環境浄化技術 2022年7・8月号 PDF版

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環境浄化技術 2022年7・8月号 PDF版

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■特集:建設業における環境汚染と対策の現状2
○コンクリートにおけるCO2排出削減・固定技術の概要と将来展望
/鹿島建設(株)/取違 剛・巴 史郎
本稿では、カーボンニュートラル社会の実現に資するコンクリート技術のうち、CO2吸収型カーボンネガティブコンクリートCO2-SUICOM、再生セメントCemR3の二つの技術について、その概要を紹介するとともに、同技術を活用した今後の展開について紹介する。

○環境に優しいシールド用テールグリースの開発
/(株)大林組/荒井総一郎・林 成卓
シールドトンネル工事に使用するテールグリースにおいて、従来品と同等以上の基本性能を保持し、環境問題に配慮した材料を使用してエコマーク認定を受けた開発製品「シールノックBD」を紹介する。

○木片コンクリートによる斜面の緑化対策技術の研究
/(株)大林組/杉本英夫・十河潔司
斜面緑化用に開発した木片コンクリートは、伐採材や間伐材などの木材チップをセメントと練り混ぜて固めたポーラスコンクリートである。実証試験で14年以上の耐候性が確認され、使用期間は木材に取り込まれたCO2を貯蔵する。

○コンクリート・地盤改良体の低炭素化技術
/(株)竹中工務店/辻大二郎・小島正朗・河野貴穂
当社は2008年からコンクリートのCO2排出量削減を狙いとしたNEDOプロジェクト「Energy・CO2 Minimum(ECM)セメント・コンクリートシステム」の研究開発に着手し、高炉スラグ高含有セメント(ECMセメント)を開発した。実用化に向けてはECMセメントを用いたコンクリート(ECMコンクリート)および地盤改良体(ECMソイル)を開発し、2014年から実工事への適用を始めた。本稿では、ECMコンクリートおよびECMソイルの概要、これまでの適用実績について紹介する。

■特集:ごみ処理施設におけるDXの推進
○ごみ処理でのDX活用について
/福島大学/樋口良之
ごみ処理では、既存のマネジメント、基幹システム、ソフトウェア、特定の人材に依存したレガシーシステムが、DX推進の障壁になってきた。しかし、日本における労働力人口の減少、技術伝承の難しさなどもあり、最近では、ごみ処理でも多くのDX活用の試みと実装が進んでいる。本稿では、著者の研究の一つである一般廃棄物処理施設のごみピットのクレーンの自動運転への取り組みを事例に、DX導入の一例を紹介する。

○非接触型ごみ収集システムの要素技術の開発
/早稲田大学/小野田弘士
コロナショックにより、非接触型のごみ収集への転換が社会的な要請となっている。本稿では、非接触型自動投入システム、スマートごみ箱、モジュール式モビリティシステムで構成される非接触型ごみ収集システムの要素技術の開発状況について紹介する。

○全天球カメラによる焼却炉内部点検データの活用について
/福岡市役所/川本 哲
福岡市では運営管理を行う清掃工場施設にアセットマネジメント的手法を導入し、設備の劣化状況を把握して、計画的な維持管理に努めている。しかしながら、焼却炉は設備の大きさや構造上、外から目視できる範囲が狭く状況把握が難しい。そこで、釣竿を用いて全天球カメラと照明を焼却炉上部の開口から吊り下げることで焼却炉全体の全天球画像を得る手法を確立した。また、この手法で撮影したデータの利活用についても検討を行っている。

○画像認識技術によるごみピット転落者検知システムの開発
/荏原環境プラント(株)/町田隼也
当社では、ディープラーニング(深層学習)を適用した画像認識技術を用いて、ごみピットへの転落者を自動検知する「ごみピット転落者検知システム」を開発した。このシステムは、転落事故を人的な監視に頼ることなく検出可能とし、施設運営の一層の安全性・信頼性向上に資するものである。本稿では、システムの概要について紹介する。

○追加学習手法によるごみ識別AIの高度化・汎用化
/荏原環境プラント(株)/坂井美穂子
当社独自技術のごみ識別AI搭載自動クレーンシステムは、高度化・汎用化に向け、既存施設のピット画像データで学習させたAIに対し、対象施設の少量のピット画像の追加学習を適用することで、高精度かつロバスト性(頑健性)の高いAIを効率的に学習・実装できる手法(追加学習手法)を新たに確立した。本稿では、その概要と、手法を適用したごみ識別AI搭載自動クレーンシステムの実証実験結果について紹介する。

○運転管理におけるAR技術の活用事例と課題
/(株)神鋼環境ソリューション/木下 明・倉本直哉
当社では効率的な技術伝承および現場作業負荷低減を目的としてARデバイスを試験的に導入した結果、実操業における利点と課題を見出した。音声やTeamsによる遠隔支援、ベテラン技術者による作業動画、P&IDや機器図などの資料をハンズフリーの状態で確認しながら現場作業を可能とする一方、ARデバイス過熱による動作停止、足音や機械音などのノイズによる音声誤認識などの技術的課題があることがわかった。

○ごみピット情報に基づいたクレーン自動制御システムの開発
/(株)神鋼環境ソリューション/渡邉 圭・福川宙季/(株)神戸製鋼所/森田 啓・清水克哉・尾﨑圭太・上村祥平・江口 徹
ごみクレーンの自動化を実現するため、ごみピット内の状況認識技術、および認識結果に基づいたクレーン動作判断・制御技術を開発した。本稿では、実プラントにおける評価試験の結果から、本技術の有効性について紹介する。

○先進デジタル技術を活用した自立型プラント
/日鉄エンジニアリング(株)/德川暁大
ごみ処理施設などの各プラントで、自動化・遠隔化を始めとしたDX推進が要求される中、当社は先進デジタル技術を活用することで、プラント自らが異常の検知や最適な操業判断を行う安定稼働可能な自立型プラント(Think Plant®)を実現した。

○ごみバンカ&ごみクレーン3Dシステムを用いたごみ焼却施設の省力化の実現
/日立造船(株)/小浦洋平・益岡俊勝・木村友哉・矢路隼斗・本山真史・平林照司
当社は、杉並清掃工場においてAI技術を活用した「ごみバンカ&クレーン3Dシステム」を試験的に運用し、均質化されたごみの投入により、燃焼状態の安定化に大きく貢献した。また、均質化されたごみを所定量確保できた時点でクレーンを休止させることにより、クレーンの総移動距離も1割程度低減でき、消費電力量は52kWh/day削減できた。

○AI技術を活用したごみ焼却施設の安定操炉と省力化の実現
/日立造船(株)/西原智佳子・古林通孝・本山真史・山本常平
当社は杉並清掃工場においてAI技術を活用した「燃焼状態予測システム」を試験的に運用し、蒸気発生量や炉内温度に関わる安定操炉を1ヶ月以上継続することができた。また、2週間以上の完全自動運転(焼却炉のごみ送り系や燃焼空気系など計25種の操作端に対して手動介入しないこと)も2度行うことができた。

○遠隔監視・運転支援システムを活用したごみ焼却炉の高度運転自動化
/三菱重工業(株)/高木博幸/三菱重工環境・化学エンジニアリング(株)/江草知通
当社グループでは、ごみを効率よく攪拌・均質化して焼却炉に供給するごみの発熱量のバラつきを小さくし、安定燃焼を図るごみピット攪拌・供給支援システムや、プラント安定運用技術として、AIによる燃焼火炎画像評価・主蒸気流量予測・ソフトセンサ等による高度な自動燃焼制御技術を開発している。本稿では、自動燃焼制御技術を岩手中部クリーンセンターごみ焼却炉に適用し、性能検証した結果について紹介する。

○ドローンによる焼却炉耐火物・ボイラの点検高度化
/三菱重工環境・化学エンジニアリング(株)/村中一裕・林 慶一
焼却炉内(非GPS空間)に対しドローンによる耐火物、ボイラの点検を行った。本点検用に優れた球体で守られたドローンを使用し、(1)通常点検、(2)3Dモデリング用点検、(3)遠隔点検、を実施した。本稿では、特許取得済である当該技術で得られた実例について紹介する。

○廃棄物処理施設での巡視点検業務の自動化
/JFEエンジニアリング(株)/中村高陽
廃棄物処理施設における巡視点検業務での異常検知を自動化するための様々な技術開発を進めており、本稿では、このうちのカメラ画像を用いた異常検知技術について、実証試験や実運用検証の取り組みを紹介する。

○計量・プラットホーム業務自動化の取り組み
/JFEエンジニアリング(株)/庄司大作
計量およびプラットホームにおける業務の自動化・効率化を目的とした技術開発を進めている。本稿では、さまざまなシステムのデータを連携する統合管理システムによる業務自動化の取り組みについて紹介する。

■コラム
○B級品から考えるフードロス
/HST

■製品ガイド
○水処理用散気装置及び撹拌機
/編集部

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