クリーンエネルギー 2025年3月号

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クリーンエネルギー 2025年3月号

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■テクニカルレポート
○アンモニア分解による低温電場中での水素製造
/早稲田大学 大淵ゆきの・関根泰
Ru/CeO2触媒に直流電場を印加することで、従来の高温(>500℃)が必要なアンモニア分解反応を100℃以下でも可能にし、低温域で高い水素転換率を達成した。反応における律速段階の変化やプロトン伝導による反応メカニズムの解明を通じて、新たな触媒界面の活性点とその振る舞いを明らかにした。

○高圧水素源の「ギ酸」を二酸化炭素から再生
/筑波大学 大野聖海
/(国研)産業技術総合研究所 川波肇
再生可能な炭素資源としての二酸化炭素を用いて、高圧条件ながら反応温度50℃と低温で、塩基を用いずイリジウム触媒による “直接” ギ酸を生成させる効率的な技術開発に成功した。本稿では、高圧(超臨界流体を含む)の利用による効率化について紹介する。

○中間バンド構造を導入した熱放射発電素子
/神戸大学 原田幸弘
熱放射発電は、発電素子からの赤外線の放出過程を利用した、環境温度よりも素子温度が高い状況で発電する発電方法として注目されている。本稿では、高温での動作が期待できる、中間バンド構造を導入した熱放射発電素子における発電特性の理論解析結果を紹介する。

○ガス透過膜を用いた省エネ・高衛生な換気システム
/㈱三菱地所設計 髙西茂彰
/川崎重工業㈱ 梅本勝弥
これまでの外気と室内空気を交換する換気と異なり、通常時、非常時とも安全・快適・健康な室内環境創出のため、CO2をはじめとするガスを膜により透過し、室外に排出させる新規性の高い空調システムSEPERNAの開発を行い、実測にて効果を検証した。

○FO膜を用いた省エネルギー型の海水淡水化技術
/東洋紡エムシー㈱ 三浦佑己・安川政宏
海水淡水化において、現在主流とされるRO法に対し、より消費エネルギーを削減可能な新たな技術として、FO法が注目されている。本稿では、FO法の技術概要を述べ、また、FO膜を用いた省エネルギーな海水淡水化の検討事例を紹介する。

○サステナビリティと素材革新:カーボンニュートラルとエポキシ樹脂の未来
/DIC㈱ 有田和郎
当社は、現在、廃棄物の削減や再利用を促進できるエポキシ樹脂・エポキシ樹脂硬化剤の基本技術を研究開発中である。この中から特に、本稿では、200℃以上の耐熱性とリサイクル性を備えるエポキシ樹脂硬化剤について紹介する。

○CO₂フリー火力発電のためのポンプおよび関連流体機器
/㈱荏原製作所 本田修一郎・池田隼人・渡次圭・望月宏樹・鈴木朝紀・原彰宏・柚原誠・木村航平
/㈱荏原エリオット 橋元洋人・藤澤宏行
わが国では、ガスタービン発電への水素の適用や、石炭火力発電へのアンモニアの適用について実証計画が進みつつある。本稿では、これらの発電の脱炭素化に貢献すべく開発されている液体水素ポンプ、および関連技術と液体アンモニアポンプについて紹介する。


■エネルギー事情
○World Energy Outlook 2024で見る世界のエネルギー情勢
/LNG経済研究会 奥田誠
IEA(国際エネルギー機関)は「World Energy Outlook 2024」(2024年10月発表)で、「化石燃料の需要が2030年にはピークに達し、世界は「電気の時代」に移行し、再エネ等の低炭素エネルギーが2030年代の主役になる」と記している。

○欧州の2024/2025年冬季の天然ガス需給を巡る動向
/LNG経済研究会 大先一正
欧州の今冬季明け天然ガス貯蔵量は、平年並みに減少することが見込まれており、その場合、来冬季向け備蓄量は暖冬に恵まれた昨年や一昨年に比べると増える。また、ウクライナ経由のロシア産天然ガス輸入が2024年末に停止されており、その補填も必要なこと等から、2025年については欧州のLNG輸入量が大幅に増え、LNG需給が逼迫化することが懸念されている。
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