クリーンテクノロジー 2025年12月号

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クリーンテクノロジー 2025年12月号

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■特集:半導体関連動向・技術の最前線
○日本の中工程戦略
/インフォーマインテリジェンス(同) 南川明
微細化による進化が、投資金額の急増により問題になってきた。チップレットによる後工程技術でこの問題を解決する戦略が注目を集めているが、日本の後工程戦略を考えてみたい。

○ポスト微細化のブルーオーシャン:三次元大規模集積システム
/東京科学大学 大場隆之
半導体微細化の限界に対して、フロントエンドと連続的に製造可能な三次元大規模集積(3D LSI)は、ポストスケーリング時代の新たな「ブルーオーシャン」として注目されている。本稿では、Bumpless Build Cube(BBCubeTM)を中心に、ダマシン配線によるVia-Last方式の優位性、COW/WOWとの連携による生産性の向上、および電源統合を含むシステム応用の可能性について述べ、今後の産業展開に向けた技術的課題と展望を示す。

○3Dチップレットパッケージに向けたナノポーラスCuめっきを利用した
Cu-Cu直接接合および大型Si基板技術
/三菱マテリアル㈱ 片瀬琢磨
本稿では、半導体パッケージの高度化に向け、新規のCu-Cu接合技術として、「ナノポーラスCu」を用いた接合技術を紹介する。また、チップレットパッケージの大型化に対応する新規の材料として角型シリコン基板」技術について紹介する。

○新産業政策を問う
/早稲田大学 山本哲三
半導体産業の復活をめざす政官財連携の下での半導体・デジタル戦略の展開は、はたして成果を収めることができるかどうか。「半導体産業衰退の諸原因」、「新産業政策」、「ラピダス㈱は成功するか」を概論し問う。

○北海道4高専による半導体人財育成の取り組みについて
/釧路工業高等専門学校 井戸川槙之介
北海道4高専では、低学年・高学年向け科目の新設、半導体の作製実習、出前授業・講座、市民セミナー、半導体企業のインターンシップの実施や各校独自の半導体教育の展開など、産学官と緊密に連携し半導体人財の育成を行っている。


■特集:健康を管理する計測技術
○シート型イメージセンサを用いた生体信号計測
/東京大学 横田知之
本稿では、我々が近年開発したシート型有機イメージセンサ技術について紹介する。この有機イメージセンサは、これまでのフレキシブルイメージセンサとは異なり、高解像度と高速撮像の両方を同時に実現することに成功した。これにより、指紋や静脈といった静的な生体情報と、脈波のような動的な生体情報を1枚のセンサで同時に計測することが可能である。

○遠隔診断に向けたマルチモーダルセンサパッチ
/北海道大学 竹井邦晴
遠隔見守りや遠隔診断といった新たな健康、医療社会構築には、従来の方法ではなく全く新しい技術の適用が必要である。本稿では、それを可能にする技術の一つとして皮膚表面から多種バイタルを常時計測し、瞬時に自動診断するエッジ型マルチモーダルセンサパッチについて紹介する。

○スクロースコート・コンタクトレンズと画像計測系による眼瞼圧測定
/元)東京工業大学 初澤毅
ドライアイなど眼科系疾患では眼球上の眼瞼圧分布の把握が求められているが、この診断システムとしてスクロース膜をコートしたコンタクトレンズの顕微鏡測定系を開発した。スクロース膜とはいわゆるべっこう飴であり、この膜が眼瞼の擦過に伴って涙液中に溶けだし薄くなることを応用している。本稿では、レンズ製作法や測定結果について紹介する。

○医療・健康分野におけるデバイスを用いた身体活動評価の現状と課題
/帝京大学 天笠志保
身体活動と健康の疫学研究は身体活動の評価法の進歩とともに発展してきた。本稿では、身体活動評価法の変遷と疫学研究のエビデンスについて概観し、デバイスを用いた身体活動評価の現状と課題について紹介する。


■解説
○再生プラスチック原料に含まれる化学物質のリスクスクリーニングに向けた
定量的ノンターゲット分析(qNTA)手法の開発
/静岡県立大学 榎本剛司・酒井颯大・徳村雅弘
/テクノアルファ㈱ 若杉治仁
本稿では、再生プラスチックに含まれる多様な化学物質を網羅的に定性・定量分析し、得られたデータをもとに毒性予測とリスク評価を行うことで、安全・安心な素材の選別を可能にする新技術であるqNTA法について紹介する。

○建築物室内における微小粒子状物質の実態と測定手法の検討
/(公財)日本建築衛生管理教育センター 藤田遼介
現在、建築物室内においてPM2.5に関する基準などはない。室内空気は外気を取り入れて換気を行い、また、室内での微小粒子の発生も考えられるため、大気と同様にPM2.5は存在する。しかしながら、室内における知見が少ないのが現状である。そこで本稿では、建築物室内におけるPM2.5の実態について、小型PM2.5測定器での実測調査を行い、測定手法の検討を行った結果を紹介する。

○におい可視化色素のインジケーターへの応用
/(地独)大阪産業技術研究所 山下怜子
ナフタレンテトラカルボン酸ジイミド誘導体は、におい物質と反応して色彩が変化する色素であり、においの存在を可視化するインジケーターへの応用が期待される。本稿では、同色素をガラス繊維不織布に担持させ、におい物質に曝した際の色彩変化について紹介する。

○メタン発酵技術の基礎と今後の課題・可能性
/豊橋技術科学大学 成井康貴・金子光瑠・大門裕之
脱炭素循環型社会の構築に向けてメタン発酵技術が注目されている。その高効率化技術として粒状活性炭と電圧印加技術に関する研究が盛んに行われている。本稿では、高効率化技術の概要とインドにおけるメタン発酵システムの現状を紹介する。
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