クリーンエネルギー 2025年8月号

クリーンエネルギー 2025年8月号
shopping_cart

商品のご購入
ADD TO CART

個数:
商品コード:
E2508

クリーンエネルギー 2025年8月号

販売価格/
2,300 円(税込)
通常価格/
2,300 円(税込)
■テクニカルレポート
○e-メタン製造(メタネーション)実証設備
/大阪ガス㈱ 横山晃太
当社では、環境省委託事業にて大阪・関西万博会場内で「生ごみを主原料としたe-メタンの製造・利用実証」を実施している。本稿では、「化けるL ABO」と名付けた本実証設備の内容や稼働状況に関して紹介する。

○わずかな動きで発電する電磁誘導環境発電技術の開発
/三菱電機㈱ 武舎武史
当社では、近年注目されている「環境発電技術」に着目し、特殊な磁性材料にコイルを巻回した発電素子と磁気回路を組み合わせた電磁誘導環境発電モジュールの開発を行っており、本稿では、その開発内容と応用先の例について紹介する。

○大型水電解装置の電気計測による性能評価手法の開発
/日置電機㈱ 長浦政男
近年、脱炭素を背景として水素利活用が着目されるなか、水電解装置の研究開発が進んでいる。当社では、大型水電解セルスタック、水電解装置の性能・劣化評価に適用できるALDASメソッドを開発した。本稿では、ALDASメソッドを用いたEIS測定システムである電解セルアナライザ「ALDAS-Mini」の開発背景と活用事例を紹介する。

○工場の運用に特化した最適制御AIの開発
/㈱Sassor 吉田晃典
製造業の工場が抱えるエネルギー課題に対し、AI活用エネマネシステム「工場向けENES」を開発した。生産情報連携AI予測とPV・蓄電池等の統合最適制御により、コスト削減、再エネ利用向上、市場取引、BCP強化を実現し、GX推進に貢献する。

○業界初、AIが発電を活用し家電の電気代を削減するサービス
/シャープエネルギーソリューション㈱
「Life Eeeコネクト」は、太陽光発電システムを持つ家庭向けに、AIが家電を制御し、発電を有効活用して電気代を削減する業界初のサービスである。快適性と経済性を両立させた複雑な制御をユーザーに代わって行うことで、持続可能な社会の実現に貢献する。

○EVバッテリーをリユース活用した街灯の開発
/I-PEX㈱ 国枝昌彦
RENERATHソーラー街灯は、EVバッテリーをリユース活用し、ソーラー発電のみで自律稼働する街灯である。非常用可搬式電源供給機能を備え、災害対応力と環境負荷低減を両立させた製品であり、脱炭素・循環型社会の実現に向けたエネルギーソリューションとして期待されている。

○金属3Dプリンターで低温メタネーション自己触媒反応器を開発
/大阪大学 森浩亮・金孝鎮
本稿では、金属3D積層造形技術(AM)の触媒開発への応用について紹介する。本手法では、触媒と反応器を一つに統合した金属製自己触媒反応管(Self-Catalytic Reactor: SCR)の作製が可能であり、触媒性能と幾何学的特性の関係を明らかにできる。

○低温・低圧で高いアンモニア合成速度/触媒体積を可能にするメゾスケール鉄触媒の開発
/東京科学大学 原亨和
Haber- Bosch(HB)プロセスは、二重促進鉄触媒の発見によって工業化されて以来、製造エネルギーの大幅な削減を課題としてきた。この課題の克服には、低温・低圧下で高い「NH3合成速度/触媒体積」を示す不均一系触媒が不可欠である。しかし、低温・低圧はおろか、現行の高温・高圧下でも、その性能指標で二重促進鉄を上回る触媒の開発に成功したことはなかった。本稿では、NH3合成速度/触媒体積で二重促進鉄触媒を初めて凌駕したメゾスケール鉄触媒を紹介する。

○量子熱機関における対称性の効果
/東京大学 布能謙
/九州大学 田島裕康
量子効果を活用するような熱機関が古典熱機関よりも強力な性能を獲得しうることが明らかにされ、注目されている。本稿では、量子熱機関の性能限界と最適条件を与えるような、対称性に基づいた理論的枠組みを紹介する。

○配位ナノシートによる高活性電極触媒作製法
/東京理科大学 前田啓明・西原寛
低環境負荷、高効率かつ安価に水素を製造するための電極触媒開発の需要が高まっている。本稿では、当研究室が創製したパラジウムイオンと有機分子からなる二次元物質「配位ナノシート」を用いた高活性水素発生反応電極触媒の作製法および触媒性能について紹介する。


■エネルギー事情
○日本のエネルギー政策と今後のコージェネの役割
/(一財)コージェネレーション・エネルギー高度利用センター 片山禎
本稿では、2025年2月に閣議決定された第7次エネルギー基本計画の概要を紹介するとともに、同計画におけるコージェネの位置付け、計画策定時のコスト評価、今後期待される役割と展望について説明する。

○天然ガスおよびLNG市場の動向について
/LNG経済研究会 奥田誠
地球温暖化抑制の脱炭素化を目指す流れの中で化石燃料の一つで使用削減が求められてきた天然ガス(LNG)が、中期的に不可欠なトランジション・エネルギー源として再認識され、生産・供給量の確保と利用の増大が現状で見込まれるようになってきている。


■見聞記
○ダンケルク市における脱炭素の取り組み
/クリーンエネルギー編集部
Grinding Technology Japan 2025 SiC,GaN加工技術展 2025
search

キーワード検索キーワード検索
SEARCH

shopping_cart

カートの中
CART

商品数:0点  合計:0円

カゴの中を見る

  • 〒113-8610
    東京都文京区本駒込6丁目3番26号 日本工業出版ビル

  • TEL 03-3944-1181(代)
    FAX 03-3944-6826