計測技術 2023年5月号

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計測技術 2023年5月号

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■特集:最近の多点センシング技術とその活用
○防爆エリアでの回転機の予知保全を実現
/IDEC(株)/篠原弘徳
防爆エリアでの設備保全は、重大事故防止のため最優先に取り組むべき重要事項である。この測定効率化、予知保全手段の一つとして、ゾーン2エリアにおける回転機を対象とした本質安全防爆構造の無線振動センサ「ES3MVSM」による予知保全を提案する。

○IoTによる多点センシング技術とその活用
/CMエンジニアリング(株)/大内美佳・前田浩史郎
新型コロナウィルスのパンデミックを契機に換気の重要性が再認識されている。当社のTele-Sentientシステムを活用したCO2濃度の測定・解析を一例として今後の自律型IoTとしての取り組みについて紹介する。

○IoT加速度センサを用いた構造ヘルスモニタリングシステム
/富士電機(株)/矢尾博信
SHMシステムは複数のIoT加速度センサとネットワーク機器により構成される。IoTセンサはノイズに強く広域に配置できるが、連携解析を行う場合時刻同期が必要となる。当社はイーサネット上で正確な時刻同期(±1ms)を実現しSHMシステムに適用している。

○小さく手軽に使えるクラウドサービス
/横河電機(株)/吉田勇作
近年、計測分野においてもクラウドが身近な手段として定着してきている中、クラウドシステムを小さく手軽に利用することができないとの課題も指摘されている。この課題を解決するために開発した広域モニタリングシステムの機能を紹介している。

■解説
○安全性の未来を見る
/AEye, Inc./ルイス デュソン
レーダーやカメラの機能は、天候や周囲の明るさ、路上の障害物などによる制約を受ける。より高い解像度で対象物までの正確な距離を測定することでこれらの課題を克服し、幅広い自律アプリケーションの信頼性と安全性を向上させる独自のセンサー技術LiDARを紹介する。

○面倒な減圧濾過作業の自動化
/(国研)日本原子力研究開発機構/大澤崇人
減圧濾過は湿式分離で一般的に行われる操作であり、濾過鐘を用いる方法がよく用いられている。筆者は湿式分離操作の完全自動化システムを開発してきたが、その中でロボット専用の自動減圧濾過装置を開発した。さらにこの装置を人間が操作できるように仕様変更して製品化した。

○ガス発生とガス濃度計測の制御システム
/広島工業大学/田中 武・山内将行・角川幸治・服部哲郎/広島国際大学/石原茂和・石原恵子
オゾンガス濃度管理のために、オゾンガス生成、および濃度計測の遠隔監視可能な簡便なシステムを、オゾン発生モジュール、市販のオゾンセンサー、Arduino、Sigfox無線通信モジュール等とMatlabで構築した。そのシステムを用いてオゾン濃度のフィードバック制御を可能にした。

■製品と技術
○高精度な調節弁診断技術を可能とする圧力センサを搭載したバルブ・ポジショナ
/アズビル(株)/渡邉淳一
圧力センサを搭載し高精度な調節弁診断技術を可能としたスマート・バルブ・ポジショナ700シリーズの特長と調節弁診断について紹介する。

○次世代無線通信・ADAS向け材料評価で活躍するテラヘルツ時間領域分光解析
/(株)アドバンテスト/橋本昌一・塩田和教・山下友勇・加藤英志
50GHz〜2THzの周波数領域を一括測定が可能なTAS7400TSテラヘルツ光サンプリングシステムの測定原理や特徴を概説するとともに、本システムを用いたミリ波・サブテラヘルツ領域における次世代無線通信やADAS向け材料の周波数特性評価事例を紹介する。

○製造業のDX推進に貢献するローカル-DX-システム
/豊中計装(株)/小谷勝也
製造業のDXの課題である現場情報のデジタル化を解決するシステムの紹介。生産性および品質の向上・リードタイムの短縮・労働環境改善等を実現し、製造業のDXの目標を達成することが可能となる。

■連載
○センシングデータ拾い挙げ・収集のための新しいフレームワークSUCS 第3回
/(一社)次世代センサ協議会/小田利彦
SUCSコンソーシアムでは、センサ/AD変換/電源/通信の四つのユニットに関する仕様情報、さらにセンシングデータや観測に関する情報をメタデータとして記述しそれを活用するため、メタデータのデータモデルや共通フォーマットを検討している。このメタデータの活用により、目的に合ったユニットの選択、センシングデータの再利用性や付加価値が高まることを示す。

○知っておきたい防爆安全 第9回
/(株)イーエス技研/持田 智・古谷隆志
日本では、可燃性物質を扱う危険場所で使用する装置に対する火災や爆発のリスク低減のための規制として労働安全衛生法と消防法がある。その規制の下での装置の設計や運用の適切性を確認する第三者検証としての型式検定合格証と稼働許可を紹介し、またその有効性を示した。

○マスフロー千夜一夜物語 第89回
/EZ-Japan/黒田 誠
質量流量計に分類される熱式流量計を搭載したマスフローメーター(MFM)とマスフローコントローラー(MFC)。今回はユーザーが屋外(空調の無い場所)に設置するのに適した耐候性能を持つマスフローに関して解説を行う。

○食品のトレーサビリティ 第63回
/食品トレーサビリティシステム標準化推進協議会/大野耕太郎
2020年代はコロナ禍に始まりロシア・ウクライナ戦争の長期化でエネルギー・食料安全保障が喫緊の課題となる中、様々な切り口で国産の農林水産業の課題が浮き彫りとなってきた。特に畜産業がかつてない危機に直面していることを多くのメディアで取り上げている。実際に私たちの身近の食材である卵や牛肉、豚肉、鶏肉などは家計を直撃している。供給元であり、グローバル化した先進国の畜産業存続の課題について考えてみたい。

○計測の小史 第9回
/(株)武藤技術研究所/武藤一夫
連載では、計測工学の原点を見つめなおす、ということで計測の小史について見ている。本稿では、第9回目中世(18世紀後半)の計測における、その1としてとくにダニエル・ラザフォードからルイージ・ガルバーニまでの計測の小史について見る。

■コラム
○第82回 風船爆弾を思い出させた偵察気球
/東京大学名誉教授/山﨑弘郎
Grinding Technology Japan 2025 SiC,GaN加工技術展 2025
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