クリーンテクノロジー 2025年11月号

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クリーンテクノロジー 2025年11月号

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■特集:再生医療の未来を支える新技術②
○PFC型人工酸素運搬体を用いた再生医療における酸素供給技術の開発
/ダイキン工業㈱ 濱田智仁・匂坂重仁・岸川洋介
/東京大学 稲垣奈都子・伊藤大知
再生医療における酸素供給課題を解決するため、高酸素溶解性を持つパーフルオロカーボンであるパーフルオロデカリンと、高酸素透過性・生体適合性を持つフッ素化ポリイミドを用いた完全人工物のコアシェル型人工酸素運搬体を開発した。

○高品質な国産ヒト細胞原料供給事業
/㈱ジャパン・ティッシュエンジニアリング 竹内俊祐・渡部正利喜・井家益和
わが国の再生医療の発展には、国産のヒト細胞原料の安定供給が不可欠である。我々は国内の複数の医療機関と連携し、対象疾患を限定せずに使用可能なヒト組織、およびセルバンクの提供体制を構築するとともに、高品質な国産ヒト細胞原料を安定供給できることを実証した。

○ゼラチンを用いた局所投与における漏出抑制効果と細胞移植治療への応用可能性
/新田ゼラチン㈱ 小谷知希
細胞移植において、細胞懸濁液を注入してそこに留めたいというニーズは多い。我々は、生体適合性に優れた微粉ゼラチン(GP)、または加水分解ゼラチン(HG)を使用して、注入後の漏出を抑制する技術を開発した。さらに、これらのゼラチンが細胞移植治療おいて、移植効率や治療効果向上に貢献する可能性を検討し、ゼラチンが有用な基材となる可能性を示した。

○細胞医療の未来を拓く革新技術
/㈱セルファイバ 前場伊織
三次元細胞培養の新たな可能性を追求し、治療用細胞の製造方法に変革をもたらすことによって細胞産業の産業化を加速させたいと考えている。本稿では、細胞治療に使用される様々な細胞種に対するCell FiberⓇ技術を用いた培養法、またスケールアップや法規制準拠の製造プロセスを目指す顧客に提供する技術やサービスについて紹介する。

○世界初「DMSOフリー&有機溶媒フリー」凍結保存液の開発
/ソラリスバイオ㈱ 石川格靖
細胞製剤の凍結においては、DMSO等の有機溶媒を用いないと細胞凍結ができないとされていた。一方で、 DMSOやDMSO代替物の毒性を危惧するケースもあり、当社は新しい選択肢として、有機溶媒フリーの凍結保存液の開発に挑戦した。本稿では、その開発秘話を紹介する。

○休眠状態の導入による間葉系幹細胞若返りの再生医療・細胞治療への応用
/メカノジェニック㈱ 船木真理
間葉系幹細胞を用いた再生医療、細胞治療が大きな注目を集める中、その普及が進まない主要な原因の一つである細胞老化に対し、休眠状態を経ることによる間葉系幹細胞の若返りで問題の克服を目指す。

○生分解性インジェクタブルポリマーを用いた細胞デリバリーによる治療法の開拓
/関西大学 大矢裕一
/東北大学 能﨑優太
体内に注入可能でその場でゲル化するインジェクタブルポリマー(IP)を使用した細胞治療として、分解時間が制御可能な温度応答型生分解性IP製剤の心筋梗塞治療やがん免疫療法への応用例を紹介する。


■解説
○靴のカビ汚染の特徴とその対策
/大阪市立自然史博物館 浜田信夫
/㈱ダスキン 荻野文敏
本稿では、普段見えない靴の内側のカビ汚染に注目し、靴内部のカビ汚染の特徴とその対策を紹介する。革靴、スニーカー、サンダル、ブーツを対象に、夏冬のカビ数や種類、素材、使用状況、環境要因を分析。

○ニオイセンサを用いた焼酎用官能評価試薬のニオイ可視化
/㈱アロマビット 丸山慶子・橋詰賢一
/関西大学 竹村明久
本研究では、e- Nose型ニオイセンサを用いて焼酎および泡盛の官能評価試薬を測定し、人の感じる官能情報との関連性を検証した結果、双方の相関性を関連付けられる可能性が示唆された。

○1方向電流駆動型不揮発性多値磁気メモリ
/関西大学 本多周太
本稿では、1方向の電流で動作可能な柱型多値磁気メモリの構造や、動作方法と数値実証結果を紹介する。柱の長さに比例して記録密度が向上可能であり、不揮発性や高書き換え耐性などの特徴がある。3次元メモリを2端子で実現可能であり、周辺回路の開発が容易になると期待される。5ビットの柱型メモリへの情報の書き込みがマイクロ磁気シミュレーションによって示される。

○海域の貧酸素
/流域圏環境再生センター 山本民次
貧栄養化した海域では、底泥中で嫌気性菌が活動する際に発生する還元物質による酸素消費が大きい。底質改善による硫化水素の抑制が不可欠であり、広大な海域には産業系の機能性リサイクル材の適用が必要である。
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