クリーンエネルギー 2025年4月号

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クリーンエネルギー 2025年4月号

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■テクニカルレポート
〇東京ガスにおけるe-メタンの取り組み
/東京ガス㈱ 村中実・荒川聖長
本稿では、e-メタンの大規模サプライチェーン構築に向けた当社の取り組みの中から、①ごみ焼却工場の排ガスからのCO2回収とメタネーションへの利用実証、②下水道施設で発生する再生水と消化ガスを活用したe-メタン製造実証、③豪州におけるe-メタンの生産・輸出に向けた詳細検討、の概要について紹介する。

〇太陽光発電を無駄なく熱利用するシステムの実証運転
/㈱IHI
再生可能エネルギーの一つである太陽光発電は、日照条件により発電量が変動し、余剰電力が発生しやすいといわれている。当社は、太陽光発電所で従来廃棄されていた余剰の直流電力すべてを安価な投資で、カーボンフリー蒸気として熱利用するシステムを開発し、安定的な運用が可能であることを実証した。

〇未来のエネルギーを安全に、水素炎検知器の紹介
/ニッタン㈱ 白山宣弘
本稿では、水素ステーション等の水素関連施設向けの水素炎検知器「ArtiedgeⅢ-H2FD」を紹介する。製品は広範囲監視や機能異常を把握するための自己診断機能を備え、また、施工性やデザイン性に配慮した特徴を有しており、施設の安全性向上に貢献する。

〇発電効率向上に寄与する風力タービンブレードへのリブレットの適用
/㈱ニコン
リブレットはサメの皮膚構造を模倣し、流体中の摩擦抵抗を低減する技術である。当社は、精密加工技術を活用し、風力発電分野でのリブレット適用を進めている。これまでにシミュレーションと風洞試験では発電効率向上の可能性が確認されており、現在実用化にむけた実機での効果検証を進めている。

〇ミストによる自動車バッテリーの高効率冷却
/琉球大学 安田啓太・寺西碧人・瀬名波出
ハイブリッド自動車や電気自動車の普及が進んでいる。これらが搭載するバッテリーの温度管理は効率化や高寿命化のために重要である。本稿では、ミスト供給によりバッテリー冷却を高効率化する技術について紹介する。

〇ハライドペロブスカイトが創り出す新たなナノ光機能
/東京大学 湯本郷
/京都大学 金光義彦
強誘電二次元ハライドペロブスカイトは、ユニークな物性が発現する新たな二次元ナノ材料である。本稿では、カイラルな結晶構造を持たない試料において、電場印加により顕著なカイラル光学効果が生じ電場制御できることを発見した我々の研究を紹介する。

〇低級アルカンをアルコールへと変換できる安価な鉄触媒の開発
/東京科学大学 鎌田慶吾・和知慶樹・山本昌尚・相原健司
安価で豊富な低級アルカンと酸素からアルコールなどの高付加価値化学品を合成する反応は、環境に優しい理想的なプロセスである。本稿では、イソブタン選択酸化に高い活性、再利用性を示す鉄系ペロブスカイト酸化物ナノ粒子触媒について紹介する。

〇グラフェンと水流を利用した環境発電システム
/東北大学 岡田健
エネルギー需要の増加に伴い、身近な環境からエネルギーを収集する環境発電(エネルギーハーベスティング)の技術開発が望まれている。我々はこれまでエネルギー源とは考えられなかった微小な水流とナノ材料であるグラフェンを用いた「流動起電力」について研究を行い、液滴や連続した流れ、グラフェンの電子状態や流速、流動状態が起電力に与える影響を明らかにしてきた。本稿では、これらの結果を紹介し、流動-グラフェン間の相互作用を解説する。

〇海洋性珪藻における高効率CO2固定を支えるピレノイドタンパク質PyShellの発見
/関西学院大学 松井啓晃・松田祐介
ピレノイドは炭素固定化酵素ルビスコを集積する微細藻の葉緑体構造である。本稿では、海洋の主要な一次生産者である珪藻のピレノイドを覆うタンパク質PyShellの発見とその光合成における機能を紹介する。


■エネルギー事情
〇天然水素の資源開発にかかる動向について
/LNG経済研究会 奥田誠
脱炭素化実現の鍵とされる水素が、近年になり天然ガス等のように地下に賦存していることが分かってきた。その量は膨大で、商業生産が可能となれば天然ガス等に代わる資源になると期待される。本稿では、その天然の水素に係る資源開発の状況などを紹介する。


■フィールドレポート
〇自立型水素燃料電池システムの実証事業
/横浜市 中村仁
横浜市港湾局は2015年度に自立型水素燃料電池システム(H2One TM)を全国の官公庁で初めて導入し、水素技術の普及に貢献してきた。2024年度に本システムの水素に関係する部分の運転を終了したタイミングで導入から運転終了までの10年間を振り返る。
Grinding Technology Japan 2025 SiC,GaN加工技術展 2025
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