超音波テクノ 2022年1-2月号 PDF版

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超音波テクノ 2022年1-2月号 PDF版

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■特集:化学工場における超音波の関わり
○ゼオライトの水熱合成における超音波の影響
/東京大学/伊與木 健太・陳 靖天・脇原 徹
ゼオライトは結晶性の無機多孔質材料であり、触媒や吸着材、イオン交換材として広く用いられている。その水熱合成時における超音波照射の影響を調べた。核生成、結晶成長のそれぞれへ影響を与えること、合成時に添加する有機物の取り込みやシラノール基形成の促進といった効果があることが示された。

○マイクロ波と超音波照射の併用による微粒化プロセス
/兵庫県立大学/朝熊 裕介・柴谷 敦哉・韓 遥
ナノ粒子合成にマイクロ波の急速加熱の特徴を利用した場合、生成した粒子の周囲の気泡生成は避けらない。この気泡生成は突沸の引き金となるため、安定したマイクロ波照射プロセスのためには、気泡の成長を抑制する必要がある。今回、マイクロ波によるナノ粒子合成プロセスにおいて、過熱の防止、およびより微細な粒子の生成に向けて、超音波処理との併用プロセスを提案する。実験結果の一例から、超音波とマイクロ波を併用することによって、気泡径および粒子径が小さくなることを明らかにしている。最終的に、この併用の技術は、マイクロ波の熱効果を維持しつつその欠点を克服し、マイクロ波の産業応用に向けた革新的な方法として期待できる。

○高周波定在波場によるグリシン結晶径の制御
/鹿児島大学/二井 晋
定在波場として音圧の腹と節が格子状に配列する空間中でグリシンの貧溶媒晶析を行い、種々の条件のもとで結晶化挙動を調べた。5.0 MHzの超音波照射下で得た粒子のモード径は、1波長の大きさとほぼ一致した。

○高圧ガス一液二相系への超音波照射によるナノテクの開発
/福岡大学/三島 健司
高圧二酸化炭素を密閉したまま、高圧容器内で、二酸化炭素と水の相分離系に超音波を照射する装置を開発し、天然果の高濃度抽出、高濃度ナノバブル生成、リポソーム生成、マイクロカプセル生成を検討した。

○超音波の省エネルギー型乾燥への利用
/京都大学/佐野 紀彰
超音波は物質移動速度を促進し、液体から微小液滴の放散(霧化)を起こすことができる。これらの効果は乾燥速度を上げ、そのエネルギーを低減する。これらの効果により超音波を用いた省エネルギー型の乾燥技術の開発が可能である。

■特集:産業界に貢献する超音波洗浄
○超音波のバリ取り洗浄技術とその進歩
/(株)ブルー・スターR&D/柴野 佳英
バリ取り用超音波振動素子の内作に成功と、品質管理の徹底により、超音波バリ取りは新しい段階を迎えている。あらゆる精密加工、精密成型分野において、国内外に確実に広がり、バリ取りの自動化、コスト削減に活躍しており、最近の主な事例を紹介する。

○メガソニックバッチ超音波洗浄機、メガソニックシャワー洗浄機
/オタリ(株)/橋本 芳樹
当社でリニューアルしたメガソニック(1 〜 3 MHz)の超音波洗浄機シリーズの種類、特徴について紹介する。

○半導体パッケージの洗浄
/荒川化学工業(株)/善福 和貴
半導体パッケージの銅リードフレーム洗浄について、その目的と水系、準水系洗浄剤で洗浄する場合の注意点、トラブル例を紹介する。

○低VOC高機能フラックス洗浄剤/リンス剤
/化研テック(株)/佐藤 李奈
電子機器の小型化・高機能化に伴い信頼性の要求が高まる一方で、環境負荷低減のため化学物質に対する規制強化により洗浄剤の配合設計が制限されている。本稿では、これらの要求に対応した洗浄剤マイクロクリンECO-8100、および専用リンス剤マークレスECO-R81を紹介する。

■特集:超音波等を適用したプラントの保守検査2
○時系列応答波形の変化量(差分値)を指標としたコンクリート構造物の内部欠陥評価
/日本大学/池端 宏太・小林 義和・小田 憲一・中村 勝哉
衝撃弾性波法によって測定した時系列応答波形の差分から、コンクリート構造物の内部欠陥評価方法について、その評価原理と方法について解説し、実験的に検討した結果をまとめたものである。

○レーザー超音波可視化技術におけるスローネス評価に基づくCFRPの剥離検出
/東京大学/齋藤 理・陳 偉堃・岡部 洋二
レーザー超音波可視化技術によるCFRP積層板の非破壊検査において、隣接する2点間の波形データに基づき、超音波ガイド波の2次元スローネス図を作成した結果、剥離上でA0モードのスローネスが増大し、剥離を検出可能なことが確認された。

○AEセンシングのプラント保守検査への適用可能性
/埼玉工業大学/長谷 亜蘭
近年、センシング技術として再注目されているアコースティックエミッション(AE)計測について概説するとともに、AEセンシングを設備や機械の診断・評価にどのように活かすことができるかについて研究事例を交えながら紹介する。

○非破壊検査のための空中超音波フェーズドアレイによる波源走査法
/日本大学/大隅 歩・清水 鏡介・伊藤 洋一
アレイを利用した高速かつ安定した空中超音波検査法の実現を目指している。本稿では、提案手法を実現させるための装置および計測方法、並びに本手法の応用例として金属薄板内の擬似減肉欠陥のイメージングについて紹介する。

○スパースモデリングに基づく波源同定
/東京工業大学/廣瀬 壮一
高速走査させる波源として空中超音波フェーズド面外波動の波源同定問題に対してスパースモデリングによる逆解析手法を提案した。本稿では、波源は物体力とき裂面での変位不連続で、波源周辺のいくつかの変位から物体力とモーメントテンソルを推定できることをシミュレーションによって紹介する。

■解説
〔超音波デバイス〕
○鋭い指向性を持つ空中強力超音波源
/日本大学/三浦 光
空中超音波センサは小型でありながら、強力な音波を発生することが求められている。本稿では、BLT径の一様棒の一部に溝加工を施すことで、振動板面の同一方向に大きな振幅を得て、小型でありながら遠方にて高音圧の音波が得られることを紹介する。

〔非破壊検査〕
○回転トランスの高アイソレーション化
/三菱電機(株)/西村 拓真/菱電湘南エレクトロニクス(株)/西川 智英
鉄表面の傷の有無を検査する超音波探傷装置には複数のチャネルを有する回転トランスと呼ばれる非接触給電部がある。本稿では、検査精度向上を目的とした回転トランスの高アイソレーション化に向けた検討結果を紹介する。

〔光と超音波〕
○移動線状熱源光熱放射法によるコンクリート試料の非破壊検査
/東北学院大学/星宮 務・遠藤 春男
レーザー光を固体試料表面に線状に収束して生成した熱源を一定速度で走行させ、それに伴う試料表面の温度を時間波形として取り込み解析する手法により、試料の内部欠陥に関する情報を得ようと試みた。

○パルスレーザー誘起による強力空中超音波パルスの連続発生
/金沢工業大学/會澤 康治
パルスレーザー誘起による空中超音波パルスの連続発生を目的として、透明チューブ内を流れる黒色インクにパルスレーザーを照射した際、透明チューブ外の空気中に放射される超音波パルスをマイクロホンで測定した。

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