック㈱ 室野健一・渡辺利幸
パナソニックは、業界初となる「エアコン室外機フロン自動回収システム」を開発した。これまで培ってきたセンシング技術と、回収のための新型カプラおよび三つの漏れ検知機能の搭載により、多種多様なエアコン室外機に対し、フロンの確実な自動回収を実現した。
■シリーズ
○第23回 環境・設備デザイン賞
HUE-HEAT効果を利用した照明・空調連動制御システム
/知的オフィス環境推進協議会 三木光範
冷房・暖房において照明の色温度が2,500K異なると人の体感温度が2℃異なることが約800名の被験者実験で分かった。このHue-Heat効果を利用した照明・空調連動制御システムを考案し、快適性を維持しつつ、7%の省エネ効果があることが分かった。
○置換空調を採用した体育館向け空調システム
/日本ピーマック㈱ 福田顕広
体育館の諸問題を解決すべく、置換空調方式を採用し開発した本空調システムは一体型空調機と給気ユニットで構成され、短工期・低コストながら熱中症と感染症の対策をも同時に実現している。夏期実証試験において空調の立ち上がり時間が早いことが実証された。
○五反田JPビルディング
/日本郵政建築㈱ 深山貴史・川邉真斗
/㈱大林組 宮本昌幸・月間俊之・早川博文・水井啓喜・日下郁美
五反田の旧「ゆうぽうと」の建替え計画である。既存地下躯体を再利用しながら事業価値の最大化を実現し、緑豊かなピロティ空間は快適な都市空間を形成している。既存躯体利用と低炭素資材採用、各用途に適した環境負荷低減技術等によりカーボンニュートラルにも貢献した。
○いま知っておきたいIoT・AI関連情報
第43回サイバー攻撃と暗号化技術
/TMES㈱ 倉田昌典
シリーズ解説の第43回。今回は、サイバー攻撃と暗号化技術について調査した内容を紹介する。企業活動に多大な影響をおよぼしているランサムウェアは、感染したコンピュータのファイルを暗号化し、元に戻すために身代金(ransom)を要求する悪意あるソフトウェア(マルウェア)である。サイバー攻撃からの防御方法としてデータ暗号化技術があるが、量子コンピュータの実用化に伴う対策が課題である。
■News & Products
■Le petit pouceペットと暮らす
○ミラノ・コルティナ2026冬季五輪
/畑建築デザイン 畑由起子
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