I1912
■特集1:最新計測・検査技術が加工を変える
○自動化へと進む工作機械精度の評価技術
/広島大学/茨木創一
5軸加工機をはじめ、工作機械の加工精度を維持するために、誤差の測定と補正が必要である。その具体的な技術を解説する。
○工作機械の精度試験と校正を1台で担う装置 -エタロン社レーザーバーでマシニングセンタを高精度に管理-
/YKT/海瀬聖次郎
新たに開発されたツールを活用することで、マシニングセンタを高精度に維持管理するシステムを紹介する。
○計測データネットワークシステムとその活用
/ミツトヨ/中沢俊幸
インダストリー4.0、スマートファクトリーへの対応が求められ、計測データネットワークシステムの必要性が高まっている。現在の計測データ管理システムとこれからの可能性を解説する。
○立ち壁や穴の内径の測定が可能な最新非接触三次元測定機 -バーティカルフォーカスプロービング機能による新しい領域の測定-
/ユーロテクノ/小原史彦
これまで非接触測定機では、垂直立ち壁、内径面の測定は不可能とされていた。それを、「バーティカルフォーカスプロービング」という新しい測定手法で可能にした、新しい非接触三次元測定機を紹介する。
○高性能万能測長機の課題及び今後
/第一測範製作所/吉瀬淳一
ブロックゲージ、プラグゲージ、リングゲージ等のゲージ類、マイクロメータ、また、ダイヤルゲージ、ノギス、基準棒などの測定機器を対象に、測定・校正を行えるのが万能測長機である。ここでは、対象別に万能測長機の具体的な使い方を示すとともに、その課題にも解説する。
■特集2:殊加工技術への期待と最新技術
○パウダDED方式3次元金属積層造形機LAMDAの特徴と造形事例
/三菱重工工作機械/倉本博久
金属粉末による3次元積層造形手法のうち、デポジション(Direct Energy Deposition)方式を取り上げその積層原理と製品について紹介する。
○金属3Dプリンターと産業応用
/愛知産業/木寺正晃
3D金属プリンター分野における各種装置、また素材など、具体的な製品を取り上げ、紹介する。
○ワイヤ放電加工機へのニーズと対応技術
―最新ワイヤ放電加工機の特長―
/ソディック/酒谷幸男
ワイヤ放電加工機に求められる課題と、それらに応える新型の油ワイヤ放電加工機、大型ワイヤ放電加工機を紹介する。
■海外レポート:EMO2019にみる新技術
○最新切削工具と加工技術の動向
/松岡技術研究所/松岡甫篁
世界最大の工作機械見本市EMO2019が開催された。ここでは、会場で見られた最新の切削工具と加工技術を紹介する。
■注目技術
○ものづくりの世界に革命を起こす「アクアREVOドリルオイルホール」
/不二越/千場俊洋
昨年、基本要素を一新した、長寿命、高能率、多用途の新しいドリルを開発した。今回、シリーズとして特徴的なオイルホール付きドリルを開発、加工性能の大幅向上を実現している。
■連載
○【海外技術動向】「最新素材で工具寿命を改善」
/Manufacturing Engineering、Contributing Editor/Ed Sinkora/翻訳:Generative Arrows/矢生晋介
米国でのコーティング技術が転換点を迎えているという。その最新情報を解説する。
○【加工の現場から】「株式会社 田島軽金属」
/技術支援業/滝沢 満
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