建築設備と配管工事 2025年7月号

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建築設備と配管工事 2025年7月号

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■特集:脱炭素時代の地域エネルギーマネジメント
○2050年カーボンニュートラルに向けた地域冷暖房の将来像
/㈱日本設計 笹嶋賢一
これまでも地域冷暖房は高効率化を推進し省エネ・省CO2に寄与しているが、政府の2050年カーボンニュートラル宣言に向け更なる取り組みが求められている。カーボンニュートラルに関わるエネルギー等の動向を整理し、地域冷暖房の将来像を描くための具体策を整理した。

○熱供給事業者のカーボンオフセット熱の供給の現状と取り組み
/(一社)日本熱供給事業協会 曽我拓央
温対法に基づくSHK制度(温室効果ガス排出量の算定・報告・公表制度)において、熱供給事業者は CO2排出係数の公表、需要家に対するカーボンオフセット熱の提供が可能となった。2050年のカーボンニュートラル実現に向けて、熱供給事業は大きな転換期を迎えており、カーボンオフセット熱の現況とその取り組みについて解説する。

○2025年大阪・関西万博会場の熱供給設備
/㈱安井建築設計事務所 小林陽一・榎本丈二・高橋尚哉・福本拓人
大阪で開催される博覧会会場の熱供給設備を設計した。熱源は電気とガスを用いて、冗長化やリユースを念頭に置いた機器容量・台数設定とした。冷水配管は、四ヶ所ある供給施設を接続することで効率的運用や相互バックアップを目指した。海水熱利用や帯水層蓄熱など、敷地の特性をいかした自然エネルギー利用にも取り組んでいる。

○イオンモール豊川
/清水建設㈱ 森田英樹・伊藤統
イオンモール豊川は「自然エネルギーの活用」「省エネによる脱炭素及び地域環境負荷の低減」「地域防災に貢献する拠点」という三つのコンセプトを基に、地方都市に立地するZEBと防災性能を両立させた大型商業施設のモデルケースとして普及・波及を目指した。

○熊本桜町ビル 省エネルギー実現に向けた取り組み
/㈱関電エネルギーソリューション 寺澤祐樹
熊本市の複合施設「熊本桜町ビル」は、地下水を熱源水として利用する空調熱源及び水蓄熱システムを有し、全国の地域熱供給の中でも高いシステムCOPで運用している。今回は空調制御システム「おまかSave-Pro」を使用した省エネ取り組みについて紹介する。

○脱炭素時代の地域エネルギーマネジメントに向けたV PP技術の活用
/㈱エナリス 小林輝夫
当社は、脱炭素時代に向けて地域エネルギーマネジメントを強化。再生可能エネルギーを活用し、電力の地産地消やコスト削減を図り、災害時のレジリエンス向上を目指す。先進デジタルを駆使したVPP技術に磨きをかけて、持続可能な社会に向けた取り組みを支援している。


■最新技術情報
○木の現しが可能な高性能耐震壁で都市木造を大規模・高層化
/㈱竹中工務店 大谷馨
「KiPLUSⓇ」シリーズは、RC、S造等、異種構造の架構の一部に「木を付加」(キプラス)することで、遮音・耐震性能などを補完する一連の設計技術である。これまでの当社の主な木造・木質建築技術とともに、この度新たに開発した、木の「現し」が可能な高性能耐震壁「KiPLUS WAVY」の特徴、構造性能などについて紹介する。

○中高層木造建築構法「P&UA構法」
/㈱市浦ハウジング&プランニング 石田拓也
P&UA構法は木材と鋼材を組み合わせた中高層木造建築の実現に向けたハイブリッド構造である。GIUAとコッターにより高い耐震性能と靭性を実現し、10階建て以上の木造建築を可能にする。多様な用途に対応する汎用性と空間の自由度を備え、カーボンニュートラル実現に貢献する。


■竣工事例
○地中熱空調を活用した『ZEB』オフィス
/㈱興和 石田謙介
/㈱福田組 渡邉雄大
同社は地中熱利用の融雪施設や空調設備の開発および設計・施工に取り組んでおり、自社施設にも積極的に導入してきた背景から、地中熱を活用した省エネ化に加えてエネルギーレジリエンス性能の強化を目的として、新潟県中越地区初となる『ZEB』の達成に挑戦した。本施設は地方に多い中規模建築物で、採用している省エネ技術はいずれも汎用性が高いことから、地方における『ZEB』実現のモデルケースとしやすく波及効果が期待できる。

○常盤工業㈱本社事務所
/常盤工業㈱ 中村圭介
浜松の総合建設業、常盤工業㈱の本社建替え計画において「地球環境」、「働く環境」、「地域環境」をテーマとし、浜松の自然エネルギーを活用した ZEBを自社で設計・施工を行った。運用での『ZEB』を達成し、地域へ省エネ建築物の普及活動を行っている。

○TODA BUILDING まちに開かれた芸術・文化拠点の形成
/戸田建設㈱ 秋山昌幸
設備コンセプトは事業継続性と環境性の両立とした。事業継続性では従来のBCPに加え DCP(地域事業継続)も含めた設計を行っている。また、環境性では省エネ性と快適性の両立を重視し、多くの省エネ技術を導入して超高層複合用途ビル全体で「ZEB Ready」を取得した。


■連載
○世界の列車のトイレ
第6回 カナダの鉄道
/NPO21世紀水倶楽部 清水洽
カナダの鉄道は営業距離が7万kmを超え、アメリカ、ロシアに次ぐ路線の長さを有している。人口1人当たりの営業キロは世界一ではあるが、貨物が主体でそのほとんどは非電化である。カナダの長距離用のディーゼル機関車にはトイレがついている。燃焼式トイレを採用したこともあったが、臭気の問題等でタンク貯留方式になった。

○News & Products

○Le petit pouce ペットと暮らす
蟷螂の斧 
/畑建築デザイン 畑由起子
Grinding Technology Japan 2025 SiC,GaN加工技術展 2025
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