画像ラボ 2025年3月号

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Ga2503

画像ラボ 2025年3月号

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■解説
〔外観検査〕〔解析・計測〕
○高速カメラの動画解析を用いたドア閉じ動作の異常検知
/東京理科大学 山本洋太・髙橋怜芽・谷口行信
自動車のドア閉じ検査の自動化を目的とし、ハイスピードカメラと深層学習を活用した新たな手法を提案した。提案するネットワークは、ドア閉じエネルギーの推定と異常検知を同時に行うことにより、高精度な推論を実現する。本稿では、ネットワークの構造および学習方法について解説する。


〔外観検査〕〔認識・検出〕
○深層距離学習を用いた石灰石判別手法
/大分大学 賀川経夫・永田亮一
石灰製品の価値向上には、不純物を含む雑岩の除去が重要である。雑岩は正常な石灰石と形状は似ているが、表面色に差がある。本研究では、この色情報を利用し、ベルトコンベア上で雑岩を自動的に判別するため、異常検知に適した深層距離学習を応用した画像判別手法を提案する。

○良品特徴分布に基づく領域分割による少数ショット異常検出
/オムロン㈱ 西本崇志・橋崎将典・木下航一
近年の画像異常検知モデルは高い性能を示しているが、良品サンプル不足や解釈の困難さが検査システム導入の障壁となっている。本研究では、良品サンプルが不足した状況下でも高い性能と解釈性を持つ異常検知モデルの構築を目指し、似た特徴分布を持つ領域ごとに独立したモデルを持つ機構を加えたフレームワークを提案した。主要ベンチマークを用いて学習良品画像10枚という条件下で評価したところ、位置合わせのなされたオブジェクト系カテゴリにおいて提案手法による性能改善効果が確認された。


〔ロボットビジョン〕〔認識・検出〕
○ロボットを介した機器遠隔操作支援システムのためのスイッチ位置と押下方向の認識
/北海道立総合研究機構 宮島沙織・井川久・高木友史
/中京大学 橋本学・鈴木貴大
人手不足対策としてロボットを活用した作業の遠隔化があるが、ロボットを遠隔操作して作業を行うことは難しい。そこで本研究では、ロボットを介して遠隔地に設置されている機器を簡便に操作することを目標として、機器に設置されたスイッチを操作するロボット動作の生成に取り組んだ。人協働ロボットを用いて垂直に押下するスイッチを操作する実験を行い、提案手法の有用性を検証した。


〔ロボットビジョン〕〔画像処理〕
○ハイパースペクトル画像超解像のためのSpectral Grouping Transformer
/早稲田大学 工藤紗織・鎌田清一郎
単一ハイパースペクトル画像の超解像はCNNによって大きく進歩したが、この手法は局所的な特徴に依存するため表現力に限界がある。この問題を解決するために、本研究では新たなSpectral Grouping Transformerを提案する。従来手法との比較実験により、提案手法が従来よりも自然な高解像度画像を生成することが確認できた。


〔放送通信〕〔AR・VR〕
○五角柱型30K360度カメラの開発
/NHK放送技術研究所 林田哲哉
本稿では、市販産業用カメラを用いて、全天、に渡って解像度を担保しつつスティッチングミスを少なくするための 30K360度カメラの設計と開発について紹介する。


〔セキュリティ〕〔認識・検出〕
○生成AIによるフェイク人物を特定する生体情報を利用した真贋判定技術について
/立命館大学 熊木武志・山邊紘子・永野凌雅・藤井陽
/近畿大学 蔭山享佑
近年、生成AIによるフェイク人物を多く目にするようになってきた。これらは虚偽情報の流布に用いられ、大きな問題となっている。我々はこの問題を解決するため、生体情報に基づく真贋判定技術を提案、開発している。これは対象人物の目から血流を抽出し、生体か否かを識別する事ができるものである。


〔エンタテインメント〕〔その他(可視化)〕
○画像解析を用いたエレキギターのストローク動作訓練支援 
/東京工芸大学 高田祐輝・森山剛
ギター演奏の練習ではストローク動作の訓練が疎かになることが多い。ストローク動作が十分に練習されていないと難度の高い楽曲を演奏することができないだけでなく、矯正するのに多大な努力と時間を要する。そこで本研究では、画像解析によりギターのストローク動作の評価を練習者にフィードバックするシステムを提案する。


〔映像解析〕〔検索〕
○生成モデルで進化する大規模映像検索
/明星大学 植木 一也
/ソフトバンク㈱ 鈴木裕真・佐藤開・堀隆之・宅島寛貴・髙田拓実・                           田之上隼人・Aiswariya Manoj Kumar・西原大輝
本研究は、検索クエリをテキスト生成モデルと画像生成モデルで多様化し、映像コンテンツとの関連性を高めることで、映像検索精度を向上させる新たな手法を提案する。
TRECVID ベンチマークの大規模映像データセットを用い、様々な視覚・言語マルチモーダルモデルに適用することで、その有効性を確認した。


〔その他〕〔3D〕
○符号化開口とイベントによるライトフィールド撮像
/名古屋大学 高橋桂太
符号化開口とイベントカメラを組み合わせて時間効率の良いライトフィールドの撮像手法を実現したので紹介する。提案手法では、フレーム画像の露光時間中に符号パターンを高速に切り替え、それに伴って発生する視差情報をイベントとして記録する。これらのデータに計算機処理を施すことで高品質なライトフィールドを復元する。


■特集:AI自動外観検査テクノロジー最前線②
○HLAC特徴量を用いた外観検査画像の高速欠点分類
/㈱アダコテック 伊藤桂一
機械学習を活用した外観検査の自動化は、単なる欠点検出にとどまらず、欠点分類を通じて工程改善の示唆を提供する点で注目を集めている。本稿では、HLAC特徴量抽出技術を基盤とした独自AIソフトウェア「Shiwaketter」による欠点分類の取り組みを紹介する。

○多品種少量生産品の検査自動化を実現するエッジAI端末
/㈱システム計画研究所
/ISP 谷貝麻純
日本の製造業に多い多品種少量生産品の検査自動化に関するポイントと、検査自動化を実現する方法について解説する。

○AI印刷検査がもたらす製造現場の変革
/㈱UniARTS 矢納正浩
高品質の維持には多大な時間と人的資源が必要となる。この課題に対し、品質を維持しながら検査工程の時間と人員を削減する新たなソリューションが実現した。本稿では、相反する関係にある品質と効率性を同時に実現する「AI印刷検査」について解説する。

○製造現場の声から生まれたエッジAI画像認識ソリューション
/マクセルフロンティア㈱ 島雄一郎
当社は、マクセルグループの一員として、プラスチック光学レンズ製品の開発・製造、産業機器向けシステムの受託開発・製造、自社ブランドによる「画像認識システム」の開発・
製造を行っている。本稿では、この画像認識システムの新シリーズ「iXAM Visionシリーズ」について紹介する。
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