クリーンテクノロジー 2025年7月号

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クリーンテクノロジー 2025年7月号

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■特集:環境微生物の実態と制御方法
○CCSに対応した新しい環境モニタリングシステムについて
/AICosmo㈱ 緒方嘉貴・有本啓
本稿では、PIC/S GMP Annex 1で導入された「Contamination Control Strategy(CCS)」に基づく、最先端の環境モニタリング(EM)技術の導入事例とその有効性を検討する。限られたサンプリングデータから無菌性を保証せねばならない現状に対し、多角的・戦略的なデータ駆動型アプローチが求められる中、AICosmoによるEMソリューションは、今後のCCS対応において有効な解となると考える。

○空調機内における微生物制御と換気の重要性
/新日本空調㈱ 高塚威
空調機内部は通過する塵埃や湿度の影響によって、カビや細菌の温床になる可能性があり、清掃・メンテナンスは重要である。本稿では、フィルタ、特に中性能フィルタの捕集効率と換気の効果について紹介する。

○チャンバー試験装置の妥当性評価および感染症抑制効果の確認
/㈱安藤・間 青木貴均・中村孝道
チャンバー装置について、浮遊ウイルス除去効果を判別する際の妥当性を評価した。また、チャンバー装置により得られた結果に基づいて空間噴霧を行った結果、事務所にてクラスター抑制効果が得られる可能性を確認した。

○BCPとしてのオフィスなど一般施設の感染対策
/鹿島建設㈱ 石川秀・初岡徹朗・岩田雅陸
/㈱イリア 金谷潔
従来から、建設業は厳しい衛生管理が求められる医薬品工場などの施設計画を行ってきた。COVID-19パンデミックを契機に、一般施設からも衛生管理(感染対策)の相談が増えたため、次亜塩素酸水溶液ミストを活用した感染対策サービスの展開を始めている。

○使用済みハードコンタクトレンズケース内部の衛生環境
/㈱メニコン 後藤紗也香
ハードコンタクトレンズ装用者の使用済みレンズケースを調査した結果、使用期間が長いほどバイオフィルムや汚れが蓄積する傾向が見られた。レンズケース内部の衛生環境を清潔に保つためには、定期的なケースの交換が重要だと考えられた。

○製薬・化粧品の試験研究・品質管理で求められているパーティクルフリー水
/セナーアンドバーンズ㈱ 黒木祥文
我々はELGA LabWater(英国、High Wycombe)社製のラボ用純水・超純水装置に、エンドトキシンフリー水を供給する目的で開発した限外ろ過(Ultra Filtration、UF)膜を用い、パーティクルカウンター用のブランク水として微粒子を極限まで除去した水、いわゆるパーティクルフリー水を供給できるシステムを構築した。

○医療機関での感染対策における環境整備の重要性
/山形大学 森兼啓太
従来から行われている人手が必要な作業と最新の技術・知見の融合は、今後も医療現場の諸題を解決する基本で有り続けることだろう。

○日光社寺文化財変色部位および周辺環境に生育する真菌叢の網羅的解析
/東京理科大学 苅山駿太・小笠原麻衣・鈴木智順
日光社寺文化財の表面に真菌が発生して変色することが問題となっている。本研究では、文化財保護に向けた前段階として、文化財および周辺環境に生育している真菌叢を網羅的に解析し、汚染原因の解明を試みた。


■解説
○半導体製造におけるクリティカルなAMC(大気中分子状汚染物質)の
超高速モニタリング
/TOFWERK㈱ 清水誠一
/テクノアルファ㈱ 若杉治仁
最新のモニタリングシステムは、複数の化学的官能基と蒸気圧の範囲にまたがる幅広い化合物を、十分な速度と感度で包括的に測定しなければならない。本稿では、このニーズに世界で唯一、1台の検出器で対応することができる画期的な測定装置を紹介する。

○半導体パッケージング技術概論
/㈱BREXA Technology 渥美二一
半導体デバイス製造の後工程の概要を、ウエハテスト、バックグラインド、ダイシング、ワイヤボンディング、樹脂封止、マーキング、出荷テストといった従来型の工程ごとに解説するとともに、現在汎用のフリップチップ、TSVによる接続方法まで、基礎的な内容について紹介する。

○微細藻類の飼料資源としての可能性について
/㈱ちとせ研究所 野澤伊織
近年、水産養殖業の拡大に伴い、魚粉の安定供給が困難となっており、魚粉代替の開発が急務となっている。微細藻類は、大豆と比較して高いタンパク質含有率およびTSAA含有量を示し、NPUも同等であることから、有望な魚粉代替である可能性が示唆されている。

○暖冷房・換気調整空間としての床下空間の活用と課題
/国立保健医療科学院 本間義規
微生物汚染、さらにはそれを原因とする健康被害事案では、正しい検証によって原因究明を目指すことが第一である。しかし、地域、立地環境のほか複数の要因による組み合わせは膨大で、必ず同じ問題は発生しうる。できるだけ、設計時にトラブルの種を摘んでおく必要がある。
Grinding Technology Japan 2025 SiC,GaN加工技術展 2025
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