画像ラボ 2025年2月号

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Ga2502

画像ラボ 2025年2月号

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■解説
〔外観検査〕〔画像処理〕
○海上船体点検のための動画像からのパノラマ合成  
/㈱三井E&S 長内福智・滝澤一樹
/奈良先端科学技術大学院大学 内山英昭
外来生物から海洋資源を保護するため入港の際に船体点検レポートの提出を義務付けている国もある。点検レポートでは船体の鮮明な画像の掲載が要求されており、海中で信頼性の高い鮮明な画像を取得するためにカメラユニットの開発と特徴の少ない船体表面のパノラマ合成手法の検討を行った。

○熟練工の知見に基づいた深層学習による鍛造製品の欠陥検出  
/㈱ゴーシュー 上羽悠介
/滋賀大学 飯山将晃 
深層学習には訓練データに存在する本質的でない特徴を利用して予測を行ってしまう、共起バイアスという問題が存在している。本研究では、モデルの注目領域とあらかじめ指定した本質的な特徴領域の一致度を損失関数に組み込んだ手法を提案し、モデルの解釈性と信頼性の向上を目指した。

〔インフラ整備〕〔認識・検出〕
○深層学習を用いた孔壁展開画像における正弦波状亀裂検出  
/北海道科学大学 和田直史
/㈱レアックス 鈴木利実・立野直樹
地質調査におけるボアホールカメラ調査では、地中の孔壁を撮影した孔壁展開画像を用いて亀裂の幅や方向を解析する。現状、亀裂の特定は熟練技術者による目視でおこなわれており、自動化が望まれている。本稿では、孔壁展開画像を対象とし、深層学習を用いて正弦波状亀裂を検出する手法について解説する。

〔インフラ整備〕〔解析・計測〕
○動画像による鉄構ボルト緩み検知
/(一財)電力中央研究所 高田巡・伊藤憲彦
動画像をもとに対象物の振動・変位を計測する「光学振動計測技術」の活用事例として、鋼構造物(鉄構)のボルト緩みを遠隔非接触で検知する取り組みを紹介する。実験では鉄構を打撃加振した際の部材の応答振動を計測し、ボルト緩みの有無によりスペクトル形状や卓越振動数が変化する様子が観測できた。

〔セキュリティ〕〔画像処理〕
○拡散モデルによる動画データのプライバシー保護に向けて  
/㈱KDDI総合研究所 西村仁志・披田野清良・黒川茂莉
動画データの利活用が進むにつれ、動画データのプライバシー保護の重要性はますます高まっている。本論文では、拡散モデルを利用した動画のプライバシー保護手法を提案する。実験では、簡単なサンプルを用いて提案手法の有効性を検証した。

〔放送・通信〕〔認識〕
○画像の圧縮・復元モデルと認識モデルのEnd-to-End学習
/中部大学 柴田蓮・山内悠嗣
エッジコンピューティングを活用した画像認識システムにおけるデータ通信量を削減するために、画像を圧縮・復元するモデルと認識するモデルをEnd-to-Endで学習するフレームワークを紹介する。異なる二つのモデルをEnd-to-Endで学習することで、画像を圧縮・復元した際に認識に有効な情報の欠落を防ぐことが可能となり、高精度な画像認識を実現した。

〔エンターテインメント〕〔ディスプレイ〕
○透明視錯覚によるモニタ群からの巨大3D提示  
/NTTコミュニケーション科学基礎研究所 三河祐梨・吹上大樹
これまでモニタ配列からは、隙間やベゼルの遮蔽により飛び出す3D映像が提示できないと考えられていた。本解説では、透明視錯覚を活用することにより、不揃いに配置した異種混合のモニタ群から、隙間があっても飛び出す3D映像提示を実現する最新技術を紹介する。

〔スポーツ〕〔解析・計測〕
○多視点ドローン映像からのバドミントンダブルスのコントロール領域の推定  
/名古屋工業大学 丁寧 
/名古屋大学 藤井慶輔 
本研究では、バドミントンダブルスのドローンビデオデータセットを作成し、コントロール領域確率マップを推定するフレームワークを提案した。実験により、スコアとコントロール領域との関係に関する有意義な洞察を得た。さらに、最適なポジショニングの推定手法により、選手の返球の成功確率向上への寄与が期待される。

〔製品開発支援〕〔画像処理〕
○圧縮センシングと三次元画像相関法を用いた高速・高解像度振動計測  
/高知工科大学 加藤由幹
/㈱構造計画研究所 綿引壮真
近年、非接触で多点の振動計測が実現できる画像相関法が開発されたが、高速振動の計測には高速度カメラが必須となり、分解能の減少とコスト増加が課題となっていた。そこで著者らは、「圧縮センシングにより低速カメラの撮影画像から高速振動を復元する技術」を開発した。

〔メディカル〕〔画像処理〕
○画像処理を用いた重度熱傷における治癒過程評価法
/慶應義塾大学 田中敏幸・吉川達郎
重篤な熱傷の治療後の治癒過程の客観的評価は、臨床現場での大きな課題となっている。本稿では、画像処理により熱傷部と植皮部のクラスタリングを行い、それぞれの色成分特徴を基に、治癒レベルの数値化する手法を報告している。提案法が、治癒レベルの評価に有効であることが示されている。


■特集:AI自動外観検査テクノロジー最前線①
○AI画像検査の新境地、反転機構なしで実現する表裏検査技術 
/㈱アイキューブデジタル 三原秀一
労働力不足や労働生産性向上の切り札として期待されるAI活用。食品製造業の目視検査工程における活用が本格稼働し、多くの企業で一度は導入検討され更なる製造の最適化、効果を求め検討が続いている。一方、食品製造業でAI活用が広がらない現状もある。ニーズの拡大はありつつも広がらない現状を紐解くとともに、技術の進歩によるさらなる精度向上、検査工程の全自動化の先進取り組み事例を紹介。

○AIの説明性と品質保証技術を活用した外観検査
/㈱コーピー 竹下晃平
「CONFIDE for Factory 外観検査AI」は、製造業の検査業務を自動化し、XAIとQAAI技術を活用して信頼性を高めるソリューションである。データ拡張やデータ生成や転移学習により限られたデータから学習可能な仕組みを構築し、 AIの説明性や品質保証技術を活用したMLOpsで継続的な改善と適応を実現している。

○「少量・良品・高速学習」のAI外観検査ソリューション
/㈱HACARUS 栗山覚
HACARUS Check AIソフトウェアは、少量データで高精度なモデル構築を可能とするスパースモデリング技術を基盤とした外観検査ソリューションである。複雑形状の金属部品検査や多品種少量生産の現場における自動化を実現しつつ、撮像装置やロボットとの連携による外観検査の全自動化を目指す。


■シリーズ
○イメージングリソースガイド㉔
/エドモンド・オプティクス・ジャパン㈱
ユーザーのアプリケーションがマシンビジョン、ライフサイエンス、セキュリティ、或いはITSシステムにかかわらず、イメージング技術の基本を理解しておくことは、洗練されたイメージングシステムの開発や導入に欠かせない。センサーや照明技術の進歩がシステム対応力に無限の可能性を秘める一方、これらの技術のデザインや製造には物理的限界があるのも事実である。光学部品もこの例外ではなく、オプティクスがシステム性能の制限因子になることもしばしある。本連載は、読者がイメージングシステムの特定やシステム性能の最大化を行い、かつ投資コストを最小化するのをサポートする目的でデザインされている。
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