クリーンエネルギー 2022年6月号

クリーンエネルギー 2022年6月号
商品コード:
E2206

クリーンエネルギー 2022年6月号

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2,300 円(税込)
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2,300 円(税込)
■テクニカルレポート
○高性能水素分離膜モジュールの開発
/東レ(株)/高橋弘造・広沢洋帆
水処理分野で培った技術を深化させ、細孔構造と水素溶解拡散性を制御した分離膜と、気体分離用途に最適設計した流路材により、水素の透過性と分離性を高いレベルで両立する水素分離膜モジュールを開発した。

○オール酸化物全固体ナトリウム(Na)イオン二次電池の開発
/日本電気硝子(株)/山内英郎
結晶化ガラスを用いて酸化物で構成した全固体Naイオン二次電池を創製した。この全固体電池はLiイオン二次電池の資源確保や安全性の問題を克服し、持続可能な循環型社会の構築に貢献できる電池である。

○森と太陽から水素を作る革新プラント
/九州大学/武田秀太郎
「森」と「太陽」という自然界に豊かに存在する天然資源から水素を製造する革新的プラントを紹介する。本プラントは既知のあらゆる水素製造法よりCO2排出量が少ない可能性があり、カーボンゼロ社会実現に向けた新しい道筋を切り拓くものである。

○スズ系ハロゲン化ペロブスカイト太陽電池の開発動向
/電気通信大学/早瀬修二
ハロゲン化ペロブスカイト太陽電池の効率は、100℃程度の低温塗布プロセスで作製されるにもかかわらず、その効率は25.5%に達し、1,500℃程度の結晶化を必要とするシリコン太陽電池の効率26.7%に肉薄している。従来のペロブスカイト太陽電池は鉛系ペロブスカイト層を光吸収層として発展してきた。理論的にはスズ系ペロブスカイト太陽電池のほうが高い効率が期待できる。本稿では、近年盛んになってきたスズ系ペロブスカイト太陽電池の研究動向を紹介し、将来を展望する。

○植物が生み出すエネルギーを電力に変え、新しい風景を創出する
/(株)グリーンディスプレイ/豊岡怜衣子
当社は、植物と共存する微生物が生命活動をする際に放出するエネルギーを回収し、電力に変換する「botanical light(ボタニカルライト)」の実証実験を2021年より都内の商業施設やイベントにて開始している。

○超小型バイオガスプラントによる社員食堂残渣の食品リサイクルを通じた都市型循環エコシステム
/(株)ビオストック/井上翔吾
食品廃棄物のリサイクル方法の一つとして、再生エネルギーを回収できる「メタン化」への注目は高まりつつあるが、導入にあたっての設備コストや運転管理の手間が課題となることが多い。そこで当社は、取り回しが容易で遠隔監視システムを装備したコンテナ型バイオガスプラントを開発し、NTT東日本と共同で、NTTe-City Laboに商用プラントを設置し、社員食堂の食べ残しや自社圃場の廃棄物を活用して、エネルギーや肥料を創出する都市型循環エコシステムの実証を開始した。

■エネルギー事情
○カーボンニュートラルに向けた海運分野の動向
/LNG経済研究会/奥田 誠
海運分野では、C重油からの燃料転換としてLNG燃料船の導入が既に進みつつあるが、さらに脱炭素化を目指し、ゼロエミッション船舶の開発や導入に向けた動きが始まっている。本稿では、カーボンニュートラルに向けた海運分野の動向を紹介する。

■フィールドレポート
○EVシフトに向けた集合住宅へのEV用充電設備導入の取り組み
/東京ガス(株)/大森隆平
ガソリン車から電気自動車への「EVシフト」の実現に社会的期待が寄せられているが、集合住宅においてはEV用充電設備導入に種々の課題が存在する。本稿では、設置が容易で管理課金も可能なEV充電サービスである「EVrest」について、特徴と集合住宅への導入適合性を紹介する。

○地域拠点となる廃棄物処理施設におけるコージェネレーション新システム
/日鉄エンジニアリング(株)/矢野 亮・石井敬吾/東邦ガス(株)
シャフト炉式ガス化溶融システムを導入した名古屋市北名古屋工場において、廃棄物発電とガス発電のプロセスを組み合わせ、エネルギー効率向上と環境保全を最大限発揮し社会インフラの強靭化を図った事例を紹介する。

○コージェネレーションシステムの低温排熱活用事例の紹介
/日本ファシリティ・ソリューション(株)/早川孝幸
日野自動車羽村工場に導入したCGSの、(1)排温水を塗装工程に利用した方法、(2)低温排ガス・排温水から熱回収を実施し、オフライン熱輸送により塗装工場および羽村市スイミングセンターに熱を供給した事例を紹介し、脱炭素に向けた今後の展望を述べる。

○脱炭素に向けた官民一体の地域分散型エネルギーマネージメント事業
/(株)シーエナジー/城田 猛
エネルギー使用形態が違う「市庁舎等」と「病院」を一体でエネルギーマネージメントすることで「熱融通」などの効率的な運用を実施している。また、再生可能エネルギーの活用として、国内で初めてとなる民間事業者による公共下水道管路からの熱利用を実現した。全国で老朽化が進む下水道管の再生と下水熱利用料金の設定による行政コストの削減も行い、重要な社会インフラである下水道事業の維持にも貢献している。

○太陽光発電の電力を自営線と自己託送を組み合わせた日本初の「地産地消エネルギーシステム」
/(株)東光高岳/石渡剛久
カーボンフリー社会の実現を目指して、太陽光発電を用いた地産地消システムを開発した。このシステムでは、地域分散電源の活用、送電線空き容量問題解決、熱源の電化による化石燃料の削減を実現した。

○コミュニティでの再エネ電力融通を実現する脱炭素・レジリエンスを備えた分散型エネルギーシステム
/(株)Looop/荒井綾希子・伊藤大悟
当社は、カーボンニュートラル実現に向けて、街全体のエネルギーマネジメントを行う分散型エネルギーシステム「エネプラザ」を開発した。本稿では、2021年12月に運転開始したさいたま市「スマートホーム・コミュニティ第3街区」での取り組みを紹介する。

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