クリーンテクノロジー 2022年8月号 PDF版

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クリーンテクノロジー 2022年8月号 PDF版

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■特集:スーツ型BSL-4施設におけるバイオリスク管理
○本邦初となる長崎大学のスーツ型BSL-4施設の概要
/長崎大学/中嶋建介
我が国で初となるスーツ型BSL-4施設が昨年7月末に竣工し、現在、実験機材の搬入を終えて、施設の利用にむけた設備の試運転、職員の訓練を始めている。本稿では、他の実験施設とは異なる本施設の概要について紹介する。

○二酸化塩素ガスによるBSL-4実験室の燻蒸除染
/長崎大学/黒﨑陽平・中嶋建介/(株)イカリステリファーム/杉浦彰彦
長崎大学BSL-4施設では、二酸化塩素ガスによる実験室の燻蒸除染を検討している。本稿では、燻蒸除染のための実験室設備と二酸化塩素を選択した経緯、ならびに燻蒸除染におけるBSL-4実験室特有の課題を紹介する。

○本邦のBSL-4施設に適したサスティナブルな陽圧防護服の開発
/大阪大学/七戸新太郎
エボラウイルスやラッサウイルスなどの致死率が高く、有効な予防法や治療法がない病原体を取り扱うためには、高い安全性が確保されたバイオセーフティレベル(BSL)4施設が必要になる。BSL-4施設は、グローブボックスラボとスーツラボの大きく二つのタイプに分けられる。わが国のBSL-4施設は、国立感染症研究所にグローブボックス型の施設が設置されている。また、2021年7月に長崎大学にスーツ型BSL-4施設が竣工し、現在施設設備の試験運転を行っている。本稿では、新設された長崎大学のBSL-4施設で新たに導入する陽圧防護服について紹介するとともに、施設設備との適合性についても論考する。

○スーツ型BSL-4施設の消毒薬
/長崎大学/矢島美彩子・黒﨑陽平・中嶋建介
2021年7月末、長崎大学にBSL-4施設が竣工した。我が国では初めてのスーツ型BSL-4実験室を備える施設である。本稿では、実験室で用いられる主な消毒薬とその特性について紹介するとともに、BSL-4実験室における消毒薬の用途、各国のスーツ型BSL-4施設で使用されている薬液シャワーと消毒薬について、文献や施設利用者等の聞き取り調査から得た情報を紹介する。

○長崎大学BSL-4施設使用に係る教育訓練プログラム策定の取り組み
/長崎大学/南保明日香
本学では、本邦初の研究・教育を主目的とした、陽圧防護服(スーツ)型BSL-4施設の稼働に向けて準備を進めている。当該施設を使用する実験従事者ならびに施設管理者には、研究活動に伴うバイオリスクの正しい認識と真摯な対策が求められる。また、スーツ型BSL-4施設を継続的に運営していくためには、バイオリスク管理に関わる豊富な知識と経験を提供できる人材の育成が必須となる。現在、複数の海外BSL-4施設から提供されたマニュアルを基盤とし、病原体の知識や実験技術の修得のみならず、当該施設の設備状況に基づくバイオリスクを想定した実践的訓練を含む、教育訓練プログラムの策定に取り組んでいる。また、この策定過程を体系化し、今後、各研究機関が将来的に活用できる教材として提供することを目指している。本稿では、当該教育訓練プログラムの概要について、これまで実施したトレーニングの実例とともに紹介する。

■解説
○感染症対策を「空気浄化・ゾーニング」から考える2
/戸田建設(株)/工藤真人
SARS-CoV-2の感染対策の基本は、「感染源の量(濃度)を抑えること」、「吸い込む可能性を減らすこと」になる。本稿では、医療に関わる者としてできることは何かを考えてこの2年で実践してきたこと、そして最後に、気づいたこととこれからの展望を紹介する。

○Beyondコロナの病院建築
/(株)山下設計/藤田 衛
本稿では、コロナ禍を乗り越えた=「Beyondコロナ」の病院建築の設計について、設計者の立場から、今考えておくべき方向性を九つの視点から紹介する。

○わが国での細胞医薬品商用生産の課題と展望
/(公財)神戸医療産業都市推進機構/片田野堅司・川真田伸
CAR-T細胞(キメラ抗原受容体T細胞)製剤の市販製造や供給、その他細胞製造の経験から見えた課題へ、培養工程中のデータ取得が可能な自動培養装置や入手情報をインターネットで統合管理するソフトウェアを提案する。

○漆喰と耐ウイルス社会
/関西ペイント(株)/岩崎浩行
漆喰は日本で1400年前から使用されてきた壁材であるが、この主原料である消石灰には強力な抗菌・抗ウイルス効果があることが判っている。近年この材料を使った弾性コーティング材が開発されたことで、単なる壁材としてだけではなく、紙や布、不織布に塗工することが可能になり、いろいろな製品に使われることができるようになった。本稿では、その材料特性と開発製品について紹介する。

○新材料による革新的強誘電体メモリの創製
/東京工業大学/大見俊一郎
本稿では、ハフニウム系強誘電体を用いた強誘電体メモリに関して紹介する。特に、強誘電性酸化ハフニウムおよび窒化ハフニウムの強誘電体ゲートトランジスタへの応用について説明する。また、薄膜の形成やトランジスタの作製におけるクリーンテクノロジーの重要性を述べ、本学のクリーンルーム等の研究設備を概説する。

○シスメックステクノパークイーストサイト
/(株)竹中工務店/奥山広志
バイオテクノロジー分野の「開発・生産・物流」を一貫して行う診断薬拠点構築のため、GMP対応力・省エネルギー手法を駆使したエンジニアリング総合力で、清浄・ハザード封込室などの先端医薬製造施設として高度な室内環境を実現させた。

○においの快・不快が時間評価に及ぼす影響
/摂南大学/竹村明久
人が感じる時間は、環境からの刺激によって長短に影響する可能性がある。本稿では、においが時間評価に及ぼす影響について実施した2実験から、においの快・不快と時間評価の関係、教示がにおいと時間評価関係に及ぼす影響の2点に関する考察について紹介する。

○Beyond 5Gに向けたNECの展望
/日本電気(株)/永井 研
本稿では、2030年頃に実現が期待されるBeyond 5G時代の将来社会に向けて、通信とそれを取り巻く事業環境や期待される役割の変化、およびユースケースと技術に関し、NECのビジョンと取り組みを一例として紹介する。

○小型CO2センサーを用いた路線バス車内の多点測定実態調査
/グリーンブルー(株)/三阪和弘・樋口直己・長宗 寧
路線バスのCOVID-19感染対策として、小型CO2センサーを用いて実走中バス車内のCO2多点測定を行ったところ、(1)出発後の時間経過とともにCO2濃度が上昇すること、(2)乗車位置と窓との位置関係によって、CO2濃度のホットスポットが存在する可能性が示された。

○建設会社が考える食品工場の衛生管理技術
/三和建設(株)/渡部千種
衛生管理への意識が高まる中での食品工場建設において、意匠設計(土地選定、ゾーニング、建材選定、細部仕舞)や設備設計(吸排気、温湿度)は難易度が高いため、実績が多い建設会社を選定すべき具体事例を挙げる。

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