/日本工業出版(株)/

■特集:AI・IoT導入によるメリットとDX推進への課題1
○セルフレジ万引き対策のAIカメラシステム
/アースアイズ/山内 三郎
客自ら品物の読み取りから精算までを行うセルフレジの普及が進んでいる。急速に市場が伸びる反面、不正な操作による盗難などのリスク対策が必須だ。本稿では当社が取り組むAIカメラを活用したセルフレジ万引き対策システム「セルフレジeye」について示す。

○24時間稼働する設備のAI監視について
/IntegrAI/Nomunbayasgalant Bayarbat
工場の設備を24時間監視するAIシステムの技術的要点と産業における活用方法について記載する。システムはすぐに後付で取り付けられるカメラを用いて設備の状態を自動でモニタリングし、異常を検知することが可能である。最新の画像認識ディープラーニング技術を活用されており、電気のない現場に対してはIRの暗視機能、屋外設備に関しては防水防塵体制があるハードウェアを活用することで、耐久性や信頼性を確保することが可能となる。

○人手不足解消へ。低コストでRFID同様の機能をカメラに実装
/シーエスコミュニケーション/渡邉 博敬
現場の人材不足問題解消のため「無人レジ」「AI店舗」が注目を集めているが、高額なコストがかかり、多くの店舗では導入が難しい。そこで開発されたバーコードなしで低コスト、高速、高い精度での取引を実現する「エッジIRリーダー」について解説する。

○AIを活用した交通量調査・通行量調査
/フューチャースタンダード/金田 卓士
映像解析AIを活用した交通量・通行量調査の自動化の取り組みが進んでいるが、当社では、AI観測化の様々なニーズに対応するため、クラウド、エッジ、オンプレミスの3タイプの交通量調査AI観測製品を開発している。本稿では、それを可能にしている技術基盤とそれぞれの製品の特長を紹介する。

○ユニバーサルな社会インフラ向上ソリューション
/Uni-Voice事業企画/工藤 清隆
Uni-Voice for UDは、アクセシビリティ対応のデジタル情報発信環境を提供する新たなサービスである。従来の紙媒体向けの情報だけでなく、オンラインのデジタル情報についても視覚障がい者向けのアクセシビリティ対応の情報発信の普及促進を図っていく。

○IoTを用いて食品保管の温度記録と通知を自動化
/ラトックシステム/坂本 研二
ハサレポは、冷凍・冷蔵設備等の食品保管温度を温度センサで常時計測し、保管状態をスマホやパソコンからいつでも遠隔確認できるクラウドサービスである。食品保管温度を自動監視し、万一保管温度範囲を超えた場合には、リアルタイムで管理者に通知されることにより安全で信頼される食品の提供、および食品ロスの防止に貢献する。また、温度管理業務の効率化を実現するDXサービスである。さらに温度制御機器の異常・故障を通知する機能を備えており、早期の故障対応と点検の省力化に貢献する。

■Auto-ID Solution
○AIスマートカメラを用いた3D計測技術
/HMS
SiNGRA(シングレイ)Stereo PROカメラは、Stereo STDカメラの上位機種で、2DカラーセンサとToFセンサに加え、3Dステレオカメラまで、すべてのセンサを搭載し、さらに、超高速なAIプロセッサ、及びIMUプロセッサ(9軸ジャイロ)を搭載した2D3DトリプルセンシングハイエンドAIスマートカメラである。本稿では、SiNGRAY Stereo PROについて紹介する。

■プロダクトA
○ICカードを使った環境社会配慮と取り組み
/マクセル/亀田 義一・松本 啓一・石﨑 裕子

■連載
○病院薬局におけるシステム構築の基礎知識 第3回
調剤包装単位のGS1バーコード活用事例
/木下 元一

○国内の医療用バーコードをひもとく 第8回
バーコードの印字8
/AITs Lab./佐藤 光昭

○IT機器の支援で利用者に笑顔を 第24回
ETA・AALの普及を目指して24
/ETA・AAL推進協議会/寄本 義一

○NFCで始める実践RFID 第127回
行きつけの宿泊施設にNFCタグ
/ハヤト・インフォメーション/大坂 泰弘