日工の技術雑誌

環境浄化技術 2020年5・6月号
商品コード:
W2005-06

環境浄化技術 2020年5・6月号

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■特集:省エネ型汚泥処理技術の最新動向
○汚泥処理施設全体のエネルギー消費量に関する調査
/国土技術政策総合研究所/佐藤拓哉
処理場全体のエネルギー消費量を縮減するための検討準備として、汚泥処理施設における汚泥投入量とエネルギー消費量の関係を調査した。本稿では、その関係式を紹介し、今後の課題を考察する。

○脱水における下水汚泥由来繊維の活用
/(株)石垣/玉内亮介・末次康隆・山下 学
脱水性能は汚泥中の繊維状物含有量が多いほど高いため、下水中に含まれる繊維状物を回収して脱水に活用する「プラチナシステム」を開発した。本稿では、下水汚泥中の繊維状物、繊維状物回収性能、脱水ケーキ含水率低減効果の調査結果と、導入効果試算例を紹介する。

○直胴型遠心脱水機(低動力モデル)の各種汚泥への適用事例
/(株)クボタ/名越収二郎
本稿では、近年の省エネルギー化ニーズの高まりに応えるべく、低含水率性能はそのままに、従来の直胴型遠心脱水機と比較して30%以上の消費電力削減を実現した低動力直胴型遠心脱水機(低動力モデル)の各種汚泥への適用事例について紹介する。

○省エネ型遠心脱水機の稼働状況報告
/三機工業(株)/半田大介・賀籠六淳一/東京都下水道局/石原敬之
東京都下水道局では温室効果ガス排出削減のための施策の一つとして、高温省エネ型焼却炉と低含水率脱水機で構成するシステムの導入を進めている。低含水率型脱水機とは、公募型共同研究で実施した「汚泥炭化施設等におけるエネルギー効率向上のための低含水率脱水技術の開発」または「汚泥処理施設に適用する省エネ型遠心脱水技術の実証研究」で性能確認が行われたものである。本稿では、実証研究を実施した省エネ型脱水機の事後検証を行い、その省エネ性を確認したので紹介する。

○高濃度対応型ろ過濃縮機
/月島機械(株)/澤原大道
高濃度対応型ろ過濃縮機を用いた実証試験を実施し、薬注率と固形物(SS)回収率の関係を明らかにするとともに、初沈汚泥濃縮用途だけでなく、余剰汚泥濃縮のバックアップとして適用可能であることが確認された。

○高効率多重円板型汚泥脱水機
/(株)鶴見製作所/赤井香友
各種産業工場、下水処理場などで発生する、低濃度かつ大容量の汚泥脱水に対応した脱水処理装置「高効率多重円板型脱水機HJD型」を発売した。同機の概要、特徴、事例、性能検証について本稿で紹介する。

○回転加圧脱水機型の開発
/巴工業(株)/武市嘉高
回転加圧脱水機I型は下水汚泥用の脱水機として広く使用されており、よりコンパクト化、軽量化された回転加圧脱水機II型が開発・実用化され、更に採用が進んでいる。この度、II型に電気浸透機能、ポリ鉄後添加機能(機内二液調質機能)を付加し、脱水性を向上させた回転加圧脱水機III型を日本下水道事業団様との共同研究で新規に開発した。本稿では、III型の特徴、処理性能について紹介する。

○凝集前濃縮装置を用いた濃縮-脱水一体運転
/メタウォーター(株)/丹 雅史・渡邉 敦・松本修一
新規の凝集前濃縮装置と既存脱水機を組み合わせる濃縮-脱水一体システムにより、下水処理工程より発生する汚泥を対象とした脱水性能を向上することを検討した。本稿では、既存脱水機として高効率回転加圧脱水機を対象に実施した実証試験結果について紹介する。

■特集:嫌気性処理技術
○多分野連携・嫌気性消化による排水からの資源・エネルギー循環
/京都大学/日高 平
本稿では、含水率の高い廃棄物系バイオマス(生物資源)から、メタンガスを回収しエネルギー源として活用しうる嫌気性消化技術について、排水処理に関連する多分野との連携への期待を紹介する。

○ABR-DHSシステムを用いた染色廃水処理プロセスの開発
/長岡技術科学大学/渡利高大・幡本将史・山口隆司
本稿では、スポンジを微生物保持担体として用いる好気性処理プロセスDownflow Hanging Sponge(DHS)リアクターを用いた国内の工場から排出される染色廃水を対象とした処理システムの開発と嫌気性処理プロセスであるAnaerobic Baffled Reactor(ABR)とDHSリアクターを用いた開発途上国向けの染色廃水処理システムの開発について紹介する。

○下水汚泥の高濃度・高温嫌気性消化
/福井工業大学/髙島正信
地域内廃棄物系バイオマスの集約化等には、高濃度消化や高温消化が有効な手段となりうる。筆者は、下水汚泥の固形物濃度(TS)をおよそ10%あるいはそれ以上に高めたときの高濃度嫌気性消化をまず中温で検討し、アンモニア濃度制御の方法としてアンモニアストリッピングを適用している。本稿では、流入TS約10%における高濃度・高温消化の結果を中心に紹介する。

○稲わらと下水汚泥の混合メタン発酵処理システム
/公立鳥取環境大学/戸苅丈仁/(株)バイオガスラボ/三崎岳郎/明和工業(株)/清水浩之/金沢大学/池本良子
著者らは、バイオマス資源としての稲わらに着目、稲わらを下水処理場に集約し、下水汚泥と混合メタン発酵を行うシステムを想定して検討を行った。発生残渣に稲わら由来の成分が多く含まれることで、下水汚泥の肥料としての質も向上するのではないかと考え、収集・運搬・管理から肥料利用までを含めて実現の可能性を検討した。本稿では、その内容を紹介する。

○電子産業廃水処理における省・創エネルギー化
/徳山工業高等専門学校/段下剛志/(国研)国立環境研究所/珠坪一晃
本研究では、成長著しい電子産業分野において排出される有機化学物質を主成分とする廃水に対し、処理温度18.19℃の常温メタン発酵処理の適用を試みた。本稿では、連続処理運転による性能評価と、技術導入によるエネルギー消費削減効果の簡易試算を行い、エンド・オブ・パイプ技術である廃水処理の観点から環境への負荷低減に貢献できる可能性を紹介する。

○神戸市東灘処理場における消化ガス増量事例
/神戸市建設局 東水環境センター/児玉かんな
神戸市東灘処理場では、消化ガス増量を目的として好適バイオマスと下水汚泥との混合消化を行っている。今回、処理場の消化状況を整理することにより好適バイオマス量に応じた下水汚泥の消化促進が確認され、混合消化のシナジー(相乗)効果が示唆された。

○嫌気性アンモニア酸化による有機性排水処理
/水ingエンジニアリング(株)/松林未理・新庄尚史・葛 甬生/水ing(株)/楠本勝子
BOD/T-N比が1.5.2.0となる有機性排水に対して、従属脱窒素とDENIMOX®(亜硝酸化+嫌気性アンモニア酸化)を組み合わせた処理システムを考案した。本処理システムの効果を検討するため、合成廃水を用いた連続処理試験を行い、有効性を確認した。

■解説
○「半導体の熱活性」法による“NOxの酸化(電子引き抜き)分解”
/信州大学/水口 仁・金子正彦・高橋宏雄

○海洋汚染マイクロプラスチックの削減策
/惠谷資源循環研究所/惠谷 浩

■シリーズ
○フィールド・レポート
千葉大学大学院野村昌史教授に虫の話を聞く
/T.Tech.Office/田村真紀夫

■連載
○硝酸呼吸活性汚泥による汚水処理の技術 第1回
/環境微生物工房/定家義人・定家多美子

○環境に配慮したものつくり 第1回
/ソノヤラボ(株)/園家啓嗣

■コラム
○イノベーションは万能か?
/HST

■製品ガイド
○蛍光X線分析装置

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