日工の技術雑誌

環境浄化技術 2020年1・2月号
商品コード:
W2001-02

環境浄化技術 2020年1・2月号

販売価格/
3,388 円(税込)
通常価格/
3,388 円(税込)
■特集:CO2資源化・再利用技術の動向
○カーボンリサイクルの実現に向けて
/経済産業省
CO2を資源として捉え、これを分離・回収し、燃料や原料として再利用するカーボンリサイクルは、世界のエネルギーアクセス改善と脱炭素社会の実現という、世界規模の二つの大きな課題への対応を真に両立させるためのイノベーションとして期待されている。

○地球温暖化対策としてのCCUS(CO2回収・有効利用・貯留)について
/環境省/日坂 仁
本稿では、気候変動を巡る情勢等を概説するとともに、これらの課題解決に向けた脱炭素・循環型社会の構築に向けた環境省の取組みを中心に紹介する。

○CO2の有効利用技術の動向と展望
/東京理科大学/本田正義・杉本 裕
近年の資源・エネルギー・環境問題への懸念から、二酸化炭素(CO2)の削減が急務となっている。本稿では、工業的あるいは実験室レベルで行われている様々なCO2有効利用技術のうち、特に化学反応によって有用な化合物を合成するものを中心に、最近の動向を紹介する。

○CO2固定化・有効利用技術の概要
/(公財)地球環境産業技術研究機構/山田秀尚
地球温暖化対策は、気候変動による悪影響を軽減するように調整する「適応策」と、温室効果ガス排出に伴う大気中濃度上昇を抑制する「緩和策」に大別することができる。CO2固定化・有効利用は、温室効果ガスCO2の濃度を抑制する緩和策の一つである。本稿では、CO2固定化・有効利用の要素技術を概観し、地球温暖化緩和技術としてのCCUS技術開発の重要性について紹介する。

○二酸化炭素からの炭酸エステルおよびウレタン類の合成
/(国研)産業技術総合研究所/崔 準哲・深谷訓久
CO2は魅力的な有機合成の原料と考えられているが、原料として利用する場合、熱力学的に安定で反応性が低いことが問題になる。この問題の解決策としては、高エネルギー化合物である水素、アセチレン、小員環化合物、有機金属化合物などをCO2と反応させるか、生成物として低エネルギー(高酸化状態)化合物を選択することがあげられる。炭酸エステルおよびウレタン類は、後者の観点からCO2を原料として利用する反応のターゲットとして有望である。本稿では、CO2を原料とする炭酸エステルおよびウレタン類の合成についての研究成果を紹介する。

○地中貯留CO2の資源化・再利用技術
/(国研)産業技術総合研究所/前田治男
CO2の資源化・再利用化手法として、CCSにより地中に隔離貯留されたCO2を微生物反応によりメタンに変換し、有用資源として再利用する技術の構築を目指している。本稿では、油田に常在する微生物を利用した実験研究の成果、ならびに同技術の国内外油田での利用可能性について紹介する。

○人工光合成に関する国内外の技術動向とNEDOの技術開発の取り組み
/(国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構/山本祥史・佐川雅一
本稿では、当機構の「二酸化炭素原料化基幹化学品製造プロセス技術開発」(人工光合成プロジェクト)取り組みについて紹介する。ソーラー水素と二酸化炭素から化学品製造プロセス技術開発に関するプロジェクトである。

○大気中低濃度CO2活用を志向した回収・合成技術
/神戸学院大学/稲垣冬彦
大気中CO2は400ppmと非常に低濃度だが、換言すれば地球上どこででも手に入れることのできる炭素資源と捉えることができる。筆者は、大気中低濃度CO2活用を志向し、これまでに選択的CO2吸収・放出剤や、エネルギーフリーでのCO2をC1ユニットとして活用した合成技術を開発してきた。本稿では、これら一連の技術を紹介する。

○CO2を原料とする高効率合成ガス製造触媒(CT-CO2ARTM)
/千代田化工建設(株)/神田剛紀
当社が開発/商業化した新規合成ガス製造触媒(CT-CO2 ARTM触媒)は、従来触媒と比較して少ないCO2とスチームで合成ガスを製造することが可能である。これにより幅広いH2/CO比の合成ガスを従来触媒と比較して効率良く製造可能であり、CO2排出量の削減に寄与することが可能である。

○温室効果ガスの排出削減に向けたCO2の有価物への転換技術
/(株)IHI/鎌田博之
CO2の排出量を低減するためには、CO2の発生量を抑制する方法と、発生したCO2を回収して管理できる状態で保管、再利用する方法が挙げられる。今後、CO2の回収・再資源化を促進するには、CO2を様々な有価物に効率良く転換するカーボンリサイクル技術が必要となってくる。本稿では、当社が取り組んでいるカーボンリサイクル技術としてCO2の燃料化および化学原料化向けの新プロセスおよびその触媒について紹介する。

■特集:し尿・浄化槽汚泥処理及び汚泥再生処理の現状と動向
○し尿処理・汚泥再生処理の変遷と今後の行方
/(一財)日本環境衛生センター/松田圭二
現在、少子高齢化・人口減少社会の到来をはじめとして、し尿処理・汚泥再生処理を取り巻く状況は大きく変化してきている。本稿では、し尿処理・汚泥再生処理の技術史的変遷と取り巻く現状を整理し、今後の方向性や在り方について、検討を試みたい。

○群馬県におけるし尿処理施設の広域化・集約化について
/群馬県森林環境部環境局
当県は、平成29年3月に「群馬県一般廃棄物処理施設広域化マスタープラン」を策定し、一般廃棄物処理施設の広域化・集約化を進めている。本稿では、このマスタープランの内容を中心に、群馬県内のし尿処理施設における広域化・集約化の現状と今後の方針について紹介する。

○土壌微生物を活用したし尿処理の事例
/クボタ環境サービス(株)/城野晃志・山本哲也・安部 剛
本稿では、土壌微生物を活用したし尿処理方法であるASBシステムについて、(一財)日本環境衛生センターの廃棄物処理技術検証事業として実証試験を行った結果と、本実証試験直前に発生した東日本大震災からの復旧で、し尿処理施設が担った役割について紹介する。

○し尿処理場からのリン回収技術
/水ingエンジニアリング(株)/唯木嘉行・山本修司
リンは肥料として広く使用されているが、国内で消費する全量を輸入に頼っているため、下水やし尿などの排水からリンを回収する技術は、資源確保の観点から注目を集めている。当社ではリン回収設備にMAP法を採用し、また回収前段の前凝集分離(固液分離)に直接脱水設備(バリュースラッジシステム)を利用したPデニライトシステムを開発したので、本稿で紹介する。

○し尿処理への活性汚泥モデルの適用
/水ingAM(株)/本間康弘
本稿では、流入水について易分解性有機物と遅分解性有機物との有機物分画を行うことでし尿処理へのASM適用について検討、さらに、し尿処理の実施設へのアンモニアセンサー設置によるASM適用検証試験について紹介する。

■解説
○熱分解GC/MSを用いた水中マイクロプラスチックの分析
/大阪産業大学/谷口省吾

○下水及び下水処理水中の微細マイクロプラスチックの測定技術と調査事例
/千葉工業大学/亀田 豊

■コラム
○今年は2020年
/HST

○熊野三山古道56km歩き参詣旅日記
/惠谷資源循環研究所/惠谷 浩

■製品ガイド
○脱水機
/編集部

商品のご購入はこちらから

個数:

日本工業出版は技術誌・技術セミナーで日本のものづくりを応援しています

〒113-8610 東京都文京区本駒込6丁目3番26号 日本工業出版ビル TEL03-3944-1181(代) FAX03-3944-6826

PAGE TOP