日工の技術雑誌

環境浄化技術 2019年7・8月号
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W1907-08

環境浄化技術 2019年7・8月号

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■特集:下水道展'19横浜の見どころ
○下水道展`19横浜開催に寄せて
/国土交通省/森岡泰裕
現在、下水道の普及率は浄化槽などを含め9割に達したが、残る未普及対策、ハード・ソフト両面からの都市の浸水対策、合流改善や高度処理など水質改善対策、強靱な下水道システムに向けた地震対策、省エネ・創エネ対策など、今後も下水道ストックの効果的・効率的な形成を進めることが必要とされている。こういった課題を解決するヒントが満載され、下水道の魅力と底力を実感できる機会が下水道展である。多くの方々に最新の技術や知見に触れてほしいと考えている。

○様々な工夫を凝らした「下水道展'19横浜」
/(公社)日本下水道協会/岡久宏史
8月に、横浜市・パシフィコ横浜にて「下水道展'19横浜」が開催される。下水道展では、下水道事業の管理者である全国の地方公共団体等を対象に、全国の下水道関連企業・団体の日頃の技術開発の成果等に基づき、下水道に関する設計・測量、建設、管路資器材、下水処理(機械・電気)、維持管理及び測定機器等の最新の技術・機器等を展示紹介する。

○下水道展'19横浜における横浜市の取組について
/横浜市 環境創造局/竹内徹也
横浜市で開催される下水道展は平成20年の「下水道展'08横浜」以来、11年ぶりとなる。令和という新たな時代の幕開けにふさわしい「下水道展」となるよう、民間企業の皆さまをはじめ、国や地方自治体、NPO団体、教育機関など下水道事業に携わる多くの方々とともに下水道界を盛り上げるべく、下水道展会場のパシフィコ横浜を中心として周辺の「みなとみらい21地区」においても、「多様な主体と連携」しながら様々な取組を展開していくこととしている。

○下水道展'19横浜での出展内容の紹介
/(地共)日本下水道事業団/久保善哉
下水道展は、下水道に関する幅広い分野の最新の技術、機器等が一堂に会して展示・紹介され、地方公共団体や民間企業の方々をはじめ、さまざまな下水道インフラ関係者との幅広い情報交換ができる貴重な場である。日本下水道事業団(JS)もこの下水道展に出展し、関係団体ゾーンにて展示ブースを設置するほか、併催企画として、今年も技術報告会を開催させていただく。

○温室効果ガス削減を考慮した発電型汚泥焼却技術
/JFEエンジニアリング(株)/岡田悠輔
当社と日本下水道事業団、川崎市は、平成29、30年度下水道革新的技術実証事業(B-DASHプロジェクト)として、(1)廃熱回収型高効率発電技術、および(2)局所撹拌空気吹込み(二段燃焼)技術を適用した「温室効果ガス削減を考慮した発電型汚泥焼却技術」についての実証を実施した。本稿では、この実証事業において得られた成果について紹介する。

○耐硫酸性樹脂チェーンフライト式汚泥かき寄せ機
/住友重機械エンバイロメント(株)/柄澤俊康
下水処理場の沈殿池に設置する樹脂チェーンフライト式汚泥かき寄せ機が、水抜き時に硫酸によって劣化するという現象が報告されている。当社ではこの課題に対応するため、耐硫酸性樹脂を用いた「SRノッチ」を開発した。また、新規開発に際し、耐震性と維持管理性を一から見直し、それぞれ強化した。本稿では、「SRノッチ」の構造と特長について説明する。

○省エネ技術の実現と快適環境の創造に向けて
/三機工業(株)/田中信宏
「下水道展'19横浜」においては、従来型の特長を有しながらもさらなる省エネを実現した「エアロウイングII」、世界トップクラスの省エネを実現し、今まさに納入事例が増えつつある脱水機「SANDEC G3」と「過給式流動焼却炉」、そして平成30年度WOW TO JAPANプロジェクトにて海外実証実験を行った「DHS法」の四つの技術を中心に紹介する。

○低動力直胴型遠心脱水機の紹介
/(株)クボタ/進藤久史
近年の省エネルギー化ニーズの高まりに応えるべく、低含水率性能はそのままに、従来の直胴型遠心脱水機と比較して30%以上の消費電力削減を実現した低動力直胴型遠心脱水機について紹介する。

○水処理施設の異常検知・診断ソリューション
/(株)クボタ/高橋雅司・小松一登・陳 巨壹
国内の上下水道事業は施設の老朽化、人手不足、税収減少といった問題がある一方で、高度な維持管理やサービス品質が求められており、そうした状況下で、施設のライフサイクルコスト最小化が進められている。当社では様々な水環境インフラ設備を統一的に遠隔監視・診断するためのIoTシステムソリューション「KSIS」を開発したので、本稿でその概要について紹介する。

○持続可能な開発目標の実現のために
/月島機械(株)/森田真由美・澤原大道・後藤秀徳
当社は下水処理施設の計画から設計、建設、運転管理、さらに保守保全までのトータルマネジメントに取り組んでいる。「下水道展'19横浜」では、培った保有技術と最新の技術開発で水処理施設の新たな提案や環境負荷の低減を実現するコア製品を紹介する。

○自己熱再生型ヒートポンプ式高効率下水汚泥乾燥機
/(株)大川原製作所/君塚央修
当社は静岡県で1927年の創業以来、一貫して乾燥機の設計・製作・販売を行ってきた乾燥機専業メーカーである。現在では国内の下水処理場、し尿処理場および民間企業の廃水処理設備に汚泥乾燥機を納入し、環境分野での納入台数は累計1,000台以上に達している。このような豊富な納入事例と創業後92年間で培った経験を元に開発した革新的技術を「下水道展'19横浜」の場で紹介する。

○全りん/全窒素自動計測装置
/京都電子工業(株)/村岡達也
本稿で紹介する「WPA-1000形全りん/全窒素自動測定装置」は、これまでのWPA-58型の後継として改良を施しモデルチェンジした装置で、事業所排出水の水質(全窒素、全りん濃度)を1時間毎に同時計測し、窒素含有量およびりん含有量に係わる事業所排出水の汚濁負荷量を連続してモニタリングすることができる計測器である。

■特集:マイクロプラスチックの発生と抑制、その取り組み
○下水処理過程におけるマイクロプラスチックの除去過程
/京都大学/田中周平・垣田正樹・雪岡 聖・藤井滋穂/(国研)土木研究所 鈴木裕識/東京農工大学/高田秀重
我々研究グループでは下水中のマイクロプラスチックの測定方法を検討し、2017年4月〜2018年6月に、複数の下水処理場の処理工程別にマイクロプラスチックの存在量調査を実施した。本研究では、マイクロプラスチックの分析結果から処理工程別の負荷量を算出し、下水処理場における挙動について検討することを主目的とした。

○マイクロプラスチックによる海洋汚染
/九州大学/磯辺篤彦
いま世界の科学界では、海洋プラスチック汚染、あるいはプラスチック汚染に関する研究がホット・イシューとなっている。学界だけではなくG7やG20といった国際的枠組みの中でも、海洋プラスチックに関する言及が相次いでいる。本来は生物に無害であるはずのプラスチックが、なぜ科学界そして社会全体で強い関心を呼んでいるのだろうか。本稿では、海洋汚染の実態と将来について、特にマイクロプラスチックに焦点を当てて解説する。

○陸域〜河川〜海域におけるマイクロプラスチックの動態
/東京理科大学/二瓶泰雄
本稿では、陸域から河川、海域におけるマイクロプラスチックの動態(発生・排出・流下過程)に着目し、現在までの知見と今後の課題を記述する。特に、日本全国の河川におけるマイクロプラスチック汚染状況や発生源と考えられる市街地や家庭排水におけるマイクロプラスチック発生状況の一部について紹介する。

○海洋プラスチック問題への取り組み
/日本プラスチック工業連盟/岸村小太郎
プラスチックは私たちの暮らしに定着し、様々な生活分野や産業分野に貢献している。しかし、使用後の不適切な廃棄や、不十分な廃棄物管理等により、使用済のプラスチックが陸域から河川を通じて海洋に流出し、地球規模の問題になっている。本稿では、この海洋プラスチックごみ問題に対する日本プラスチック工業連盟の取り組みについて紹介する。

○デンプン系生分解性プラスチックとセルロースナノファイバー複合各種生分解性プラスチック複合材料
/GSアライアンス(株)/森 良平
当社においては最近デンプン系生分解性プラスチックの開発し、少量ずつサンプル出荷を進めていっている。一方で、当社はセルロースナノファイバー(CNF)と各種の熱可塑性プラスチックを複合化して、引張強度などの機械的強度を向上させることに成功している。各種の熱可塑性樹脂、及び各種の生分解性プラスチックとセルロースナノファイバーを複合化して商業化しているのは世界でも現在は当社だけであると思われる。本稿ではこれら当社独自の技術について紹介する。

○マイクロプラスチックを回収する海のごみ箱
/(株)平泉洋行/池田 隆
当社は化学品の専門商社であり、ISO 14001の活動の中で循環型社会を意識した企業活動に力を入れており、SDGsにおいて環境、廃棄物問題に積極的に取り組んでおり、海洋プラスチックごみ、マイクロプラスチックの問題がクローズアップされる中、「海洋浮遊ごみ回収装置SEABIN」をフランスから輸入し、日本の市場に紹介する。

■連載
○静脈物流:ごみ収集・運搬よもやま話21
ビルのごみ処理システム(4):ニューヨーク・シカゴの超高層ビル
/循環物流システム研究所/井上 護

○下水汚泥処理施設のプラント化への挑戦18
第8次下水道整備5ヶ年計画時代(平成8〜14年)
/NPO21世紀水倶楽部/清水 洽

■コラム
○おいしい珈琲、再び
/HST

○イタリアにおける水環境の保全状況(後編)
/環境工学研究所/星山貫一

■製品ガイド
○水処理用散気装置及び撹拌機

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