計測技術 2023年8月号

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計測技術 2023年8月号

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■特集:防災・事故防止のための計測機器・センサーの活用
○水蒸気観測網整備による線状降水帯の短時間雨量予測の精度向上への挑戦
/(国研)防災科学技術研究所/清水慎吾
線状降水帯の予測精度向上にむけた水蒸気観測網と予測システムを構築し、2021年7月10日に鹿児島県で発生した線状降水帯に適用した。土砂災害警戒情報よりも40分早く線状降水帯を予測でき、水蒸気観測の有効性を確認した。線状降水帯からの「逃げ遅れ」等の被害軽減に繋がる技術である。

○下水管内水位リアルタイム観測システムによる都市型水害モニタリング
/(株)NJS/大西明和
内水氾濫による浸水被害の危険性を早期に検知するためには、広域的な下水管内水位観測システムが必要である。「SkyManhole®」は、LPWAを採用した都市型水害モニタリングソリューションである。セルラーLPWAを新たに製品に加え水害回避に向けた取り組みを強化している。

○災害を未然に防止する光ファイバ式異常温度リアルタイム監視システム
/日本ドライケミカル(株)/日下康平
筆者らが開発した光ファイバ式異常温度リアルタイム監視システムについては、以前(2021年6月号)に紹介した。今回、操作性と視認性を大幅に向上させたユーザーインターフェースを開発し、実際に設置することができたので、その設置事例について紹介する。

○危機管理型水位計に代表される電波式水位計の防災活用
/(株)マツシマメジャテック/重枝季伸
近年見られるゲリラ豪雨や台風の大型化など、私たちの安全を確保する上で水位の監視は重要な役割を担っている。本稿では、私たちの安全を陰ながら見守る水位計にスポットを当て、その活躍のフィールドと使用目的について紹介する。

○スマートウオッチで作業者の安全を見守る
/(株)ユビテック/小林正幸・他
「Work Mate」は、製造業・建設業における労災に着目し、バイタル活用による労災予防を目指すサービスである。本稿では、「Work Mate」の基本機能に加えてバイタル情報と独自指標を活用した「熱中症予兆」「注意力低下」検知の実証と効果検証について紹介する。

■解説
○3次元デジタルバイオセンシング技術の開発
/(国研)産業技術総合研究所/福田隆史・他
デジタルバイオセンシングは優れた超高感度検出技術である。しかし、一般には分析できる検体量には制限があり、その中に目的物が含まれない可能性(見逃し問題)がつきまとう。その解決のため、我々は、感度や迅速性を犠牲にせずに分析検体量を100倍以上に増大させる新規法を開発した。

○AIによる運転の異常予兆検知から最適化
/千代田化工建設(株)/安井威公
エンジニアリング知見や現場の熟練の知見、安全設計の記録を基にAIを応用する事で、困難であったプラントでの非定常運転のガイドから、リスクの見える化と優先すべき対処方法のガイド、熟練ノウハウの継承までサポートが可能となりつつある。その際、経済産業省のプラントAI信頼性評価ガイドラインを適用すれば安全性を評価・担保した上で安心してプラントにAIを適用する事ができる。

○下水道における不明水計測技術の開発
/日本大学/森田弘昭
雨天時に汚水管に大量の不明水が流入しマンホールからの溢水などの被害が生じている。本稿では、測定が迅速で簡易な水温に着目し、降雨前後の処理区域内管路の水温履歴を把握することによって不明水の浸入箇所の推定が可能となる迅速で簡易な調査技術の実用化を検討したものを紹介する。

■製品と技術
○最大6種類のガスを同時検知
/理研計器(株)/杉山浩昭
最大6種類のガスを同時検知可能で、船舶・陸上・地下などの様々な作業に1台で対応可能なGX-9000シリーズを新規開発。搭載センサの一新により、センサ保証最大3年を実現し、性能向上や耐久性の向上に加え、機能の充実により様々なシーンで使用できることを紹介する。

○超音波式水素流量濃度計
/パナソニック(株)/三好麻子・他
当社は、ガスメーター向けデバイス開発で培った超音波計測技術を活用し、高湿度下の水素流量・濃度を同時計測可能な技術開発を進めてきた。この度、本技術を搭載した超音波式水素流量濃度計GB-L1CMH1Aを発売したので紹介する。

■連載
○流量計測に科学を! 第1回
/北海道大学/武田 靖・他
現在世界では新産業革命が科学を使った「ものつくり」の方法論を大きく変更しつつある。流量計測という基盤技術には実は科学に基づいていないという弱点が隠れている。それ故の問題点を明らかにして、科学による大変革を喚起する。

○マスフロー千夜一夜物語 第92回
/EZ-Japan/黒田 誠
水素と並んでカーボンフリー燃料として注目を集めるガスとしてアンモニアが取り上げられている。質量流量計に分類されるマスフローメーター(MFM)、マスフローコントローラー(MFC)でアンモニアを流量測定、制御するアプリケーションに関して解説を行う。

○食品のトレーサビリティ 第66回
/食品トレーサビリティシステム標準化推進協議会/大野耕太郎
G7サミットが行われ「食料安全保障」も重要議題として掲げられた。ロシア・ウクライナ戦争はサプライチェーンが毀損すれば全世界の需給バランスに影響を与えることを体感した。世界はG7の民主主義国家よりも専制国家の方が多いという事実だ。特に今回、中国、ロシアとの対立は明確になった。主要議題であるサプライチェーンのデカップリングは果たして可能なのだろうか。またそれは近未来に何をもたらすのか。考察してみたい。

○計測の小史 第12回
/(株)武藤技術研究所/武藤一夫
連載では、計測工学の原点を見つめなおす、ということで計測の小史について見ている。本稿では、第12回目として、中世の19世紀前半の1820年までの計測の小史について見てみる。

■コラム
○第85回 原理的限界を乗り越える:宇宙観測への接近
/東京大学名誉教授/山﨑弘郎

■製品ガイド:圧力計
Grinding Technology Japan 2025 SiC,GaN加工技術展 2025
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