画像ラボ 2022年6月号 PDF版

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画像ラボ 2022年6月号 PDF版

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■解説
〔ロボットビジョン〕〔認識・検出〕
○幾何情報によるニューラルネットワークに未知な障害物の検出
/名城大学/田崎 豪
移動ロボットの障害物検出に使用されるディープニューラルネットワーク(DNN)は、学習していない未知の物体を検出することが困難である。そこで、DNNの確信度が低い領域について、幾何情報を用いて物体検出を行うことで、障害物を正確に検出できる手法を開発した。

〔インフラ整備〕〔認識・検出〕
○画像に基づく測位システムの開発と検証
/(株)KDDI総合研究所/小森田 賢史・Suwichaya Suwanwimolkul・徐 建鋒
物理的位置に紐づいたサービスには、実空間での正確な位置と姿勢は重要な情報である。我々は精度に優れ姿勢も推定可能な画像に基づく測位システムの研究開発を行った。日照変化や類似構造が多い室内や屋外でも動作し、屋内では約8cm、屋外でも約46cmの推定精度を実現した。

〔インフラ整備〕〔画像処理〕
○画像解析技術とロボット技術の活用による橋梁点検の効率化・高度化
/長崎大学/松田 浩・出水 享/(株)計測リサーチコンサルタント/木本 啓介
SfM/MVSによるデジタル画像を用いた橋梁の3D化とひび割れや鉄筋露出等の劣化情報取得の留意点、ロボット技術を用いた橋梁点検手順と実橋梁点検の実例、およびインフラ点検におけるドローンの実施計画について解説する。

〔農林水産業支援〕〔画像処理〕
○統計的テクスチャ特徴と勾配ブースティング決定木を用いた洋ナシ果実の外観汚損検出
/新潟大学/山﨑 達也・中澤 健介
洋ナシ果実の果面上の汚損検出は現在農業従事者の目視検査で行われている。その負担軽減を目的に、統計的テクスチャ特徴量を画像から抽出し、機械学習の一手法である勾配ブースティング決定木を用いて、画像の小ブロックから汚損部位を検出する手法を提案する。検証実験により、高精度で汚損が検出できることを確認した。

〔農林水産業支援〕〔認識・検出〕
○イネ害虫調査用粘着板上のイネウンカ類の自動認識
/農研機構 九州沖縄農業研究センター/高山 智光
全国の公的機関では、イネから調査用粘着板に払い落した虫からイネウンカ類のみを計数する作業に、多大な労力が費やされている。物体検出AIによってイネウンカ類3種類を成虫の雌雄、翅の長短、幼虫の大きさなどの全18クラスに分類することができた。調査の大幅な軽労化が期待できる。

〔エンタテインメント〕〔インターフェース〕
○e2-Mask:顔の外見を変える仮面型ディスプレイを用いた緊張緩和に関する効果
/公立はこだて未来大学/竹川 佳成
対面コミュニケーションにおいて人は対話者の顔の特徴から対話者の性格を推測するといったように、顔は人の印象を決める重要なパーツである。そこで、ユーザの顔をアバタの顔に代替する仮面型ディスプレイe2-Maskを実装した。e2-Maskの効果を調査するために面接という実験シナリオを設定し認知心理学実験を実施した。面接官がe2-Maskを装着することで、受験者の緊張は緩和されることが示唆された。

〔メディカル〕〔認識・検出〕
○総合的画像解析による睡眠中の状態自動推定に関する研究
/鹿児島大学/江畑 直幸・渡邊 睦
睡眠状態の測定方法として、PSG検査があるが、脳波や眼球運動など多くのセンサを装着するため、拘束が多く日常的な計測が困難である。本研究では2視点の動画を解析することにより、睡眠段階を推定する手法の開発を行なった。評価実験により、提案手法の有効性を確認した。

〔バイオイメージング〕〔認識・検出〕
○X-netによる細胞画像のセグメンテーション
/名城大学/藤井 春樹/新潟大学/田中 隼人/奈良先端科学技術大学院大学/池内 桃子/名城大学/堀田 一弘
画像中の細胞の大きさなどを定量的に測定することは手間のかかる作業である。そこで本稿では、X-Netというセグメンテーション法を提案し、組織切片画像から細胞数と各細胞の大きさ推定に応用した例を紹介する。X-Netは二つのエンコーダとデコーダを持ち、それぞれ異なる損失関数で学習することにより従来法よりも優れた精度を達成した。

〔セキュリティ〕〔基礎研究〕
○画像認識器を標的とした認識器クローン作成攻撃に対する防御法の検討
/東京理科大学/中村 和晃/大阪大学/新田 直子・馬場口 登
AI技術の発達と同時に、AIモデルに対するサイバー攻撃の可能性も高まりつつある。我々は、パターン認識AIを標的として、それと同等の認識能力を有する複製AI「認識器クローン」を作成する攻撃に特に焦点を当て、それへの防御法として、認識器クローンを検出する手法を検討している。本稿では、画像認識器を標的とした認識器クローンの検出法について、我々の研究成果を簡単に紹介する。

〔製品開発支援〕〔解析・計測〕
○4ch入力U-Netによる傷つきプリント配線板画像の二値化
/高知工科大学/栗原 徹/(株)マイネット/早川 晋矢
プリント配線板の多層基板を1層ずつ研磨剥離し、導電部を露出させ撮影する際に多数発生する傷について考慮した上で研磨剥離する前のプリント配線を復元することを目的とし、U-Net構造ニューラルネットワークにより配線パターンの復元を試みたのでこれを解説する。

〔社会全般〕〔入力〕
○人間の眼に見えないものを捉え、安心・安全・高効率で持続可能な社会の実現に貢献するイメージング&センシング技術の最新動向と今後の方向性
/ソニーセミコンダクタソリューションズ(株)/石毛 正裕
イメージセンサーの性能進化や対応波長の拡大は、人間の眼で捉えることのできない様々な対象・事象・場所などの観察を可能とし、産業や社会のスマート化を通して持続可能な社会の実現に大きく貢献している。環境・社会課題解決への貢献という観点で、当社の産業用途およびセキュリティ用途におけるイメージング&センシング技術の最新動向と今後の方向性について述べる。

■話題の製品と技術
○高速伝送ケーブルの物理的特性評価に対応した測定器
/アストロデザイン(株)/和田 将史
近年、高速伝送技術の発展により、ケーブルの特性評価が大きな問題となっている。そこで当社では、コストを抑え品質評価を十分に満たすことを目的とし、ケーブルテスターCT-1860とHDMI周波数特性モジュールPM-1860-H1を開発した。その結果、ケーブルの伝送損失を周波数特性によって容易に観測することが可能となった。これはケーブルをプロトコル評価に限らず、物理的評価から問題解決に繋がる点で重要である。

■シリーズ
○イメージングリソースガイド8
/エドモンド・オプティクス・ジャパン(株)
ユーザーのアプリケーションがマシンビジョン、ライフサイエンス、セキュリティ、或いはITSシステムにかかわらず、イメージング技術の基本を理解しておくことは、洗練されたイメージングシステムの開発や導入に欠かせない。センサーや照明技術の進歩がシステム対応力に無限の可能性を秘める一方、これらの技術のデザインや製造には物理的限界があるのも事実である。光学部品もこの例外ではなく、オプティクスがシステム性能の制限因子になることもしばしある。本連載は、読者がイメージングシステムの特定やシステム性能の最大化を行い、かつ投資コストを最小化するのをサポートする目的でデザインされている。

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