超音波テクノ 2021年5-6月号

超音波テクノ 2021年5-6月号
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U2105-06

超音波テクノ 2021年5-6月号

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■特集:超音波洗浄に役立つ技術
○超音波を用いた流水式洗浄による汚れの除去
/日本大学/三浦 光
数十kHzの比較的低い周波数を用いた流水式超音波洗浄による汚れの除去について、振動面と洗浄物間の距離を変化させた場合の洗浄効果および水の流量を変化させた場合の洗浄効果について紹介する。また、熱溶解積層法のサポート材として用いられているPVAに対する洗浄効果を紹介する。

○超音波ホーン下に生じた音響キャビテーション気泡の振動
/岐阜工業高等専門学校/黒山 喬允
超音波ホーン下に生じたCone-like bubble structure(CBS)と呼ばれる音響キャビテーション構造中の気泡一つ一つが、どのように振動しているかを調べた。本稿では、レーザ散乱を用いる気泡振動計測手法による計測結果を紹介する。

○音響キャビテーション気泡から生じる音響信号を用いた超音波洗浄機の洗浄能力評価の基礎検討
/(国研)産業技術総合研究所/内田 武吉
我々の研究グループでは、音響キャビテーションの計測制御のために、気泡から生じる音響信号の計測技術を開発している。今回は、気泡から生じる音響信号を超音波洗浄機の洗浄能力の定量評価へ応用するために、従来法である洗浄インジケータとの比較を行った。本稿では、その詳細について紹介する。

○キャビテーション気泡の成長過程における有機化合物添加の影響
/関西大学/乾 綾華・中村 悠人・山本 健
超音波を照射した際に発生するキャビテーション気泡の初期成長過程を、ソノルミネッセンス強度および液体体積変化を観測することにより、気泡の成長速度およびサイズに対する有機化合物添加の影響を検討した。

■特集:医療で拡がりをみせる超音波技術1
○2型糖尿病患者におけるWall Shear Stressの検証
/東北大学病院/成田 心・三木 俊
近年、血流速度ベクトル表示により血管内の壁面せん断応力(Wall Shear Stress)の測定が可能となった。2型糖尿病患者における総頸動脈のWSSと各種検査のパラメータとの関係性について検討したので、その結果について紹介する。

○経皮経肝的血管治療前後で肝硬度を評価することができた3症例の検討
/東邦大学医療センター大橋病院/塩澤 一恵・松井 貴史・村上 貴寛・渡邉 学・前谷 容
Budd-Chiari症候群に対する経カテーテル的血管拡張術、直腸癌多発肝転移症例に対する肝部分切除術前の経皮経肝的門脈塞栓術および胆管癌門脈本幹浸潤症例に対する門脈ステント留置術といった、経皮経肝的血管治療前後における肝硬度の変化について検討した。

○潜在性左室心筋障害の発症リスク因子としてのCKDの重要性
/トヨタ記念病院/村山 博紀・高岸 智・土澤 尚美・中西 司・大嶋 慎也・堀田 結衣・余語 保則・三宅 裕史・岩瀬 三紀
左室収縮能が保持されたCKD患者であっても左室潜在性心筋障害は進行しており、特に高血圧の合併による左室壁厚増加と心筋線維化がさらなるGLSの低下を招く。GLSの活用により微細な収縮障害を早期に発見でき、心不全の発症予防効果が期待できる。

○IPMN由来膵癌と通常型膵癌の鑑別における造影超音波内視鏡検査の有用性
/名古屋大学/八鹿 潤・大野栄三郎・川嶋 啓揮・石川 卓哉・藤城 光弘
IPMN由来浸潤癌とIPMN近傍に発生した通常型膵癌の鑑別は難しい。本研究では、両者の浸潤癌領域における造影EUS増強パターンが異なり、多相造影評価法が造影増強パターンを簡便に評価する方法であることを明らかにした。

○超音波内視鏡による膵腫瘍および膵実質の微細血流評価
/藤田医科大学/橋本 千樹・廣岡 芳樹
低流速の血流を描出するイメージング技術が開発され、当初は、経腹壁超音波でのみで使用可能であったが、現在は一部の超音波内視鏡スコープでも使用可能となった。本稿では、膵臓領域でこのイメージング技術の有用性について紹介する。

○心臓超音波検査により化学療法前後の心臓形態変化を観察できた心臓悪性リンパ腫の一例
/藤田医科大学病院/河田 祐佳
近年、循環器領域において心臓腫瘍を目にすることは少なくない。心臓腫瘍は心臓のあらゆる部位に発生し、弁または流入路・流出路の閉塞、血栓塞栓症、不整脈、心膜疾患、心不全などの原因となりうるので、決して見逃してはならない疾患である。心臓超音波検査は、早期診断において非常に有用である。本稿では、その要点を紹介する。

○C型肝炎ウイルス排除後の門脈圧亢進症に対する肝弾性度測定の臨床的有用性
/大阪市立大学/打田 佐和子・武藤 芳美・河田 則文
C型肝炎ウイルス排除後の門脈圧と肝弾性度には正の相関があった。C型肝炎ウイルス排除後の肝弾性度は静脈瘤を有する群で高値である。C型肝炎ウイルス排除後に門脈圧が上昇した症例は、肝弾性度高値持続例であった。

○超音波エラストグラフィでの食道静脈瘤診断
/兵庫医科大学/西村 純子・西村 貴士・飯島 尋子
Baveno VI criteriaは肝硬度と血小板数により食道静脈瘤破裂リスクの低い患者の絞込みに用いられる。本稿では、ハイリスク食道静脈瘤診断能について脾硬度を組み合わせた検討を紹介する。

○胸痛を契機に発見された褐色細胞腫の一例
/兵庫県立姫路循環器病センター 秦 佑輔・大西 哲存
褐色細胞腫は、副腎偶発腫瘍として発見されることが多く、早期診断は困難である。本稿では、心臓超音波検査により心機能障害を評価し得た、褐色細胞腫によるカテコラミン心筋症を呈した一例を紹介する。

○慢性腎臓病における腎エラストグラフィーと組織学的変化の検討
/鳥取大学医学部附属病院/井山 拓治・高田 知朗・磯本 一
慢性腎臓病における組織所見とせん断波速度(SWV)との関連を調査するために、腎生検を受ける患者を対象とし、Acoustic Radiation Force Impulse(ARFI)を用い、腎SWVを測定した。結果は、SWVは糸球体体積および尿細管面積と負の相関があった。SWVはネフロン肥大と相関しており、腎SWVの測定はCKDの早期発見に役立つ可能性がある。

○顕微Brillouin光散乱法を用いた新生骨と成熟骨の縦波音速評価
/同志社大学/矢能 啓太・松川 真美
インプラント手術の成功を判断するには、インプラント周辺の骨組織の検査が必要である。そこでμmスケールで音速評価が可能である顕微Brillouin散乱法を用いて、成熟骨とインプラント界面に形成された新生骨の弾性評価を行った。

■解説
〔圧電・超音波材料〕
○(Sr, Ca)2NaNb5O15圧電セラミックスの縦振動モードにおけるハイパワー特性
/足利大学/土信田 豊
角柱試料の電気的にコンタクトする電極パターンを改良し、連続駆動法と過渡応答法を組み合わせて圧電体の縦振動モードのハイパワー特性を評価する方法を用いた、(Sr,Ca) 2NaNb5O15セラミックスの縦振動モードのハイパワー特性をハードPZTと比較して調べた研究について紹介する。

〔物性・評価〕
○光熱変換分光法による超格子太陽電池におけるキャリア緩和過程におよぼす歪緩和層挿入効果の実証
/宮崎大学/古川 諒・渡部 愛理・碇 哲雄・福山 敦彦/東京大学/杉山 正和
InGaAs/GaAsP超格子太陽電池に挿入したGaAs歪緩和層の影響を圧電素子光熱変換法により評価した。光熱信号の温度変化に対して全ての緩和過程を考慮した解析を行った結果、歪緩和層挿入によりキャリア回収効率が向上することを実験的に明らかにした。

○EMSシステムによるインライン連続粘性測定
/東京電機大学/細田 真妃子/(株)トリプル・アイ 山川 義和/東京大学/酒井 啓司
電磁式球回転式(Electro-Magnetically Spinning:EMS)粘度計の「粘性の遠隔測定」という利点を活かし、混合・攪拌・熟成・保存といった実際の工業プロセスにおいて、長時間にわたって常に生成物の粘性を監視し続けることが可能な「インライン型」粘度測定システムについて紹介する。

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