配管技術 2022年9月号 PDF版

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配管技術 2022年9月号 PDF版

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■解説
〔展望・解説〕
○表層型メタンハイドレート研究開発における取り組みの概要について
/(国研)産業技術総合研究所/天満則夫・鈴木清史
2019年度から進めている表層型MHの研究開発に関する取り組みとして、(1)回収・生産技術の開発、(2)海洋調査や (3)環境影響評価の課題の概要や実績等について解説する。

○GHG排出量定量化サービスについての紹介
/日揮グローバル(株)/藤崎翔・岡崎貴浩
オイルアンドガスプラントにおいて排出される二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素などの温室効果ガスを定量化する技術の概要について解説をし、当技術を用いた当社の今後のビジネス展開について紹介をする。

○メタネーションの社会実装に向けて
/(株)IHI/林菜津美
CO2の有価転化技術としてメタネーション技術の社会実装に向けたスケールアップに関する取り組みを紹介する。

○「GIIGNL Annual Report 2022」で見る2021年のLNG貿易の状況
/LNG経済研究会/奥田 誠
2022年のLNG市場はロシアのウクライナ侵攻の影響により大きな変化が予測されるが、その前段である2021年末のLNG市場の状況等について、国際LNG輸入者連盟の「GIIGNL Annual Report2022」に基づき概説する。

〔設計〕
○維持規格の極限荷重評価に有限要素解析を適用する場合の評価手順
/(株)原子力安全システム研究所/釜谷昌幸
亀裂を有する構造物の極限荷重を有限要素法により算出する際の考え方と手順について解説した。応力多軸度の影響により有限要素解析による極限荷重は、式により算出した場合より大きくなり、同等の評価を行うためには流動応力を0.84倍する必要がある。

○革新的軽水小型炉の開発
/三菱重工業(株)/谷口 洋
脱炭素に向けた世界的潮流としてCO2を排出しない原子力発電、特にSMRと呼ばれる小型炉が注目されている。本稿では、当社が開発を進める革新的軽水小型炉について、開発背景、概要、そして安全性と経済性の特長を紹介する。

○電動弁用アクチュエータについて
/日本ギア工業(株)/伊藤 整
発電所等の各基幹産業に幅広く使用される電動弁用アクチュエータは用途・ニーズに合わせ開発が進められ、様々な種類や機能を有することとなった。そこで、本稿では、アクチュエータの種類、機能及び特徴を記述する。

〔施工〕
○抗酸化性を有し再利用可能な超分子接着剤の開発
/東北大学/朱 慧娥・三ツ石方也
本稿では、ムール貝に学び、環状シロキサンという疎水性、カルボキシ基というイオン性基、およびカテコール基を組み合わせて開発された超分子接着剤を中心に抗酸化性や分子設計の点から論述する。

○3眼カメラ配筋検査システムの実用化
/清水建設(株)/吉武謙二/シャープ(株)/北浦竜二/(株)カナモト/高橋真琴
簡単な操作で迅速に鉄筋計測や帳票作成が可能な配筋システム「写らく」を開発し、国交省の段階確認に国内で初めて採用され、複数の民間現場でも日常使用されている。本稿では、システム機能や鉄筋の計測精度について解説する。

〔運転・管理〕
○溶接部位のX線画像における高精度欠陥検出技術の開発
/三菱重工業(株)/松本知浩・青山慶子・五島康二・梶川敬介・杉本喜一/(国研)産業技術総合研究所/岩田健司
溶接部における放射線透過試験で求められる、検査員とのダブルチェックやスクリーニングに適用可能な自動欠陥検出システムに適用予定の、コントラストが低い欠陥部位が識別できる画像処理技術について紹介する。

○バルブトラブルの未然防止ソリューションの紹介
/(株)キッツ/西澤 勲
明日からはじめられるバルブトラブルの未然防止ソリューションKISMOSについて、システムの特徴と導入事例を紹介する。

■特設記事
○サンプリング・ポイントにおける排出物を削減するには
/スウェージロック社
石油精製プラントや石油化学プラントでは、さまざまな場所で大気中に排出物が放出されるといった想定外の事態が発生することがある。クローズド・ループ・サンプリング・システムを使用して、排出物の漏れを削減する方法をいくつか紹介する。

■製品技術情報
○人工知能(AI)を用いた配管、空調ダクト、ケーブルトレイの自動設計システムの開発
/(株)日立製作所/高橋志郎・奥山圭太/日立GEニュークリア・エナジ―(株)/井上智靖・山田諄太・黒崎通明・若林英祐/(株)日立産業制御ソリューションズ/行田将之佑
コスト低減、工程短縮、信頼性向上を目的に、AIで配管を自動設計するシステムを開発している。設計ルールを遵守し、熟練者の知見を含んだ自動設計を目指している。自動設計の特徴、機能、適用例等を紹介する。

○免震建物の総合モニタリングシステム
/(株)竹中工務店/浜辺千佐子
免震建物を総合的にモニタリングし、日常から地震後までより一層の安全・安心を提供する新しい防災ツール「免震総合モニタリングシステム」開発した。システム概要やメリットを紹介する。

○配管に後付け可能な伝熱フィンの効果
/(株)最上インクス/福田真弘
既存配管にも後付けすることが可能な伝熱フィンである、『パイプ・配管外側巻き付けフィンOPFF』の概要と性能及び取付事例を紹介する。

○超高温用セミメタルガスケット
/ニチアス(株)/竹内梢恵
従来品よりも耐熱性が大幅に向上した最高使用温度1,000 ℃のカンプロファイルガスケットTOMBO TMNo.1891-NMについて主な特長を紹介する。

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