クリーンテクノロジー 2025年2月号

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クリーンテクノロジー 2025年2月号

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■特集:静電気の産業応用に関する最新情報
○エレクトレット不織布の捕集効率向上方法の検討
/春日電機㈱ 鈴木輝夫・石井一樹
医療マスク用の高捕集性能の静電フィルタを作製するために、スパンボンド不織布のエレクトレット処理方法について検討した。

○静電気現象の農業利用
/岩手大学 高木浩一・高橋克幸
農業において、静電気は育種における細胞の電気泳動や融合、農薬の静電散布などに利用されてきた。近年では種子の発芽や生長促進、栄養生長から生殖生長への移行、収穫物の鮮度保持や食品加工での利用技術の開発が進められている。本稿では、静電気の農業利用の歴史、開発が進む技術について紹介する。

○袋詰めされたカット野菜のパルスプラズマを用いた殺菌処理技術開発
/山形大学 南谷靖史
本稿では、カット野菜の消費期限を延長、栄養素の流出を少なくする、殺菌剤を使用せずパルスプラズマにより袋詰め後に殺菌処理する技術の開発状況を紹介する。

○電気的に等量のプラズマが生成する化学および電気刺激に対する細胞応答
/東北大学 中山愛理・劉思維・中嶋智樹・佐藤岳彦
/熊本大学 矢野憲一
プラズマ医療は化学刺激を利用した皮膚治療やがん治療などへの応用が進められてきた。一方、同時に生成される電気因子の影響は十分に研究されていない。本研究では、化学因子と電気因子の効果を独立して同時に比較できる装置を開発し、細胞に与える影響を調べ、プラズマの極性や電気因子に対する細胞応答を明らかにした。


■解説
○紫外線を吸収・遮断する竹のチカラを地球の資源に
/鹿児島大学 加治屋勝子
竹林面積の増加に伴う竹害は深刻であり、竹の有効活用は「生物の多様性と居住地の保護」「天然資源の持続可能な管理及び効率的な利用」に繋がる。私共は竹抽出エキスに紫外線吸収効果があることを明らかにし、二つの紫外線吸収成分を特定した。

○多様な食品を支える微生物制御技術と今後の課題
/日本大学 五十部誠一郎
消費者や実需者が求めている食品の「品質」と「安全」を確保する微生物制御技術が注目されている。本稿では、このような目的で開発された非加熱的な微生物制御技術、および筆者らが開発したアクアガス加熱技術を紹介する。

○天然物由来のPET分解酵素に関する研究
/大阪公立大学 辻本健登・黒木知香子・上田光宏
プラスチックの需要は自動車から食品産業まで、さまざまな産業分野で優れた特性と用途により継続的に増加しているが、大量に廃棄されるプラスチック廃棄物が深刻な環境問題を引き起こしている。そこで、PETの生物学的もしくは生化学的手法を用いた環境にやさしい処理方法を研究することにした。

○新しい大気圧低温プラズマ装置の開発と表面処理等への応用
/東京科学大学 八井田朱音・古谷淳之介・大澤泰樹・清水祐哉・沖野晃俊
銅(Cu)は、銅イオンの持つ強力な殺菌作用により、ウィルスや細菌などの微生物の増殖を抑制することができる。本稿では、我々が独自に開発した表面安定性と耐久性を兼ね備えた抗ウィルス・抗菌加工処理技術(Cu-DLCコーティング技術)について紹介する。

○有機フッ素化合物PFOS、PFOAの環境汚染と健康影響の概略
/京都大学 原田浩二・藤谷倫子
/第一薬科大学 藤井由希子
ペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)、ペルフルオロオクタン酸(PFOA)は難分解性、生物蓄積性を持つ。動物実験、疫学研究などにより、健康リスクが上昇する可能性が指摘されている。飲料水についての基準が多くの国で検討されている。

○衛生的に安心な抗ウィルス・抗菌加工処理
/東京電機大学 金杉和弥
銅(Cu)は、銅イオンの持つ強力な殺菌作用により、ウィルスや細菌などの微生物の増殖を抑制することができる。本稿では、我々が独自に開発した表面安定性と耐久性を兼ね備えた抗ウィルス・抗菌加工処理技術(Cu-DLCコーティング技術)について紹介する。

○温室効果ガス・メタン(CH4)の発生源と地域の特徴
/(一財)日本自動車研究所 森川多津子・早崎将光
温室効果ガスであるメタン(CH 4)については、毎年、国の排出総量をIPCCに報告する義務がある。本稿では、温室効果ガス排出インベントリの発生源カテゴリー別CH 4排出量推計手法に基づき、さまざまな発生源カテゴリーにおけるCH 4排出の状況を紹介し、都道府県別のCH4排出量を整理した。

○圧縮センシングを用いた省電力無線センサーシステム
/大阪大学 兼本大輔
本稿では、圧縮センシングの数理的な基本概念を説明し、無線センサーシステムにおける圧縮センシングの実装方法を紹介する。さらに、実装の具体例として、省電力・バッテリーレス動作が可能な無線脳波伝送システムについて紹介する。

○人工飛沫発生装置を用いた空気清浄機による空気交換効率と汚染質除去効率に関する研究
/東京理科大学 金政一・倉渕隆・野中俊宏・村井竜也
/名古屋大学 李時桓
飛沫発生源の高さおよび空気清浄機の位置と汚染質除去効率(CRE)の関係を調査した。また、広い空間で空気清浄機を使用した場合の、フィルター捕集率を加味した空気交換効率の実測を行った。

○次世代半導体技術で実現する極低消費電力の世界
/龍谷大学 木村睦・田代信一
脳を真似るだけでなく、超コンパクト・ローパワーで超脳(脳を超える)ニューロモルフィックシステムの実現を目指す。材料・デバイス・システムの協調研究(コリサーチ)で日本の優れた材料技術、製造技術を最大の武器とし、日本エレクトロニクス業界の最後の大逆転につながることを夢見る。


■エンジニアリング会社開発拠点の紹介
○「GX」「DX」「Collaboration」
/新菱冷熱工業㈱
Grinding Technology Japan 2025 SiC,GaN加工技術展 2025
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