計測技術 2025年11月号

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計測技術 2025年11月号

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■特集:SICE産業応用部門大会
○制御と暗号の融合から技術へ
/電気通信大学 小木曽公尚
暗号化制御は、通信データや制御パラメータを暗号化したまま安全に処理する技術であり、特に製造界や自動車分野でのサイバーセキュリティ対策に有効と期待されている。本稿では、制御システムのセキュリティを強化する暗号化制御のコンセプトに加えて、Python、C/C++、MATLAB/Simulinkを活用した開発基盤を紹介し、研究事例を通して技術開発の重要性を述べる。

○制御とモビリティのセキュリティ
/大阪大学 澤田賢治
本稿は、制御システムと自動車分野のセキュリティを解説し、近年のインシデント事例や自動運転・V2Xの最新動向、著者らの研究成果を紹介する。

○日本国内における制御システムのセキュリティ:これまでと今後の展望
/(一社)JPCERTコーディネーションセンター 宮地利雄
インターネットでは、普及拡大と同時に1990年代からサイバー攻撃が大きな問題として浮上していた。また近年は制御システムのセキュリティが広く論じられ、さまざまな対策が講じられ始めた。本稿では、その間の歩みを振り返るとともに、今後の展望と課題を述べる。

○スマートマニュファクチャリングに貢献する
クラウド型PLCの活用事例およびセキュリティ対策
/㈱東芝 深井英五
国内製造業のスマートマニュファクチャリングは、順調には進んでいない。工程の個別最適化は進んではいるものの、サプライチェーンも含めた全体最適化までは効果が及んでいない。現状の課題について三つ挙げ、解説する。

○計測制御システムセキュリティの技術研究
/Hitachi America, Ltd. 藤田淳也
/㈱日立製作所 松本典剛
本稿は、既存の産業制御システムに大きな変更を加えず導入できるセキュリティ対策手法に関する研究の紹介である。本提案手法は、ARPスプーフィングという仕組みを使って通信を仲介し、ネットワーク上の資産監視やセキュリティ機能を低負荷で実現するものである。


■特集:最先端のセンサ技術②
○光ファイバセンサ技術の最新動向
/東京科学大学 中村健太郎
光ファイバセンサとは、光ファイバケーブルで計測と信号伝送を行うセンサ方式であり、長大な距離にわたって「どこに」「どれだけ」のひずみや振動、温度が加わったのかを片端の観測点から知ることができる。本稿ではその原理と分類、最近の動向を解説する。

○量子計測・センシングの研究開発の現状
/(国研)科学技術振興機構 鈴井伸郎
量子計測・センシングの原理と特徴を概説し、ダイヤモンドNV中心、量子慣性センサ、光格子時計、量子もつれ光、超偏極NMR/MRIの最新研究動向と、医療・精密測位・時間標準など多様な分野への応用展望を解説する。

○ダイヤモンドNV量子センシング技術
/(国研)量子科学技術研究開発機構 小野田忍
量子センシングは、量子力学の原理を応用して高感度で物理量を計測する技術である。ダイヤモンドNV中心を利用したセンサは、室温で動作し、医療や材料科学など多様な分野での応用が期待されており、装置開発と社会実装が進められている。


■解説
○高速応答湿度センシングフィルム
/日本大学 加藤隆二
湿度の急激な変化に対して、1秒以内に色変化で応答する湿度センシングフィルムを開発した。色変化の視認性が高く、高速応答する特異な性能と、その機能発現機構について紹介する。


■連載
○マスフロー千夜一夜物語 第111回
/(一社)セーフテクノロジー 黒田誠
過去に我々が経験したガスが起因した悲惨な事故に関して、再度紐解きながら解説する。質量流量計(マスフロー)がおかれる環境が、いかに紙一重で危険なものであるかを再認識してもらいたい。

○食品のトレーサビリティ 第91回
/食品トレーサビリティシステム標準化推進協議会 大野耕太郎
2025年8月5日、前石破首相はコメの安定供給に関する閣僚会議で、コメの増産を表明した。それは1年にわたりコメの需給に問題なしと言い続けた挙句に、価格高騰の要因が生産量の不足にあることを認め、米需給の見通しは誤っていたと政府が認めたのだ。最盛期1,400万tが700万t以下に激減したコメ生産に対し、なお、需給不足を認めず対策が後手に回った責任は重いが、この現象から食料政策のみならず日本の将来に禍根を残す根本的な問題が垣間見える。


■コラム
○第112回 ガスメータの革新に挑戦
/東京大学名誉教授 山﨑弘郎


■製品ガイド
○面積流量計
Grinding Technology Japan 2025 SiC,GaN加工技術展 2025
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