建築設備と配管工事 2025年2月号

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K2502

建築設備と配管工事 2025年2月号

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■特集:樹脂管の現状と将来の可能性②
〇ポリエチレン管の普及・拡大を通じて社会課題の解決に貢献
/㈱クボタケミックス 上田晃正
軽くて錆びない、施工性に優れる、施工が熟練度に左右されず安定品質、耐震性や長寿命性を有する、環境負荷を軽減できるなどの特長を有するポリエチレン(PE)管は、建築業界の課題解決に貢献できる配管材として年々適用範囲を拡大してきている。本稿では、PE管の普及の経緯、その背景にあるPE管の特長に触れた上で、当社がPE管のメリットを活かしつつ、さらなる施工性の向上のために開発した融着レスプレファブ配管システム、最近販売を開始したスーパータフポリHPPE-3W(再生水用PE二層管)のEロック接合、スーパータフポリHPPE-HF(高圧消火設備用PE管)について紹介する。

○建築排水分野の樹脂管製品について
/積水化学工業㈱ 平山雄基
建物排水分野では樹脂管が主流となってきており、当社では「耐火VPパイプ配管システム」と「プラスチック単管式排水システム」の採用が広がっている。近年の開発では、前者で呼び径200を発売し、後者で最下階タイプや厚スラブ対応品、二段タイプの品揃えを進めてきた。

○給水用ポリエチレン管の動向
/日本ポリエチレンパイプシステム協会
当協会はこれまで70年に亘りポリエチレン管・継手を扱う協会として活動してきた。会員会社はポリエチレン管及び継手の優れた性能や特性を広く周知し、普及させる活動を日々行っている。当協会で扱う給水用ポリエチレン管について、その特徴と変遷、耐震化や長寿命化への対応について紹介する。


■最新技術情報
〇配管探査ロボットによる配管調査市場の創出
/㈱弘栄ドリームワークス 稲垣和美
従来、配管のトラブルが発生した時に調査を行うというのが一般的であった。さらに調査を行うよりも全面改修した方が煩わしさが少ないと言う理由で調査を望まない傾向にあった。しかし建物の長寿命化を社会が推進する時代に変化してきた。建物を常に健全な状態で保つには、人の身体と同じで定期的に建物診断を受け、改修を行うことが重要である。当社が開発した「配管くん」は、配管を壊すことなく調査し、問題となる部分を見つけることで、改修にかかる時間やコストを削減できることと予防保全できる大きなメリットがある。

○屋外向けエッジAIクラウドカメラ
/セーフィー㈱ 吉田周太
同社は、2024年3月よりLTEルーター一体型で設置場所を選ばないエッジ AI 搭載型の屋外向けクラウドカメラ「Safie GO PTZ AI(セーフィー ゴー ピーティーゼット エーアイ)」を提供開始している。今回は、開発背景や機能、事例の紹介を行う。


■解説
〇感染対策に配慮した空調換気システム
/鹿島建設㈱ 鈴木幸人
社会ニーズとして新型コロナウイルス等に対する感染対策に配慮した空調換気システムが求められている。新築や改修工事によらず適応可能で、その効果が裏付けられているビル向けの空調換気システムを開発することを目的に各種検討を行った結果を紹介する。


■竣工事例
○山形県立新庄病院
/㈱佐藤総合計画 魚津浩樹・星野厚志・蛭田厚大・滝下朋和
山形県の最上二次保健医療圏の中核病院の計画。県産の木材により最上地域の山並みを表現した外観が印象的な病院である。庇に給排気開口を組み込む、バイオマスボイラーや太陽光発電を用いるなど、この地ならではの厳しい冬季の気候に備えた多様な環境計画を行っている。

○虎ノ門ヒルズ ステーションタワー
/㈱久米設計 伊藤欽章・横山大毅
/森ビル㈱ 清宮拓磨・切石薫
延べ面積25万平米の超高層複合テナントビルの環境設備デザイン。眺望と快適性、省エネルギー性能を備えたオフィス、AI技術を活用した省エネルギー化と設備管理者の省力化、商業テナントの客席・厨房給排気風量制御、三位一体デマンドリスポンス、多彩な方法による水資源の循環。


■シリーズ
〔第22回 環境・設備デザイン賞〕
〇使いながらリニューアルで放射空調に変更
/大成建設㈱ 豊原範之・菅原圭子
既存建物をリニューアルする際、天井吹出空調を空気式放射空調へ変更でき、省エネ性や快適性など建物の付加価値を向上させる技術として薄型放射空調ダクトT-Green Radiant Ductを開発し、実際のリニューアル案件へ適用させ、その効果について検証を行い優位性を確認した。

〇エアフロートップライト
/㈱竹中工務店 新川隆将
採光を最大限導入するトップライトは居住者の満足度や心身健康に直結する付加価値の高い設備機能であるが、温熱環境との両立のために熱だまり空間の設定は必須である。本件ではエアフロー機能を有するトップライトを考案し、熱だまり空間無しで採光と温熱環境を両立した事例である。

○都市にひそむ自然をまとう
/㈱竹中工務店 花岡郁哉・海野玄陽・千賀順
/菊池卓郎・徳村朋子・伊藤彰悟
東京都墨田区に位置する、リサイクルを中心とした複数のグループ会社を統括する持株会社の中規模オフィスビルである。上方を意識した開口部と限定した壁のスリットから環境を取り込み、都心においても光や風などの自然環境に呼応し、その変化を包み込むことを目指した。

○OMO7大阪by星野リゾート
/㈱日本設計 松尾和生・瀬野建人
本計画は大阪・新今宮駅前に計画したホテル(436室)である。計画地は、あいりん地区のネガティブな記憶ゆえに、長年近寄りがたい場所となっていたが、ゆっくりと時間をかけながら、街を明るく変貌させるための契機となる場づくりを目指した。


〔建築分野での女性の活躍を目指して〕
○“ドボジョ”と“全国土木系女子学生の会”の発足と活動
/清水建設㈱ 白木綾美
1987年に関東学院大学土木工学科に女子クラスを設立。これを契機に、「全国土木系女子学生の会」が発足。やがて土木女子、略して「ドボジョ」が誕生し、〇〇ジョの発祥となった。当時はパンダ世代と呼ばれたが、現在はネコ世代へと引き継がれている。


〔いま知っておきたいIoT・AI関連情報〕
○第37回 脳型コンピューター
/TMES㈱ 倉田昌典
シリーズ解説の第37回。今回のテーマは今話題となっている新しい半導体構造を持った「脳型コンピューター NPU(Neural Processing Unit)」である。生成AIの普及拡大に伴い、GPUをはじめAI 用半導体が大きな電力を消費することが社会課題となっている。これを解決する方法の一つである、「脳型コンピューター NPU(Neural Processing Unit)」について紹介する。


■連載 
○News & Products

○知っているようで知らない空調設備のこと⑨
・空気線図の解説 〜熱水分比〜
/高砂熱学工業㈱ 湯浅憲

○Le petit pouce ペットと暮らす
・ラ・フォンテーヌ寓話集
/畑建築デザイン 畑由起子
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