環境浄化技術 2022年11・12月号 PDF版

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環境浄化技術 2022年11・12月号 PDF版

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■特集:最新の土壌・地下水汚浄化技術
○少ない井戸数でVOC地下水汚染を効率的に浄化
/鹿島建設(株)/篠原智志・伊藤圭二郎
当社ではVOC汚染の対策技術の中でも、経済合理性が高く低環境負荷な浄化方法である嫌気性バイオレメディエーションに着目し、その施工方法の改良として「地下水サーキュレーターD3」という新しい方法を開発した。本稿では、当技術によって現位置でテトラクロロエチレンPCEからクロロエチレンを地下水環境基準以下に浄化した検証結果を紹介する。

○透過性地下水浄化壁の長期耐久性評価事例
/大成建設(株)/根岸昌範
維持管理不要で汚染地下水の拡散防止が可能な透過性地下水浄化壁について、設置から15年以上経過した時点で浄化材を回収し、経年変化した浄化用鉄粉の分解性や腐食皮膜形成状況を確認し、長期的な機能維持を評価した。

○地下水流速の大きい地盤汚染現場における原位置バイオ工法の開発
/(株)大林組/本田ゆう子・西田憲司・緒方浩基・佐藤祐輔・日笠山徹巳
原位置バイオ工法では多くの栄養剤が開発され、条件に合わせて使い分けられている。それらのうち、汚染帯水層へ注入される栄養剤は、地下水流速が大きい場合等、浄化対象範囲や敷地境界から流出する懸念があった。そこで、長期耐久性に優れた栄養剤である乳化植物油栄養剤を対象に、酸性側にpH調整することで凝集させ、その流動性を減少させて浄化対象範囲等からの流出を抑制する解決方法を考案した。

○環境水中に含まれるPFOS/PFOAのキャビテーション技術による分解処理に関する基礎的検討
/(株)鴻池組/大山 将・松生隆司/(株)ワイビーエム/大坪修平・宇川岳史
純水中のPFOS/PFOAが超音波照射で生じるキャビテーションバブルの圧壊時に気液界面領域で熱分解するという報告を参考に、キャビテーションを利用したPFOS/PFOA等を分解処理する方法を検討した。キャビテーションを得る手法としては、将来的な連続処理も想定し、水中高速水噴流技術を活用することとした。本稿では、PFOS/PFOA等のPFAS類を含む実際の地下水、河川水を処理対象として、水中高速水噴流により生じるキャビテーションを活用したPFOS/PFOA等の分解処理に関する基礎的検討の結果を紹介する。

○酸化マグネシウムによる重金属等の環境対策への適用について
/太平洋セメント(株)/森 喜彦・早川隆之・松山祐介・守屋政彦
酸化マグネシウムは、ひ素、鉛、ふっ素等の多様な重金属類に対して高い不溶化効果を発揮する。当社では、2003年に施行された「土壌汚染対策法」を契機に開発を進め、2007年に酸化マグネシウム系不溶化材「デナイト®シリーズ」の販売を開始した。本稿では、重金属汚染対策事例を中心に「デナイト®シリーズ」による重金属等の環境対策への適用事例や課題、今後の展望を踏まえて紹介する。

○大規模不溶化埋め戻し措置を用いた土地の有効活用事例
/栗田工業(株)/塩谷 剛
重金属による土壌汚染の維持・管理手法の一つには不溶化措置があり、当社はこれまでに複数の不溶化処理土壌を用いて長期安定性の効果を確認してきた。今回、大規模な重金属による土壌汚染が確認された現場において、汚染土壌を場外搬出することなく、「不溶化埋め戻し措置」を主体とした対策を行うことで「土地の有効活用」を可能としたので、本稿では、その事例を紹介する。

○プラズマガス気泡化処理装置による1,4-ジオキサンの分解
/飛島建設(株)/中村和弘/鶴岡工業高等専門学校/吉木宏之・遠田明広
1,4-ジオキサンは環境基準が設定されている他の揮発性有機化合物と物性が異なるため、従来の処理技術ではほとんどにおいて効率的な対策が難しい。一方で、菌や化学酸化促進がその分解に有効であることは確認されている。そこで、空気プラズマガスにより高密度に生成する活性酸素を利用した1,4-ジオキサンの酸化分解を試みたので、本稿で紹介する。

○世界は石油系炭化水素をどう扱っているのか?
/(株)バイオレンジャーズ/岩橋さおり・鴻野隆央・鴻野雅一
石油系炭化水素(PHs)による土壌や水域への汚染は、世界的に深刻な問題とされている。諸外国では、石油系炭化水素が持つ毒性、変異原性、発がん性等により、汚染物質として扱っているが、日本の法律では、石油系炭化水素の中で規制されているのはベンゼンのみである。日本国内では「油汚染」に関する研究、専門書籍は非常に少ない。本稿では、海外の書籍、実際の案件等から得た知見等を紹介する。

■特集:上水道事業の維持・管理、運転業務を変る最新技術動向

○水道施設の維持・修繕に関する新技術事例集
/(公財)水道技術研究センター/山内達矢
平成30年の水道法改正により、水道施設の適切な維持・修繕が求められていることから、水道施設の維持・修繕に関する新技術事例集(Aqua-LIST)の取り組みを開始した。本稿では、本事業の紹介、および今後の展望について紹介する。

○水道における技術継承・人材育成の支援
/(公財)水道技術研究センター/白石尚希
当センターでは、Web上でe-ラーニング学習や技術情報を検索できる「浄水技術継承支援システム(A-Batons+)」を開発し、運用している。本稿では、技術継承と人材育成の支援を目的とする当システムについて、過去実績を交えて紹介する。

○画像処理型凝集センサによる凝集剤注入制御システム
/東芝インフラシステムズ(株)/有村良一・松代武士・毛受 卓・横山 雄・金谷道昭
顕微鏡電気泳動法を応用し、原水の水質変動や凝集剤の過不足に伴うフロックの荷電状態の変化をリアルタイムで定量化(可視化)する画像処理型凝集センサと、本センサを用いた凝集剤注入率のフィードバック制御システムを開発した。また、浄水場での実証試験において、本システムの有効性を確認した。

○IoT技術を活用した遠隔漏水監視システムの社会実装
/フジテコム(株)/南 泳旭
水道事業者を対象とした厚生労働省の維持・修繕に関するガイドラインでは、管路の日常点検・定期点検率の向上を必要としているが、日本の水道事業者の9割以上が給水人口5万人未満の小規模事業者であり、職員数も少ないため人的資源の限界がある。本稿では、IoT(Internet of Things)技術を利用した「漏水の早期発見」の実現に加え、常時監視技術の活用により「管路点検における人手不足」を解決できる技術的ソリューションについて紹介する。

○浄水処理の効率化に向けた植物プランクトンカウンタの活用と今後の展開
/リオン(株)/関本一真・大橋勇貴
当社では、浄水場において熟練技術者が実施している植物プランクトンの流入状況や処理状態把握の効率化に寄与することを目的に、植物プランクトンカウンタを開発した。本稿では、装置の特色や測定原理、浄水場での活用例等を中心に紹介する。

○配水管末端における水質管理の効率化技術
/住友重機械エンバイロメント(株)/畑中 聰
当社では、水道施設の運転維持管理を通じ、さまざまな効率化について検討を重ねてきた。管末での遠隔水質管理と自動管理排水制御を同時に行うことで、末端における水質管理を安全かつ効率的に行うことができるスマフロプラス(SMF-P01)を開発したので、本稿で紹介する。

○3次元励起蛍光分析法の浄水処理工程への応用検討
/(株)堀場アドバンスドテクノ/川口佳彦
本稿では、安定した水道水質を維持するために重要な指標の一つである有機物の挙動解析に、3次元励起蛍光スペクトル法を適用した事例、および連続EEM測定とその前処理について紹介する。

○ドローンを活用したPCタンクの点検調査技術
/(株)安部日鋼工業/宮島 朗・辛 軍青・古澤 潔
PCタンクの維持管理分野において、人の近接点検が困難なコンクリート屋根内面を対象に、ドローンを活用した点検調査技術を独自開発した。本稿では、この技術の開発経緯、技術概要を紹介し、実構造物における適用事例を紹介する。

■シリーズ
○フィールド・レポート
クモという身近な生き物達
/T.Tech.Office/田村真紀夫

■コラム
○人には言えない幸運もある
/HST

■製品ガイド
○溶存酸素計
/編集部

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