プラスチックス 2021年2月号

プラスチックス 2021年2月号
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S2102

プラスチックス 2021年2月号

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1,628 円(税込)
■特集:広がり見せるプラスチック成形技術
昨今、射出以外の成形技術の存在感が増しています。本特集では、そんなプラスチック成形の今を紹介して頂きました。プラスチック製品に、高い付加価値を与えるテクノロジーへの理解を深めて頂ければ幸いです。

○トランスファー成形が切り開く次世代パッケージ
/(株)多加良製作所/佐藤福司・石井龍征・小島奈々
製品の小型化、薄型化、軽量化が進み、モジュール化や防水性、耐振耐衝撃性の向上といったニーズが高まっている。当社では半導体の封止技術であるトランスファー成形を応用し、複数部品の一括成形や、金属部品やガラスから樹脂への代替等、これらの課題を解決する。

○回転成形技術の特徴と用途展開
/スイコー(株)/坂木博之
回転成形は、容器やタンクなど大きな形状を成形する成形法として古くから行われている。金型内に粉末状の原料を投入し、金型外部より加熱しながら、金型を回転させ、溶融した樹脂が金型内面に付着することにより行われる樹脂粉末の積層成形である。この回転成形の特徴と用途展開、今後の展望について記述する。

○脱炭素・循環型社会に貢献するしなやかなバイオマスプラスチック発泡シート
/(株)リコー/根本太一
PLA(ポリ乳酸)は植物を原料とするバイオマスプラスチックであり、カーボンニュートラルやコンポスタブル性に優れるが、発泡が難しい素材であった。当社の独自技術により、コンポスト性を損なうことなく、発泡PLAシートのしなやかさと強さを両立しつつ発泡倍率も調整可能となり、緩衝・梱包材料から食品トレイまで幅広く対応することが可能となった。

○MuCell成形をはじめとする物理発泡成形
/東洋機械金属(株)/澤田靖丈・松尾明憲
物理発泡成形品はメリットが多くある半面、成形の安定性には課題が残る。その成形安定性向上の方法をMuCell®成形システムを例に挙げて紹介を行う。また物理発泡は成形品に求める特性によって選定する成形法も変わってくるため、その他の物理発泡成形システムについても紹介する。

○IH調理器を用いたFRTPパイプの成形
/神戸市立工業高等専門学校/尾崎純一
熱可塑性樹脂複合材料(FRTP)の成形には加熱が必須である。また、低コストと高い生産性を両立させる成形プロセスが求められている。本稿では、低コストで入手可能な高周波誘導装置である家庭用IH調理器を利用したFRTPパイプの成形事例について紹介する。

○繊維強化複合材料の真空成形技術
/(株)漆原 漆原和告/(地独)東京都立産業技術研究センター/林 孝星
当社ではこれまで、時代に合わせた製品の企画・開発を行ってきた。今回、真空成形技術を利用し、軽量で、剛性と意匠性を備えたスーツケースの開発を行った。本稿では、開発に至った経緯、成形時に苦労した点や、開発の効率化と、スーツケースの今後について紹介する。

○サクションブロー技術の実用化
/(株)タイセイプラス/武鹿 勉
当社では、サクションブロー技術の開発に取り組んで約7年。この技術の利点を生かし、高い要求品質を満足した自動車部品のターボチャージャ吸入ホースを開発した。現在は、実用化されて約2年が経過している。自動車の金属製水冷配管の樹脂化に対し、この技術は射出、押出技術よりも大きく実用化が進むと考える。

○微細発泡PETボトルの成形技術≪Fi-Cell≫
/東洋製罐(株)/岡部高規
微細発泡PETボトルの成形技術≪Fi-Cell≫は、独自プロセスの開発により生産性と容器性能の両立を実現した。開発ボトルは、リサイクル適性を損なうこと無く遮光性と白色パール調の外観を付与することが可能であり、機能性付与や外観の差別化要望への対応を可能とする。

■連載
○プラスチック成形における不安定流動の制御 第85回
/藤山ポリマーリサーチ/藤山光美

○トヨタ生産方式をプラスチック成形に応用しよう 第5回
/技術オフィス Tech-T/高原忠良

○助っ人工業デザイナーの独り言 第68回
/(株)H&A designers/鈴木英夫

○のぞいてみよう、バイオミメティクス 第21回
/大阪府立大学/岡本尚樹

○世界のバイオプラスチックは今 第38回
/ITIコンサルタント事務所/猪股 勲

○大自然を科楽する 第58回
/青野哲士

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