環境浄化技術 2020年3・4月号 PDF版

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環境浄化技術 2020年3・4月号 PDF版

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■特集:新しい生物処理の開発動向
○新たな生物反応を用いた水処理技術の下水処理への適用
/日本下水道事業団/橋本敏一
本稿では、当事業団が過年度に実施した、省エネ化や創エネ化、省コスト化などの効果が期待できる新たな生物反応を用いた水処理技術に関する文献調査による抽出・選定(平成29年度調査)、ならびに、アンケート調査による国内の研究開発動向および技術水準などの把握(平成30年度調査)について、調査結果を紹介する。

○下水から高効率にエネルギーを取り出すハイレート活性汚泥法の基礎的調査
/(国研)土木研究所/桜井健介・重村浩之
著者らは、平成30年度より、下水から高効率にエネルギーを取り出すことができるハイレート活性汚泥法の確立を目指して研究に着手したところである。まず、常温および低水温における導入可能性の検討のため、ラボスケールの実験装置を用いて、実下水を連続的に処理し、有機物回収に関する基礎的な調査を行った。本稿では、その調査の一部を紹介する。

○微生物燃料電池による下水発電の実力とその可能性
/岐阜大学/市橋 修・林 知佳・廣岡佳弥子
微生物燃料電池は、電極に電子を渡す能力を有する特殊な微生物を利用して、有機物の浄化と同時に発電を行う新しい廃水処理技術である。本稿では、微生物燃料電池の有機物除去および発電の能力について、下水処理での実験例を中心に紹介する。

○高率窒素除去MBRの基礎研究と今後の展望
/(株)クボタ/矢次壮一郎
当社では現在、「多槽循環式硝化脱窒型MBR」の開発を進めている。下水処理場で実下水を用いたパイロットプラントによる実証実験の結果、薬品や有機源の添加を実施することなく90%前後の窒素除去性能が確認できた。また、多段ステップMBRに比べ省コスト・省エネ・省スペースとなる可能性が示唆された。本稿では、実験の概要と、技術の適用方法、今後の取り組みについて紹介する。

○下水処理水中の微量化学物質の生物学的除去
/(株)西原環境/中村知弥/(国研)土木研究所/對馬育夫
当社と土木研究所は下水二次処理水中に残存する医薬品等の微量化学物質の高度処理を目的として、スポンジ状担体を用いた除去実験の共同研究を行ってきた。そのなかで、下水二次処理水を用いた高度処理実験でアジスロマイシン(AZM)やクラリスロマイシン(CAM)といった抗生物質や、抗菌剤のトリクロサン(TCS)の除去効果に対する担体や運転条件の影響を検討するとともに、担体微生物の菌叢解析を行ったので、その結果について紹介する。

○微生物燃料電池を利用した下水処理システムの評価
/日本工営(株)/麦田 藍・飯田和輝・松原弘和・井藤元暢/名古屋工業大学/吉田奈央子
微生物燃料電池(MFC)は、下水中に存在する有機物の除去と同時に電気エネルギーの回収が可能であり、曝気に係る電力量および余剰汚泥量の低減が期待される技術である。本稿では、MFCの原理や本研究で用いるMFCの特徴を解説するとともに、MFCの運転条件を変更した際の導入効果の比較結果を紹介する。

■特集:ごみ焼却施設の高効率発電・熱利用はどこまで行くか?
○新たなステージを迎えた高温高効率廃棄物発電
/公共投資ジャーナル社/吉葉正行
本稿では、高温高圧化方式による高効率廃棄物発電に関する歴史的経緯を再検証し、ここでの主要技術課題であったボイラ3次過熱器管(スーパーヒータ)における高温腐食問題と対策、そして今後の新技術動向ならびに政策課題などについて、私見を交えながら紹介する。

○廃棄物焼却炉ボイラの高効率化に向けた新クリーニング技術
/JFEエンジニアリング(株)/武山陽平
廃棄物焼却炉ボイラの高効率化にあたって、ボイラクリーニング技術は重要な技術である。本稿では、当社が開発し実機への適用に取り組んでいる、「水噴射クリーニング装置」と「圧力波クリーニング装置」の概要および適用事例について紹介する。

○小規模焼却施設の稼働時購入電力ゼロ実現
/(株)荏原製作所/井原貴行
当社が運営する稲葉クリーンセンターは南信州広域連合における1市3町9村のごみ処理を行っている。景観に配慮した和風の建築デザインで、災害時一時避難所の機能も有し、93t/日(46.5t/24h×2炉)という施設規模で、1炉運転時購入電力ゼロでの運転を実現した。本稿では、これらの取り組みと今後の展望について紹介する。

○廃棄物発電ボイラの更なる高効率化に向けた腐食抑制技術
/川崎重工業(株)/田中宏史
廃棄物発電ボイラの高温化には過熱器管の高温腐食による維持管理費の増大が課題となる。本稿では、高温ボイラのライフサイクルコスト(LCC)の低減に向け、当社の保有する腐食抑制技術である腐食センサ、腐食抑制材、圧力波式スートブローの概要について紹介する。

○ナノファイバー/ナノカーボン複合膜による溶存有機物の吸着除去
/名古屋大学/向井康人
近年、ナノファイバーが世界的に脚光を浴び、さまざまな製造技術や機能化技術が創出され、確立されている。環境分野においても、実用化に向けた応用研究が急速に進められている。本稿では、加熱融着法で製造したナノファイバー/ナノカーボン複合膜による溶存有機物の吸着除去について紹介する。

○浄水過程におけるイオン状シリカ共存下におけるPAC凝集効果
/九州大学/広城吉成
本稿では、微生物代謝物のモデル物質を用いて、その膜ファウリング特性を評価し、試料中の成分の組成比や溶液環境が濾過抵抗の増大にどのような影響を及ぼすのかを検討した取り組みについて紹介する。

○微生物代謝物による膜ファウリング現象
/名古屋大学/片桐誠之
本稿では、排水処理設備が抱えるさまざまな課題を解決し、省エネ、能力アップ、汚泥削減、薬品削減、ランニングコストの低減化を、既設への後付けで実現できる「オーザック排水処理システム」を紹介する。

■水処理分野
○ファインバブルを応用した排水処理技術
/エンバイロ・ビジョン(株)/豊岡正志
排水処理設備が抱えるさまざまな課題を解決し、省エネ、能力アップ、汚泥削減、薬品削減、ランニングコストの低減化を、既設への後付けで実現できる「オーザック排水処理システム」を紹介する。

■シリーズ
○フィールド・レポート
太平洋のイワシ、その遙かな旅路を探る
/T.Tech.Office/田村真紀夫

■連載
○静脈物流:ごみ収集・運搬よもやま話
1964東京オリンピック・ごみ収集の清掃革命
/循環物流システム研究所/井上 護

○下水汚泥処理施設のプラント化への挑戦20
第8次下水道整備5ヶ年計画時代
/NPO21世紀水倶楽部 清水 洽

■コラム
○いまさらですが、ラグビーの話
/HST

○フランスにおける環境保全
/環境工学研究所/星山貫一

○水道水はどこから来る?使った水はどこへ行く?
/下水道広報プラットホーム 荒井 健

■製品ガイド
○濁度計・SS計

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