クリーンテクノロジー 2020年11月号 PDF版

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クリーンテクノロジー 2020年11月号 PDF版

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■特集:FPDの最新動向
○FPDの最新技術動向(SID2020トピックスを含む)
/Ukai Display Device Institute/鵜飼育弘
FPDを取り巻く環境として、Society 5.0および5Gを最初に取り上げ、次にディスプレイの評価要素を紹介する。最後に、著者が興味を持ったFPDの最新技術を、International Display Workshop2019、応用物理学会学術講演会および展示会から詳述する。

○ディスプレイ向け光学フィルムの基礎及び高機能化、最新の市場・技術トレンド
/(株)FT-Net/青崎 耕
光学フィルムは年間数億m 2という市場規模と、その高度な機能によってディスプレイ産業を支えている。本稿では、その技術の基礎と市場のトレンドを把握することにより、今後の高機能化技術課題を紹介する。

■解説
○新次元の生産性を実現化するキーコンセプト「ものづくり自律化システム」
/アズビル(株)/木村大作
今日、グローバル化、地球温暖化、少子高齢化、働き方改革、SDGsと製造業を取り巻く環境は大きく変化している。社会課題を乗り越え、事業成長を推し進めるためには飛躍的な生産性が求められる。当社は、人がより創造的な役割を担うためのキーコンセプト“ものづくり自律化システム”を提案している。本稿では、重厚長大なものづくり分野でのAI活用に携わってきた当社ならではの、リアル感ある“To be model”を紹介する。

○ブロック共重合体を用いたPTFEへの表面改質手法の開発
/福岡大学/平井 翔
ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)などのフッ素樹脂は、親水性や接着性に乏しいため用途が極めて制限されていた。そこで本研究では、ブロック共重合体を用いた表面改質により、PTFEへ接着性を付与することに成功した。

○二酸化炭素固定化触媒
/千葉大学/渡邊拓実・大場友則
二酸化炭素を他の有用物質に変換するための二酸化炭素固定化触媒として、光触媒、電気化学触媒、熱触媒の高活性化の研究が盛んに行われている。本稿では、これら触媒の概要と最先端の研究を紹介する。

○植物における一過的タンパク質発現システム
/筑波大学/三浦謙治
植物において、大量のタンパク質を生産できる「つくばシステム」を紹介する。このシステムでは、植物において短期間で約4mg/g新鮮重のタンパク質を発現できるという、世界でもトップクラスの発現量を示す。

○第十七改正日本薬局方第二追補と第十八改正日本薬局方原案
/(独)医薬品医療機器総合機構/福地準一
まず第17改正日本薬局方第二追補の概要を説明し、次に令和3年春に告示予定の第18改正日本薬局方の収載予定項目を紹介する。

○ATPふき取り検査を用いたモニタリング手法とそのデータ利用
/キッコーマンバイオケミファ(株)/志賀一樹
ATPふき取り検査の利点や限界を明確にし、どのように感染症や食中毒など“見えないリスク”への対策に役立てることができるかを紹介する。

○JIS B9908:2019によるエアフィルタの性能評価
/日本バイリーン(株)/南波佐間幹人
日本国内のエアフィルタ試験規格であるJIS B 9908がISO 16890の制定に伴い2019年に改定された。本稿では、改定した規格による中高性能フィルタユニットの性能試験結果、及び改定前の2011年版での性能試験結果との比較を紹介する。

○自動車排出ガスと大気環境
/(一財)大気環境総合センター/小林伸治
自動車は、100年に一度の変革期を迎えていると言われている。本稿では、この節目の時期にあたり、自動車排出ガス規制が導入されてから現在まで規制の経緯を振り返り、その排出ガス低減効果を検証するとともに、大気環境の改善効果や残された課題について紹介する。

○作業時及び休憩時の心理・生理反応について
/大阪大学/山中俊夫・崔ナレ
作業時と休憩時における人の心理・生理反応特性を明らかにするために、作業と休憩を課した実験下での被験者のリラックス度、気分、鼻額皮膚温度差、心拍、脳波を測定し、経時変化と香りの影響について分析を行った。

○動物実験施設の新築に際して決めておく基本事項
/京都府立医科大学/大塚 哲
動物を科学上の利用に供することは、生命科学や医療技術等の発展と人類の生活の質(QOL)の向上にとって必要不可欠なものである。本稿では、これを支える動物実験施設とはどのようなことを考慮して建築されているのかについて、特に空調システムに要求される基準を中心に紹介する。

○業務用クリーニング工場における換気・空調方式の検討
/東洋熱工業(株)/荻田俊輔/明星大学/小笠原岳
夏期における温熱環境悪化が懸念される業務用クリーニング工場を対象に、夏期の作業環境に関する実測結果および高温発熱機器であるロール機廻りの最適な空調・換気システムの検討事例を紹介する。

■研究所紹介
○工学院大学ナノ・バイオ材料研究室
/工学院大学/永井裕己・佐藤光史

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