超音波テクノ 2019年5-6月号 PDF版

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超音波テクノ 2019年5-6月号 PDF版

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U1905-06
■特集:未来につなげる超音波技術2
○医用超音波分野における30年の進歩
/桐蔭横浜大学/竹内 真一
1990年以降、超音波診断装置の技は、フルデジタル超音波診断装置、3Dおよび4D超音波診断装置、ハーモニックイメージング、超音波エラストグラフィ、超音波内視鏡、血管内超音波画像診断装置、超音波顕微鏡と発展し続けた。また、診断装置以外に高密集束超音波を始めとする超音波治療技術も実用化されるなど、従来困難だった温存療法、脳腫瘍や膵臓癌の治療に光明が見えるようになった。この30年間は、医用超音波工学の大いなる飛躍の時代であった。本稿では、超音波診断、超音波治療に分けて、それぞれの技術の発展の様子を整理して紹介する。

○これからの超音波応用加工技術
/日本工業大学/神 雅彦
超音波振動を利用した材料加工技術の原理および現状について解説し、それらを踏まえて今後の技術を展望した。技術内容は、切削・研削技術、塑性加工技術、摩擦制御技術および接合技術に関してである。

■特集:強力超音波による金属の結晶組織の制御2
○固液系低周波強力超音波を利用した金属ナノ材料の合成
/東北大学/林 大和・藤田 恭輔・滝澤 博胤
40kHz程度の低周波領域の超音波は、洗浄機などで非常に身近に使用されている。低周波超音波キャビテーションは、強い物理的作用を有している。本稿では、固体と液体の界面における低周波超音波の物理的作用を利用した新しい金属ナノ材料合成プロセスについて紹介する。

■特集:超音波を使用した医療のあり方を探る1
○ポロキサマー分子の吸着が超音波照射によるマイクロバブルの振動特性およびライフタイムに与える影響
/同志社大学/田畑 拓・小山 大介・松川 真美/千葉大学/吉田 憲司/University of Strasbourg/Marie Pierre Krafft
超音波診断で造影剤として用いられるマイクロバブルは、将来的に新たな診断・治療技術への応用が期待されている。それらの技術に応用するため、膜材質が超音波照射によるマイクロバブルの振動とライフタイムに与える影響ついて検討した。

○波動逆伝播を用いた気泡キャビテーションの新たな観測法
/群馬大学/江田 廉・山越 芳樹
超音波DDS実現に向け開発した気泡キャビテーションの新たな観測法において、従来法では得ることができない信号の空間分布の時間発展を可視化することができ、機序解明に有効であることが期待される。

○柔軟性超音波探触子の開発と曲面からの画像化
/ジャパンプローブ(株)/田中 雄介
柔軟性超音波探触子を用いて曲面から超音波計測をした。単一振動子、リニアアレイ、マトリクスアレイの各探触子を用いて曲面から計測した。単一振動子はAモード、リニアアレイはBモード画像、マトリクスアレイはさらにCモード画像を取得した。本稿では、医用超音波への応用として歯肉や水晶体の計測、乳腺ファントム、手首ファントムの画像化について紹介する。

○細胞培養容器が音場に及ぼす影響
/桐蔭横浜大学/浅岡 直樹・岩城 咲乃・竹内 真一
本稿では、付着細胞に超音波を照射するのに適した付着細胞培養容器を開発するために有限要素法によるシミュレーションを紹介する。結果として、超音波照射用の培養容器は、底部の厚さが薄く、液面上部には吸音材を装着した構造が望ましいことを明らかにできた。

○大腸癌術後の転移性肝癌に対する超音波ガイド下ラジオ波焼灼療法
/愛媛県立中央病院/平岡 淳・村上 大晟・越智 麻理絵・泉本 裕文・植木 秀太朗・鶴田 美帆・吉野 武晃・相引 利彦・奥平 知成・大野 篤志・山子 泰加・岩崎 竜一朗・須賀 義文・森 健一郎・宮田 英樹・壷内 英治・二宮 朋之・吉山 広嗣・道堯 浩二郎
超音波診断装置の進歩は著しく、超音波ガイド下ラジオ波治療(RFA)は原発性肝癌治療において低侵襲な根治的治療として重要な役割を果たしている。切除困難な大腸癌の転移性肝癌の中にRFAが有効な症例も存在している。

○高周波プローブを用いた体外式腹部超音波での早期慢性膵炎所見の拾い上げの試み
/日本大学/松本 直樹・小川 眞広・今津 博雄・森山 光彦/鶯谷健診センター/片山 和弥
早期慢性膵炎の診断は超音波内視鏡所見により行うが、今回体外式超音波の高周波プローブで所見の有無を評価した。18.4%でMajor 1項目を含む2項目以上陽性で、腹痛・背部痛を訴えた1例に超音波内視鏡を行ったが膵実質に異常所見は見られなかった。

○前置血管の診断と管理
/聖マリアンナ医科大学/佐々木 貴充・長谷川 潤一・鈴木 直
前置血管は、胎盤や臍帯に支持されない卵膜血管が胎児先進部以下の内子宮口を横切って走行する異常であるため、超音波診断されていないと極めて児の予後が悪い。本稿では、前置血管の超音波スクリーニングが、いかに重要であるかを示した2例を提示し紹介する。

○甲状腺専門病院における超音波検査の役割
/やました甲状腺病院/進藤 久和・山下 弘幸
甲状腺診療において超音波検査は重要な検査である。甲状腺専門病院である当院では、超音波検査報告書を手術記録や病理組織検査に活用している。検査者のフィードバックに繋がり、診断能の向上にも寄与している。

○前立腺膿瘍治療における超音波検査の役割
/昭和大学/押野見 和彦・冨士 幸蔵・小川 良雄
前立腺膿瘍治療における経直腸超音波は低侵襲で簡便のため、ドレナージの際も用いられる。しかし、治療に関するガイドラインは存在しない。我々は膿瘍の形状を分類し、当施設における症例の臨床的検討を行った。

○超音波ドプラ法を用いた腎うっ血の経過観察
/大垣市民病院/坪井 英之
心不全とは、ADL低下を主に規定する労作時息切れの主因たる肺におけるうっ血と生命予後に関連する腎臓をはじめとした主要臓器のうっ血が生じた病態である。今回われわれは、TLV投与による腎うっ血の改善を腎ドプラエコーにより観察したのでこれを紹介する。

○光超音波トモグラフィにおける光超音波信号の初期位相の補正による深さ分解能の改善に関する研究
/富山大学/長岡 亮/東北大学/吉澤 晋・梅村 晋一郎・西條 芳文
我々が提案した光超音波信号の特性に基づいたWienerフィルタと閾値処理とを組み合わせた三次元再構築手法において、初期位相を補正することで、深さ方向に生じるタイムサイドローブの抑制が可能となる。本稿では、深さ方向の空間分解能の改善に関して紹介する。

○神経筋超音波検査の実際
/徳島大学病院/野寺 裕之・高松 直子
超音波機器性能の向上により、末梢神経や骨格筋が高解像度で描出可能となっている。MRIやCTと比べて検査禁忌が少なくベッドサイドで検査可能なエコー検査は、小児、寝たきり患者、人工呼吸器装着患者などに容易に施行可能である。本稿では、最近の知見を紹介する。

○心房細動に対するカテーテルアブレーション後に発症した脳梗塞例の心臓超音波検査所見
/日本医科大学/下山 隆・松本 典子・西村 拓哉・武井 悠香子・西山 康裕・木村 和美
心房細動患者に洞調律維持を目的として高周波カテーテルアブレーション(RFCA)が普及しているが、RFCA後に発症した脳梗塞症例の臨床的特徴や心臓超音波所見に関する検討はない。本稿では、RFCA後の心臓音波所見及び塞栓症発症リスクに関して紹介する。

■解説
〔強力超音波の応用〕
○ハイブリッド固相接合法による厚肉アルミニウムの接合(第2報)
/ソノヤラボ(株)/園家 啓嗣
ハイブリッド固相接合装置を開発し、厚肉丸棒形状やパイプ形状のアルミニウム及びその合金を大気中で短時間に少ない変形量で接合させることができるようになった。本稿では、Znインサート材を接合面に挿入して超音波接合することによって接合強度を向上させることを検討したので紹介する。

〔非破壊検査〕
○レーザプロービング法による強化ガラス表面のRayleigh波位相と残留応力の関係
/秋田大学/今野 和彦
レーザ光を超音波のプローブとして用いた方法を応用するべく、強化ガラス表層の残留応力領域を伝搬する表面波であるRayleigh波超音波を、レーザ光の反射法によるプロービングにより測定し、表層残留応力と伝搬超音波の位相の関係について検討した。本稿では、新しい非破壊検査法としての本方法の可能性について紹介する。

■連載
○超音波接合の基礎とその応用 第5回
アルミ異種金属の超音波接合
/ソノヤラボ(株)/園家 啓嗣

■研究室紹介
○首都大学東京 システムデザイン学部 電子情報システム工学科 五箇研究室
/首都大学東京/五箇 繁善

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