画像ラボ 2021年2月号 PDF版

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画像ラボ 2021年2月号 PDF版

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■解説
〔商業支援〕〔認識・検出〕
○ディープラーニングを用いたインプロセスレーザ溶接モニタリング技術の開発
/(株)東芝/鷲谷 泰佑・坂井 哲男・塩見 康友
熟練者を必要としない安定したレーザ溶接の実現のため、インプロセスレーザ溶接モニタリング技術として、加工点を観測するモニタリングシステム、ディープラーニングによる特徴抽出を開発した。これにより、溶接状態を自動で判定可能なことを確認した。

〔農林水産業〕
○適応二値化処理を応用した牛脂肪交雑の画像解析による判定
/帯広畜産大学/口田 圭吾・深谷 芽衣
適応二値化処理を応用し牛脂肪交雑の格付値を画像解析により自動的に判定する試みを実施した。12段階で構成されるBMS推定値と格付値との差が±1以内の割合は96.5%と高い値を示し、肉眼で実施されている脂肪交雑の格付を機械化する可能性が示唆された。

○深層学習を利用した果樹の熟度判断技術の開発
/徳島県立農林水産総合技術支援センター/建本 聡
深層学習を用い屋外で樹上の果実の熟度を画像から判定するシステムを開発した。果実のみの画像領域を抽出し学習したニューラルネットワークは90%を超える分類精度であった。このネットワークを用いたWEBシステムは実用的な処理速度であることが確認できた。

〔ロボットビジョン〕〔解析・計測〕
○光沢物の三次元形状計測のための色相グレイコード法
/長岡技術科学大学/瀧本 裕也・原川 良介・岩橋 政宏
光沢物の三次元形状計測のための色相グレイコード法を紹介する。既存技術は、物体表面の鏡面反射による計測誤差を避けられなかった。これに対し、我々はグレイコード法に色相を導入することで、鏡面反射に起因する計測誤差を低減し、高精度な三次元形状計測を実現した。カトラリーに対する実験を通して、新潟県におけるカトラリー製造という地場産業の維持・発展に対する貢献が示唆された。

〔スポーツ〕〔 画像処理〕
○機械学習に基づくスポーツ用モーションキャプチャシステム概説
/東京大学/宮地 力/帝京大学/中川 康二
モーションキャプチャシステムがスポーツに導入されて30年近く経つ。そこに機械学習の方法が取り入れられ、自動化やセンサーフリーに利用できるようになってきた。本稿では、スポーツでの利用の観点から、その発展の概要と、将来、問題点を論ずる。

〔認識・検出〕
○行動認識のためのTwo-stream 3D BagNet
/立命館大学/王 彧・加藤 ジェーン
行動認識のためのTwo-stream 3D BagNetについて解説する。このモデルは、行動認識における、最高の認識精度を達成したTwo-stream I3Dと、画像認識における、受容野を小さく抑えることでモデルの解釈性を保持させたBagNetの考え方に基づき、認識性能と解釈性の両立を実現したモデルである。行動認識において認識精度の指標となる代表的なデータセットUCF101を用いた実験では、モデルの解釈性を保持したまま、認識性能を大幅に向上させることが確認された。

○SHAL:俯瞰視画像から個人再識別ための特徴記述法
/和歌山大学/呉 海元・李 鵬
本稿では、短時間では人物の服や髪の色は変わらないと仮定し、俯瞰視カメラの下を通った人物画像を対象とする個人再識別を紹介する。人物の頭頂部と肩部における色の種類数と色空間内の位置、画素数の情報を統合・拡張した特徴記述法および、無彩色画素の割合を重みとした。

■特集:用途が広がるVR(バーチャルリアリティー)技術 最前線
○震災被災前の街並み写真を活用したVRによる街並み復元
/新潟工科大学/飯野 秋成
2007年の中越沖地震で被災した新潟県東本町二丁目「えんま通り商店街」の被災前の街並みを、当時の街並み写真を活用してVRにより復元することを試みた。コンピュータ資源配分などの観点から2種類の開発方法を試行し、開発したコンテンツを当時の商店街の住民らに視聴してもらった。リアリティや没入感の観点から、高評価なポイントと低評価となりやすいポイントを明確にした。

○資源開発教育用VR教材の開発およびVR教材を利用した授業の定量評価
/秋田大学/川村 洋平・竹内 誠人
新たに開発した資源開発教育用のVR教材(鉱山VR)について解説する。さらに、鉱山VRを実際の授業で用いることで、VR教材を利用した授業における教育の効果を定量的に評価する。

○VRを用いた3次元空間における視覚探索実験
/千葉大学/関口 勝夫・眞鍋 佳嗣・牛谷 智一・矢田 紀子
標的刺激を視覚探索する行動を分析することで、ヒトの視覚特性を解明する手がかりとなる。ディスプレイ上で行われてきた従来の視覚探索実験は、実空間での再現が困難なため、本研究では、3次元空間に拡張したVRシステムを構築し、実験によりその評価を行う。

○3DVRコンテンツが軌道系交通との接触事故防止に与える効果
/(株)日立製作所/永井 徹/宇都宮大学/長田 哲平・大森 宣暁
3DVRコンテンツによる軌道系交通との接触事故防止に与える効果について述べる。特に、VR動画や3DVRコンテンツを体験したことによる被験者の意識変化をアンケート調査により検証した実験について述べ、その検証結果を紹介する。

○大容量3Dデータを遠隔地でVR検証できる3D軽量化技術(XVL VR)
/ラティス・テクノロジー(株)/大橋 良右・鳥谷 浩志
製造業における3D DX(Digital Transformation)の実現を支援するべく当社で開発している「XVL VR」の特長および今後の動向について紹介する。

○製造業向けVRソリューション
/日本イーエスアイ(株)/松本 哲郎
2011年にESI Groupの新たなソリューションとして加わったIC.IDOは、その特徴的機能であるフィンガー、ハンド、ボディトラッキングやハーネスのリアルタイム変形を持って、VR上におけるバーチャルプロトタイプ(仮想試作)の有効性を示してきた。本稿では、その特徴的な機能を活用事例の紹介をもって、IC.IDOのコンセプトであるHuman Centric Validationの実現に向けた取り組みについて紹介する。

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