建築設備と配管工事 2025年4月号

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建築設備と配管工事 2025年4月号

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■特集:大雨災害とその予測および建築設備における被害と対策
〇豪雨災害をもたらす気象はなぜ起こるのか
/名古屋大学/横浜国立大学 坪木和久
豪雨災害をもたらす日本付近の特徴的気象として、梅雨・秋雨前線と台風を取り上げ、これらのもたらす豪雨の特性とメカニズムを、過去の例を挙げながら解説する。台風に伴う遠隔豪雨、線状降水帯、大気の川などの最新の知見と、これらに与える地球温暖化の影響についてまとめる。

〇浸水被害の実態調査と浸水対策
/(一社)建築設備技術者協会/新日本空調㈱ 佐藤秀幸
建築設備全般における計画・設計時に施した浸水対策や、過去の台風・豪雨などで被災した施設の浸水被害、建物機能障害、復旧方法などの実態調査を行い、調査結果を基にBCPの観点から浸水対策によるリスク回避について検討したので紹介する。

〇集中豪雨における建築設備に関連する被害実態
/五洋建設㈱ 金津文夫
近年は、気候変動が要因と思われるような、時間当たりの降雨量が想定以上となる集中豪雨により、建築物が被害を受ける事例について、アンケート調査を通じて被害状況、原因、対策などの知見を得ており、これら一連の成果をまとめたものである。

〇激甚化する水害と浸水被害住宅の復旧について
/(公社)熊本県建築士会 廣田清隆
近年世界的な気候変動によって、わが国でも豪雨による住宅の浸水被害が多発している。浸水被害から住宅を復旧させるには建築的な技術と知識が必要である。また、今後どのような備えが必要か。2020 年7月の熊本県南部豪雨災害への対応と教訓から、浸水被害住宅の復旧と備えについて紹介する。

〇木造住宅の雨水出水による被害とその対策
/(国研)建築研究所 槌本敬大
気候変動の影響により全国各地で激甚化・頻発化する水害に対して、行政や住民等のあらゆる関係者が協働して取り組む「流域治水」の考え方が令和3年に導入された。木造住宅の水害時の被害状況、構造安全性を担保する方法、DRY対策、WET対策の現状について紹介する。

〇排水設備への雨水の逆流を防ぐ
/アロン化成㈱ 杉本豊
近年集中豪雨の発生件数が増大し、下水道配管に対しても排水設備への雨水の逆流により様々な悪影響が報告され、問題意識が高まっている。本稿では、これらの市場課題に対し、各用途に最適な専用部材として開発した逆流対策製品を紹介する。

〇名古屋市における総合的な治水対策
/名古屋市上下水道局 丹羽晴紀
名古屋市では、令和元年度に改定した名古屋市総合排水計画に基づき、「治水施設整備」、「雨水流出抑制」、「土地利用・住まい方」、「防災情報の普及・啓発等」の4つの施策を柱とし、「自助」「共助」「公助」が一体となった総合的な治水対策を推進している。


■最新技術情報
〇半導体製造における温度・湿度を精密に制御
/㈱朝日工業社 久保秀人
半導体製造などの産業施設や研究施設では、空調設備により空気環境を最適に維持することが重要となる。当社はその空気環境維持に対応する高精度の精密空調機の開発を行った。本稿では精密空調機ASCシリーズの特徴及びその上位モデルである高性能温湿調機の概要を紹介する。

〇ピンポイント気象情報が選ばれる理由と、暑さや大雨・大雪時の活用方法
/㈱ライフビジネスウェザー 櫻本美香・小櫃美月・倉田侑
気象リスク管理モバイル「KIYOMASA PRO」は、ライフビジネスウェザー独自の、解像度が細かく・更新頻度の多い1kmメッシュ気象予測を搭載している。熱中症対策や、大雨・大雪の荒天時にどのように現場の安全管理に活用できるか気象予報士が紹介。


■竣工事例
〇温故創新の森NOVARE
/清水建設㈱ 重盛洸
「温故創新の森NOVARE」は、当社が次世代まちづくりを目指し開発した複数棟連携型イノベーション施設である。ZES実現に向けた街区熱融通システム「ネツノワ」、超個別空調システム「ピクセルフロー」、直流マイクログリッドなど先進的環境技術を導入し、エネルギー効率向上と脱炭素社会の実現を目指している。

〇シリーズ  第22回 環境・設備デザイン賞
周期的旋回微気流空調
/㈱大林組 井守紀昭
ムービングフローは、気流感を特徴とした空調計画を汎用的に実現することを目的として開発した空調吹出口である。気流方向の固定化によるドラフト問題を解消し、「ときどき感じる風」が快適感をもたらす。また、冷房温度や空調風量の変更と一連して省エネルギーも期待できる。モーター電力や制御配線、スイッチ操作が不要であるため、設置工事や日常運転にも負担とならない新しい空調吹出口である。

〇放射冷却素材を活用したCOOL分電盤の開発
/㈱竹中工務店 田崎和音・山形光生
/セイリツ工業㈱ 植木徹
/SPACECOOL㈱ 末光真大
近年、地球温暖化の影響により外気温が上昇しており、日本では夏季において35 ℃を超える猛暑日が頻発している。こういった中、従来の遮熱対策品である遮熱塗料や遮光板を使用しても建物屋外に設置している分電盤の内部温度は非常に高く、盤内部の蓄電池やインバータ等の基盤類の故障が発生している。このような背景の中、ゼロエネルギーで外気温よりも低温にする新素材「放射冷却素材」に着目し、盤表面に貼り付けることで、従来の遮熱対策品よりも優れた遮熱効果を実現する「COOL分電盤」を開発した。

〇いま知っておきたいIoT・AI関連情報
第38回 超電導コンピューター
/TMES㈱ 倉田昌典
シリーズ解説の第38 回。今回は商用化が近づきつつある超電導リニア新幹線に代表される、技術革新の中心的な存在といえる「超電導技術」の応用分野および開発状況と、超電導技術を利用した「超電導コンピューター」について紹介する。低消費電力と高性能を両立するコンピューターの新技術として、光技術を利用した「IWON」と「脳型コンピューター」について紹介したが、超電導コンピューターはさらに超高速、超低消費電力化を実現する技術であり、実用化に向けた開発が進んでいる。


■連載
○News & Products

○知っているようで知らない空調設備のこと⑪
冷却塔冷却水の管理
/高砂熱学工業㈱ 湯浅憲

○Le petit pouce ペットと暮らす
クロスモーダル
/畑建築デザイン 畑由起子
Grinding Technology Japan 2025 SiC,GaN加工技術展 2025
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